1. TOP
  2. 日本語の意味と使い方
  3. 「心境」と「心情」の意味の違いと使い分け
「心境」と「心情」の意味の違いと使い分け

「心境」と「心情」の意味の違いと使い分け

「心境」と「心情」という言葉をご存知でしょうか。「心境を語る」「心情を察する」などと使います。では、「心境」と「心情」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。日常会話でも使う表現なので、知っている方も多いかもしれません。しかし、言葉は知っていても何気なく使っているため、意味はよく分からないという人もいると思います。正しく使うためには、それぞれの意味について覚えておく必要があります。そこで今回は「心境」と「心情」の使い分けについて解説していきます。違いを適切に知って、上手く使い分けできるようにしましょう!

「心境」と「心情」の違い

「心境」・・・ある状況に至るまでの心の状態 「心情」・・・まだ言葉に発していない心の状態

「心境」と「心情」は意味が異なります。 「心境」と「心情」の違いを明確にするには、それぞれの漢字の意味を知っておく必要があります。 「境」は「置かれている様子」、「情」は「物事に感じて起こる心の働き」を表します。 「心境」は「自分が置かれている状態に対して思っていること」、「心情」は「ある物事に対して思っていること」という意味になります。

「心境」の意味と使い方

「心境」は<しんきょう>と読みます。 「心」は音読みで「シン」、訓読みで「こころ」と読みます。 「心」は「気持ち。精神」を意味します。 「境」は音読みで「キョウ・ケイ」、訓読みで「さかい」と読みます。 「境」は「置かれている様子」を意味します。 「心境」の意味は「精神の状態。こころもち。胸のうち」です。 その時の心のうちやどう思っていたかを表します。 よく「心境の変化」と言います。これは「気持ちや考えが変わるさま」を意味します。今までとは違った考え方や意見を持つことを表す場合に使うことが多いです。 言い回しとしては、 ・複雑な心境 ・心境を吐露 ・心境を語る ・心境に至る ・心境を察する などとなります。 「心境」の類語には、「心理状態」「精神状態」「境地」「域」「高み」などがあります。

例文 ・何が起きたかについては知らないが、彼女に心境の変化があったようだ。 ・どういう心境の変化か、運動嫌いだった彼が野球を始めた。 ・無事にプロジェクトを成功させたグループの代表者に、今の心境を聞くことにした。 ・どのような心境で、人にあんなひどいことができるのか疑問に思ってしまう。 ・彼はテレビ番組に出演して、世界大会の決勝戦で惨敗した当時の心境を語った。 ・娘が結婚することはとても嬉しいが、少し寂しい気持ちもあり、複雑な心境に至る。 ・Aくんが大切にしていたパソコンをふざけて壊した彼は、今どんな心境なのだろうか。 ・明鏡止水の心境で何事も受け入れられるようになりたい。

「心情」の意味と使い方

「心情」は<しんじょう>と読みます。 「心」は音読みで「シン」、訓読みで「こころ」と読みます。 「心」は「気持ち。精神」を意味します。 「情」は音読みで「ジョウ・セイ」、訓読みで「なさけ」と読みます。 「情」は「物事に感じて起こる心の働き。気持ち」を意味します。 「心情」の意味は「心の中で感じていること。気持ち」です。 物事に感じることによって、生じる感情や心の中で思っていることを表します。 例えば、勉強をしているとき、それとは別に『彼は何をしているのだろう?』といったように全く関係ないことを思ってしまうことがありますよね。 こうした感情を「心情」と言います。 言い回しとしては、 ・心情を抱く ・心情を察する ・心情を述べる ・心情を思うと ・心情的 などとなります。 「心情」の類語には、「感情」「心地」「情感」「気持ち」「気分」「センチメント」「心模様」などがあります。

例文 ・彼は鈍感なので、一向に彼女の心情に気づかない。 ・被害者の心情を察して、詳しい事情は聞かない。 ・同じような経験をしているので、彼の心情が分かる気がする。 ・こうした心情は、なかなか他の人に言うことはできない。 ・本の内容を理解するには、主人公の心情を読み取ることが必要だ。 ・犯人の心情を理解することはできるが、決して悪事はしてはならない。 ・何十年も一緒にいると、心の奥に秘めている心情がだいたい分かるものだ。 ・困難にも一人で挑み続けた彼女の心情を思うと、涙が出てくる。

日本語を学ぶのにおすすめの書籍

敬語の使い方が面白いほど身につく本

元NHKアナウンサーの著者が教科書通りの敬語ではなく、様々なシーンで使うことができる生きた敬語表現を紹介しています。文法的に正しい敬語でも、言い回しや場面によっては相手に不快感を与えてしまう場合があります。こちらの本では ”気の利いた敬語” の使い方を、言葉のプロがコンパクトに解説しています。

この本の詳細を見る

伝え方が9割

同じ内容でも伝え方次第で結果が全く変わってしまう。そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?実は言葉の選び方や順序には公式があり、それに気付きさえすれば、ビジネスシーンだけではなく人生全般でのコミュニケーションを円滑にすることができます。こちらの本では、相手の返事を「ノー」から「イエス」に変える具体的な方法が体系化されています。

この本の詳細を見る

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

偏差値35だった筆者が、二年間の浪人と東大合格の末にたどり着いた読書術を余すところなく大公開しています。文章を読み込む力や論理的に整理する力などが劇的に向上する実践的な読み方が分かりやすく解説されています。仕事・勉強の生産性を上げたい人にも読書嫌いにも効果テキメンの一冊です。

この本の詳細を見る

こちらの記事もチェック

Article 8 thumb

ビジネスにおける「恐縮です」「恐縮ですが」の意味と使い方

eigobu.jp
Article 1 thumb

ビジネスシーンや挨拶における「ご指導ご鞭撻」の使い方と意味

eigobu.jp
Article 17 thumb

「次第」「次第です」の意味とビジネスでの使い方、例文!「所存」との違いは?

eigobu.jp
Article 10 thumb

「感銘を受ける」の意味とビジネスでの使い方、例文、類語も紹介!

eigobu.jp
Article 3 thumb

目上の人に使ってもいいの?ビジネスシーンにおける「お疲れ様です」の使い方

eigobu.jp
Article 7 thumb

「もしもし」は失礼?語源、意味、ビジネスでの使い方、英語

eigobu.jp
Article 11 thumb

「いちおう」と「とりあえず」の意味の違いと使い分け

eigobu.jp
Article 10 thumb

「方々」の3つの意味と使い方、読み方、「皆様・皆様方」との違い

eigobu.jp
Article 13 thumb

「あながち」の意味と使い方、語源、類義語、例文について解説

eigobu.jp
Article 14 thumb

目上の人に失礼?「貴殿」の意味と正しい使い方、類語、複数表現について解説!

eigobu.jp
この記事のライター
Editor

人気記事

  1. TOP
  2. 日本語の意味と使い方
  3. 「心境」と「心情」の意味の違いと使い分け