「対比」と「比較」という言葉をご存知でしょうか。「対比する」「比較する」と言いますよね。では、「対比」と「比較」はどのような違いがあるのでしょうか。どちらも物事を比べるときに使う言葉ですが、あまり違いはないように思ってしまいますよね。しかし、「対比」と「比較」はそれぞれ意味が異なります。日常会話でもよく使う言葉なので、違いについてきちんと知っておく必要があります。そこで今回は「対比」と「比較」の使い分けについて解説していきます。違いを適切に覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
▶︎「対比」
▶︎「比較」
例えば、 「運動神経が良く常にレギュラー入りを果たすAさんと、運動神経が悪く常に補欠扱いのBさんを比べる」==>「対比」 「ライバル関係にあり、レギュラー争いにいつも名前を並べるCさんとDさんを比べる」==>「比較」 となります。
「対比」は<たいひ>と読みます。 「対」は音読みで「タイ・ツイ」、訓読みで「むかう・こたえる」と読みます。 「対」は「両者が向かい合うこと」を意味します。 「比」は音読みで「ヒ」、訓読みで「くらべる・ころ・たぐい」と読みます。 「比」は「両者を並べて見くらべること」を意味します。 「対比」の意味は「二つのものを見比べて、違いや性質を明確にすること」です。 「対比」する対象としては、二つのものとなります。 特性が相違する物事や人を比べることによって、その違いや特徴がより際立つことを表します。主に「対比する」という形で用います。
例文
「比較」は<ひかく>と読みます。 「比」は音読みで「ヒ」、訓読みで「くらべる・ころ・たぐい」と読みます。 「比」は「両者を並べて見くらべること」を意味します。 「較」は音読みで「カク・コウ」、訓読みで「くらべる・あきらか」と読みます。 「較」は「並べてみて見くらべること」を意味します。 「比較」の意味は「二つもしくは三つ以上のものを見比べて、その違いについて考えること」です。 「比較」する対象としては、二つまたは二つ以上あるものとなります。 あるレベルを元にして、物事の機能や人の実力などを比べる場合に「比較」を用います。差異を知ることで、ものの優劣が明らかとなります。 主に「比較する」という形で用います。
例文
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