「毎年(まいとし)」の意味は、ある年だけでなくどの年も同じであることです。「例年(れいねん)」の意味は、ある年だけでなくだいたいどの年も同じであることです。「平年(へいねん)」の意味は、天候や農作物の収穫が並みで普通の年であることです。「平年」は、「平年並み」「平年値」のように天気予報で使われることが多い言葉です。
「毎年」・・・ある年だけでなく、どの年も同じであること 「例年」・・・ある年だけでなく、だいたいどの年も同じであること 「平年」・・・天候や農作物の収穫が並みで、普通の年であること
「毎年」と「例年」は似ていますが、意味が異なります。 「体育祭は毎年5月に開催される」だったら「間違いなくどの年も5月に開催する」、 「体育祭は例年5月に開催される」だったら「6月に行う年もあるけれど、ほとんどの年は5月に開催する」を意味します。
「毎年」は<まいとし>もしくは<まいねん>と読みます。 「毎」は音読みで「マイ」、訓読みで「ごと」と読みます。 「毎」は「その都度」を意味します。 「年」は音読みで「ネン」、訓読みで「とし・とせ」と読みます。 「年」は「 一二か月を単位とする時」を意味します。 「毎年」の意味は「ある年だけではなく、どの年も同じであること」です。 例えば、「そのイベントは毎年開催されている」だったら「そのイベントは間違いなくどの年も行われていること」を意味します。 よく使う表現に「毎年恒例」があります。「毎年恒例の行事」「毎年恒例となっている」などと言えます。 これは、「毎年、決まっていて行うこと」を意味しているので、「ある年はやらない」ではなく「毎年行なっている」ということになります。 「毎年」の類語には、「各年」「年ごと」「歳々」「年々」などがあります。
例文
「例年」は<れいねん>と読みます。 「例」は音読みで「レイ」、訓読みで「たとえる・ためし」と読みます。 「例」は「以前からと同じように行う物事」を意味します。 「年」は音読みで「ネン」、訓読みで「とし・とせ」と読みます。 「年」は「 一二か月を単位とする時」を意味します。 「例年」の意味は「ある特定の年だけではなく、たいていの年は同じであること」です。 例えば、「BBQは例年7月に行っている」だったら「BBQは8月に行うこともあるけれど、だいたい7月に行っている」を意味します。 よく使う表現には「例年通り」「例年並み」があります。 それぞれ「いつもの年と同じように」「以前と同じような、平均的な程度」を表します。 「例年」の類語には、「通例」「普通」「長年」「隔年」「連年」などがあります。
例文
「平年」は<へいねん>と読みます。 「平」は音読みで「ヘイ・ビョウ・ヒョウ」、訓読みで「たいら・ひら」と読みます。 「平」は「普通のこと。特定のことではないこと」を意味します。 「年」は音読みで「ネン」、訓読みで「とし・とせ」と読みます。 「年」は「 一二か月を単位とする時」を意味します。 「平年」の意味は、
です。 「平年」は天気予報で使われていることが多く、「平年並み」「平年値」などと言います。 「平年値」「平年」は平均的な天気を表す時に使う言葉として使います。よく「平年より4日早い」などと使われ、この「平年」は「過去30年間の平均的な値」を表しています。 例えば、「4月1日は平年並みの気温」だったら「過去30年間の4月1日を平均した気温」を表します。 「平年」の類語には、「西紀」「同年」「暦年」「当年」「半歳」「閏年」などがあります。
例文
「毎年(まいとし)」「例年(れいねん)」「平年(へいねん)」 のどれを使うかで迷った場合は、どの年も同じである場合は「毎年」を使い、特定の年だけではなくたいていの年は同じである場合は「例年」を使い、天候や農作物の収穫が並みで普通の年であることを表す場合は「平年」を使うと判断します。 例えば、どの年も変わらず10月に運動会を行っているなら「毎年」を使います。
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