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「主体的」「自主的」「積極的」「能動的」の違いと使い分けとは

「主体的」「自主的」「積極的」「能動的」の違いと使い分けとは

「主体的」「自主的」「積極的」「能動的」という言葉をご存知でしょうか。「主体的に行動する」「自主的に取り組む」などと、見聞きしたことがあると思います。では、それぞれの意味についてしっかりと理解しているでしょうか。4つとも似ている感じがしますが、意味が異なります。何気なく使っていた、違いなど気にせずに使っていたという方が多いかもしれません。正しく使うためには、違いについてきちんと知っておく必要があります。そこで今回は「主体的」「自主的」「積極的」「能動的」の使い分けについて解説していきます。違いを適切に覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!

「主体的」「自主的」「積極的」「能動的」の違い

▶︎「主体的」・・・やるべき事が決まっていないが、他から強制されるのではなく、状況に応じて自らの意思で行うさま ▶︎「自主的」・・・やるべき事が決まっているものを他からの干渉がなくても、自然と自分から進んで行うさま ▶︎「積極的」・・・他からの作用に関係なく、意欲的に物事を行ったり、他に働きかけたりするさま ▶︎「能動的」・・・自らが他人に呼びかけたり、何かを訴えることで他のものに影響を及ぼすさま

「主体的」の意味と使い方

「主体的」の意味は「ある行動や意見などをなすとき、自分の意志や判断によって働きかけるさま」です。 他のものに影響されるのではなく、状況を見ながら、自己の純粋な立場によって行動する様子を表します。 「主体」は「組織や事柄の中心となるもの。動作を他に及ぼすもの」を意味します。 「主体的」はどんな状況でも、やるべき事を行うだけでなく、自分の意思で行動することを表す場合に使います。 何をするべきなのか明確になっていない状況で、自分の考えを活かして行動する際に用いるのが適します。 「主体的」は「どういった行動をするか」ではなく、「どういった理由で行動するか」という点を重視しています。 例えば、「食べたいから食べる」といった訳で食べることは、「主体的な行動」とは言いません。「栄養を取るため、食べ物を食べる」とはっきりとした目的を持ち、自分から行動した時は「主体的な行動」と言えます。

例文 ・しっかりとした目的を持っている人は、主体的な判断を下すことができる。 ・主体的に難しい問題に取り組むことで、何か新しい事を発見できるだろう。 ・彼女は主体的に判断することができるので、とても頼りになる。 ・命令通りに盲目的に従うのではなく、もっと主体的に行動しないと駄目だよ。 ・もう少し意識して、主体的に考える力を身につけられるようにしよう。 ・自分のためにも、もう少し主体的な行動をしようと思う。 ・主体的に行動するためには、何事も恐れずに挑戦していく気持ちが大事だ。

「自主的」の意味と使い方

「自主的」の意味は「他からの世話や保護などを受けずに、自ら進んで事を行うさま」です。 やるべき事が決まっているときに物事を進んで行う様子、他からの働きかけがなくても自然とする様子を表します。 「自主」は「他からの保護を受けずに、独立して行動すること」を意味します。 「自主的」は行う目的が明確で、それを達するために率先して行動することを表す場合に使います。 例えば、「自主的に練習しなさい」と言われた場合は「練習はしなくてはいけないことだから、人から言われなくて自分から練習するようにするべき」という気持ちが込められています。 このように、「自主的」は行うべき事を他の指示や干渉などがなされる前にする、という場合に用いるのが適します。

例文 ・自主的に行動できる人は、高い評価を得やすい。 ・先生に言われなくても自主的に練習したことで、成果が出た。 ・彼は自主的なので、わざわざ何かを言わなくても事を進めている。 ・自主的に勉強できると、より良い成績を残せるだろう。 ・まだ習っていない箇所については、自主的に学習するようにしている。 ・会議など大事な場面では、自主的に発言するように意識している。 ・生徒たちに、自主的に物事に取り組めるよう指導する。

「積極的」の意味と使い方

「積極的」の意味は「自ら物事を進んでしようとするさま」です。 他からの作用に関係なく進んで物事を行ったり、意欲を持って何かを行う様子を表します。 「積極」は「対象に対して進んで働きかけること。意欲的に行動すること」を意味します。 「積極的」は、自分から進んで物事を行うことを表す場合に使います。 例えば、「積極的に発言する」といった場合は「自分から進んで発言する」という意味になります。 また、他からの働きかけに応じて行動する場合、他へ働きかける場合にも使います。 「積極的」は実際に行動に移す、という場合に用いるのが適します。

例文 ・集会には積極的に参加するようにしている。 ・思ったことを積極的に述べることはとても良いが、言い過ぎは良くない。 ・彼女は積極的に学級委員長に立候補したが、当選しなかった。 ・どれだけ大変でも、難題に積極的に取り組んでみる。 ・あの人はとても積極的で勇敢な人物なので、好感が持てる。 ・この建物は防災対策に積極的に取り組んでいる。 ・彼女は積極的に男性にアピールしているものの、誰も振り向かない。

「能動的」の意味と使い方

「能動的」の意味は「自ら他のものに働きかけるさま。影響を及ぼすさま」です。 他者から強制されることなく、自分から働きかけることを表します。 「能動」は「自己の作用を他に及ぼすこと。はたらきかけ」を意味します。 「能動的」は自分のために行動するのではなく、他人に呼びかけたり、何かを訴えることで、新しい繋がりを生み出していくような働きかけを表す場合に使います。 「能動的な行為」とした場合は、「自分から他へ働きかける行為」を表します。 例えば、自分の思いをホームページに公開して、他者に働きかけることが「能動的な行為」です。 「能動的」はあくまでも「自分から」ということなので、「知人の勧誘を能動的に受ける」などとは言うことができません。この場合、自分から知人を勧誘するのが「能動的」となります。

例文 ・企業の多くは能動的な人材が必要であると考えている。 ・仕事を順調に片付けていくためにも、能動的に行動する。 ・能動的に地域のボランティア活動に参加する。 ・彼女は能動的に外国人留学生との交流を図っている。 ・能動的に世の中と関わっていくことで、何か分かることがあるはずだ。 ・能動的になるためには、まず行動に移すことが大切だ。 ・彼は能動的でリーダーに向いている人物である。

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