「違う(ちがう)」と「異なる(ことなる)」の意味は、どちらもある物事が他の物事と別であることです。「違う」は、間違えているという意味で使うこともできますが、「異なる」は間違っているという意味では使いません。また、「異なる」は文章語として使われることが多いです。
▶︎「違う」・・・二つ以上の物事が、ある事に関して合わないこと。普通の状態と合わないこと ▶︎「異なる」・・・二つの物事の間に差が生じていること
「違う」と「異なる」はどちらも「ある物事が他の物事と別であること」を表す語です。 「違う」は「ある状態からずれていて、正しくないこと」、「異なる」は「他の物事と比較して、差があること」を表します。 「違う」は「間違っている」という意味で使いますが、「異なる」はこの意味では使いません。 「異なる」よりも「違う」の方が、否定的でやや強めのニュアンスを伴います。 例えば、「意味が違う」「意味が異なる」と言った場合は、「AとBの意味が別であること」ですが、「意味が違う」は意味が正しくない、間違っているという意でも用います。 「違う」は話し言葉として、「異なる」は少々堅い表現なので文章語として使うことが多いです。 学問においては、主に数学で「異なる2点」などと、「異なる」を用いることがほとんどです。
「違う」は<ちがう>と読みます。 「違」は音読みで「イ」、訓読みで「ちがう・ちがえる・たがう」と読みます。 「違」は「食いちがっている。従っていないこと」を意味します。 「違う」の意味は「二つ以上の物事が一致しないこと。正しくないこと」です。 「違う」は「ある事物とは別のものである。普通の状態からずれている。適切であるもの合っていない」という場合に使います。 「約束とは違う」「意味が違う」といったように正しい状態から離れているという意味や、「頭の出来が違う」「格が違う」などと他のものよりも秀でているという意味で用いることもできます。 言い回しとしては、
などとなります。
例文
「異なる」は<ことなる>と読みます。 「異」は音読みで「イ」、訓読みで「こと」と読みます。 「異」は「他のものと別であること」を意味します。 「異なる」の意味は「ある物事が別の物事と同じでないこと」です。 ある物事と対象となる物事の間に、明らかに差がある場合に「異なる」を使うことができます。 例えば、「事実とは異なる」と言った場合は「ある話が実際の話と比べてみて、同じではないこと」を表します。 間違いではないけれど、事実とは少し差があるというニュアンスが込められます。 「異なる」は数学用語として用いることもあり、「異なる二点」「異なる二つの線」などと言えます。
例文
「違う(ちがう)」と「異なる(ことなる)」の意味は、同じです。 「形が違う」と「形が異なる」、「前回と違う」と「前回と異なる」など、どちらを使っても間違いではありません。 「違う」は口語でも文章語でも使われますが、「異なる」は文章語として多く使われ、「違う」に比べて硬い表現です。 論文や数学などでは「面積の異なる二つ図形」というように、「違う」よりも「異なる」が使われます。
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