スラング「seriously」は「マジで」という意味で使う英単語になります。スラング「seriously」は「マジで」以外にも意味と使い方がありますので、一つずつ解説していきます。また「serioiusly」は常にスラングとして使うわけではありません。フォーマルな使い方もありますので、それらも紹介していきます。
※音声付き例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になっております。
「seriously」の基本的な意味の1つ目は「ひどく、深刻に」になります。 「seriously」は副詞なので、形容詞や動詞、副詞を修飾します。 例えば、「be seriously ill」で「重病だ」、「be seriously injured」で「重傷だ」という意味になります。
などと同義になります。 例文です。
He was seriously ill and had to step down as the CEO of Apple Inc.
彼は重病だったので、アップル社の社長を辞退しなければならなかった。
She was not seriously injured. She just got some cuts.
彼女は重傷ではありません。いくつかかすり傷を負っただけです。
「seriously」には「深刻に、真面目に」という意味もあります。
などの形でよく使います。
Are you seriously thinking of marrying her?
彼女と結婚することを真剣に考えてるの?
The large IT companies such as Apple and Google need to take users' privacy seriously.
アップルやグーグルなどの大手IT企業は、ユーザーのプライバシー(守ることの大切さ)を真剣に受け止める必要がある。
「take it serious」と口語で言う場合もありますが、正しくは「take it seriously」になります。 「take it serious」は「take it easy」からの類推だと思われます。
ここからはスラングの「seriously」について解説していきます。
文頭で「Seriously,」と話を切り出すと「マジな話、」という意味になります。 会話の最初に「seriously」を使うことで、これから自分が大切な話をすることを相手に伝えることができます。
など、様々な言い回しがありますが、意味はどれも同じです。 この会話の冒頭で使う「seriously」は必ずしもスラングというわけではありません。
などの表現を使えば、フォーマルな場面でも使うことができます。 例文です。
Like seriously, I miss my ex.
てかマジな話、元カノが恋しいわ。
Seriously, man, you can't do that.
マジな話さ、お前そんなことしたらまずいよ。
Seriously now, did he really say that?
冗談はさておき、彼は本当にそんなこと言ったんですか?
相手の発音に対して「Seriously?」と答えると「マジで?」という意味になります。 「真面目な話なの?」「本気で言ってるの?」というニュアンスになります。 「Are you serious?」と言っても同じ意味になります。 より強調した表現には「You can't be serious.」と言います。 これらの表現は友達間でくだけた表現としても使えますし、ビジネスシーンなどで「本当ですか?」というニュアンスでも使うこともできます。
"I heard that Tetsuya Komuro is going to retire." - "Seriously? I'm a hardcore fan of his."
「小室哲哉が引退するらしいよ」-「マジ?おれ、彼の大ファンなのに」
"My son got accepted into the University of Tokyo!" - "Are you serious? Congratulations!"
「私の息子が東大に受かりました」-「本当ですか?おめでとうございます!」
「No but seriously」「But seriously」で「いやでもマジで」という意味になります。 冗談を言ってるつもりじゃないのに笑われたときに「いや本当の話だよ」というニュアンスで使います。 また、冗談っぽく本当のことを言った後に、「これ結構本気だけど」というニュアンスでも使います。 冗談を言ったのにあまりウケなかったときに、後押しする意味合いでも使われます。
"I got the dog's poop on my shoes this morning." - "Hahahaha." - "But seriously. That's why I was late for work."
「今朝犬のフンをふんじゃったよ」-「ははははっ」- 「まじだよ、それで会社遅れたんだから」
She is so dumb! No but seriously, she might has a learning disorder.
彼女はちょーバカだ。いやでもマジで、彼女は学習障害かもしれない。
「seriously」は単に形容詞を修飾して「かなり、ちょー」という意味でも使います。
などと置き換えることが可能です。
He is seriously stupid.
あいつはマジでバカだ。
「Seriously?」以外の「マジで?」の英語表現で最も一般的なのが「Really?」になります。 「Really?」はフォーマルにもカジュアルにも使われます。
"My father got in a car accident earlier today." - "Really? Is he Okay?"
「今日父が交通事故にあいました」-「本当?お父さん大丈夫なの?」
「Really?」よりも口語的な「マジで?」には「For real?」があります。「s」をつけて「For reals?」とするともっとカジュアルになります。 「for real」のように「for+形容詞」の組み合わせは、くだけた表現になります。 その他にも「for sure」などがあります。
"You are not going to believe me, but I'm getting married!" - "For real? Congrats!"
「信じないだろうけど、私結婚します!」-「まじ?おめでとう!」
「No way!」という表現も存在します。「うそでしょ」「ありえない」「まじかよ」というニュアンスで使います。 「Seriously?」「Really?」などよりも信じられないという気持ちが強い表現になります。
"I met Lady Gaga on the street now!" - "No way! Don't lie to me!"
「今、道でレディー・ガガにあった!」-「そんなわけないだろ!嘘つくな!」
「You're kidding me!」「Are you kidding me?」は「冗談でしょ?」という意味のフレーズになります。 「まさか」というニュアンスで使います。
"I lost my wallet again." - "You're kidding me. Isn't that the second time this month?"
「また財布なくしちゃった!」-「冗談でしょ?今月二回目じゃない?」
「Get outta here!」の「outta」は「out of」の略で、直訳は「ここから出て行け」という意味になります。 「Get outta here!」は「まさか」「そんなばかな」という意味でも使います。
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