「悪天」と「荒天」という言葉をご存知でしょうか。「悪天のため中止」「荒天だから家にいる」などと使います。では、「悪天」と「荒天」はどのような意味なのでしょうか。この2つの言葉は、天気予報で聞くことが多い言葉ですが、いまいち意味が分からないという方が多いかもしれません。似たような感じがしますが、「悪天」と「荒天」はそれぞれ意味が異なります。正しく使うためには、意味について適切に知っておく必要があります。そこで今回は「悪天」と「荒天」の使い分けについて解説していきます。意味を知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「悪天」・・・雨や曇りなど、天気が良くないこと 「荒天」・・・風や雨などの勢いが強くて、天気が良くないこと
「悪天」と「荒天」はどちらも「悪天候」を表しますが、「荒天」の方が状態がより悪いです。
「悪天」は<あくてん>と読みます。 「悪」は音読みで「アク・オ」、訓読みで「わるい・あし・にくむ」と読みます。 「悪」は「良い状況ではないこと、不快であること」を意味します。 「天」は音読みで「テン」、訓読みで「あめ・あま」と読みます。 「天」は「雲行き、天候」を意味します。 「悪天」の意味は「天候が良くないこと、悪い天気」です。 雨だったり、曇りだったり天候が良くない状態の場合に「悪天」を使います。 「悪天」の類語には、「悪天候」「天候不順」「荒れ模様」「雨天」「雨模様」「雨降り」などがあります。 対義語は「好天」です。「好天」は「天気が良いこと、良い陽気」を意味します。
例文
「荒天」は<こうてん>と読みます。 「荒」は音読みで「コウ」、訓読みで「あらい・あれる・あらす」と読みます。 「荒」は「勢いが強いこと、あらあらしいこと」を意味します。 「天」は音読みで「テン」、訓読みで「あめ・あま」と読みます。 「天」は「雲行き、天候」を意味します。 「荒天」の意味は「風雨の勢いが強い天候、悪い天気」です。 雨がパラパラと降って、風が少し吹いている状態ではなく、大雨や台風並みに風雨が激しいときに「荒天」を使います。 「荒天」の類語には、「雨天」「風雨が強まる」「暴風雨」「大しけ」「嵐」「荒れ模様」などがあります。 「荒天」の対義語も「好天」となります。
例文
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