「契約」は「両者の合意のもと実現する約束のこと」で、「締結」は「契約や条約、協定について両者が合意したこと」です。一緒に使われることも多く意味が混同しやすいですが、明確な違いがありますのでしっかりと覚えておきましょう。
「契約」と「締結」という言葉はよく目にしたり耳にすることが多いかと思います。 しかし、明確な違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか? 「契約」と「締結」は、ビジネスシーンや家の賃貸の場面などでよく用いられています。 それぞれの意味は、
▶契約・・・両者の合意のもと実現する約束 ▶締結・・・契約や条約、協定について両者が合意したこと
となっています。 「契約」とは、当事者間で交わす約束のことを指します。 主に法的効果が発生するものであるため、ビジネスシーンや賃貸の際に結ぶものとなっています。 口約束とかではなく、しっかりと書面にサインをしたりして法律上の権利義務を発生させ、法的な拘束力を持ちます。 そして、その「契約」を結ぶことを「締結」と言います。 話し合いがまとまり、当事者同士が合意をすると「契約の締結」となります。
「契約」は「けいやく」と読みます。 「契約」の意味は「約束を取り交わすこと」です。 両者の合意のもと、実現する約束のことを指します。 特に複数の人の合意によって当事者間に法的効果を発生させる約束のことです。 法的な拘束力を持つことを期待され、雇用・売買等に関して行われます。 主に「契約する」「契約を結ぶ」「○○契約」と用います。
などと使います。
例文
「締結」は「ていけつ」と読みます。 「しけつ」「しゅうけつ」とは読みません。 「締結」の意味は「契約や協定などを両者が合意したこと」です。 条約・協定・契約などを、”絶対に守る”という強い意思で結ぶことを表します。 「締結する」場合は、話がまとまってから取り決めの内容に対して各当事者全てが合意する必要があります。 主に「締結する」「締結される」という形で用います。
などと使います。
例文