1. TOP
  2. 日本語の意味と使い方
  3. 「慎む」と「謹む」の意味の違いと使い分けとは?
「慎む」と「謹む」の意味の違いと使い分けとは?

「慎む」と「謹む」の意味の違いと使い分けとは?

「慎む」と「謹む」という言葉をご存知でしょうか。「行動を慎む」「謹んで承る」などと使います。「慎む」と「謹む」は日常会話やビジネスシーンなどで使われていることが多い言葉です。「慎む」と「謹む」は「つつしむ」と読みますが、何か違いはあるのでしょうか。どちらも同じように使うことができるのでしょうか。よく使う言葉でも、意外と知らないことが多いですよね。二つは意味が異なるので、正しく区別することが必要です。そこで今回は「慎む」と「謹む」の使い分けについて解説していきます。意味を適切に知って、上手く使い分けできるようにしましょう!

「慎む」と「謹む」の違い

「慎む」・・・過ちを起こしたり、限度を越さないように抑えめにすること 「謹む」・・・相手に敬意を表して、かしこまった態度をとること

「慎む」は自分も含めてある人が失敗しないための表現、「謹む」は相手を尊重するための表現として使います。

「慎む」の意味と使い方

「慎む」は<つつしむ>と読みます。 「慎」は音読みで「シン」、訓読みで「つつしむ」と読みます。 「慎」は「不十分な点がないように注意を払うこと」を意味します。 「慎む」の意味は、 ・間違いがないように、言動を遠慮気味にすること ・限度を超えてしまわないように、抑え気味にすること です。 「慎む」は出過ぎたことや失敗をしないため、自分の言動を抑えることを表す場合に使います。 自分の行動だけではなく、「慎んでください」といったように相手の言動を指すこともできます。 使い方としては、 ・言葉を慎む ・口を慎む ・身を慎む ・私語を慎む ・おそれ慎む ・お酒を慎む ・暴飲暴食を慎む ・偏食を慎む などとなります。 「出過ぎことを言わない、行わないようにすること」を表します。 「慎む」の類語には、「自重する」「自粛する」「抑制する」「我を捨てる」「自分を抑える」「身を律する」「自主規制する」などがあります。

例文 「間違いがないように」という意味 ・少しは口を慎まないと、他の人に何を言われるか分からないよ。 ・映画や演劇を見ているときは、私語を慎まないと周りのお客さんに迷惑をかけてしまう。 ・昨日先生に怒られてしまったので、しばらくの間は行動を慎むように意識する。 ・些細なことで喧嘩が始まってしまうことがあるので、言葉を慎むことに注意を払う。 「限度を超えてしまわないように」という意味 ・飲み過ぎて失敗した経験がたくさんあるので、なるべくお酒を慎むようにしている。 ・日頃から暴飲暴食を慎むように心がければ、食べ過ぎてしまうこともなくなるだろう。 ・体に害をもたらすお酒やタバコは慎むようにしているが、我慢できなくて飲んでしまうことが度々ある。

「謹む」の意味と使い方

「謹む」は<つつしむ>と読みます。 「謹」は音読みで「キン」、訓読みで「つつしむ」と読みます。 「謹」は「行動に気を配ってかしこまること」を意味します。 「謹む」の意味は「相手を敬い、かしこまった態度をとること」です。 「謹む」は「謹んで」という形で用いることが多いです。 「謹んで」は、相手に対して敬意や感謝の気持ちを表すときに使います。お祝い、お悔やみ、お詫び、参加を申し込むとき、新年の挨拶など様々な場面で使うことができる表現となります。 使い方としては、 ・謹んで承る ・謹んでお悔やみ申し上げます ・謹んでお慶び申し上げます ・謹んでお詫び申し上げます ・謹んでお受けいたします などとなります。 「謹む」の類語には、「恐れながら」「謙虚に」「畏む」「恭しい」「恐縮」「畏れる」などがあります。

例文 ・先日は多大なるご迷惑をおかけしましたことを、謹んでお詫び申し上げます。 ・突然のご逝去の知らせを受け、誠に驚いております。謹んでご冥福をお祈りいたします。 ・ご結婚おめでとうございます。謹んでお祝いの言葉を申し述べさせていただきます。 ・お忙しい中、誠に恐縮ですが、ご出席賜りますよう謹んでお願い申し上げます。 ・◯◯様がご提案された企画内容に関しましては、謹んで承りました。 ・新規取引の件について、誠にありがとうございました。謹んでお受けしたいと存じます。 ・この度の祝賀パーティーにつきましては、謹んで参加させていただきたいと存じます。

日本語を学ぶのにおすすめの書籍

敬語の使い方が面白いほど身につく本

元NHKアナウンサーの著者が教科書通りの敬語ではなく、様々なシーンで使うことができる生きた敬語表現を紹介しています。文法的に正しい敬語でも、言い回しや場面によっては相手に不快感を与えてしまう場合があります。こちらの本では ”気の利いた敬語” の使い方を、言葉のプロがコンパクトに解説しています。

この本の詳細を見る

伝え方が9割

同じ内容でも伝え方次第で結果が全く変わってしまう。そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?実は言葉の選び方や順序には公式があり、それに気付きさえすれば、ビジネスシーンだけではなく人生全般でのコミュニケーションを円滑にすることができます。こちらの本では、相手の返事を「ノー」から「イエス」に変える具体的な方法が体系化されています。

この本の詳細を見る

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

偏差値35だった筆者が、二年間の浪人と東大合格の末にたどり着いた読書術を余すところなく大公開しています。文章を読み込む力や論理的に整理する力などが劇的に向上する実践的な読み方が分かりやすく解説されています。仕事・勉強の生産性を上げたい人にも読書嫌いにも効果テキメンの一冊です。

この本の詳細を見る

こちらの記事もチェック

「ご了承ください」の意味と使い方 - 「ご容赦」「ご理解」との違いは?

eigobu.jp

例文付き「末筆ではございますが」の意味と使い方、お礼やお詫びでどう使う?

eigobu.jp

ビジネスでの「懸案」の意味と使い方!懸念事項、懸念、課題との違いは?

eigobu.jp

目上の人に使える?「おかげさまで」の意味と正しい使い方を解説!

eigobu.jp

例文付き!「平素」の意味とビジネスシーンでの正しい使い方を解説!!

eigobu.jp

「二の足を踏む」の意味と使い方、誤用、類語、例文、英語表現

eigobu.jp

「お門違い」の意味と使い方、語源、類語「筋違い・見当違い・畑違い」との違いとは?

eigobu.jp

「捉える」と「捕らえる」の違いとは?使い方、類語、英語表現も

eigobu.jp

「省みる」と「顧みる」の違いは?読み方は?「鑑みる」との違いも

eigobu.jp

「収束」と「終息」の違いと使い分けとは?宣言するのはどっち?

eigobu.jp

トレンド

ランキング

カテゴリーランキング

  1. TOP
  2. 日本語の意味と使い方
  3. 「慎む」と「謹む」の意味の違いと使い分けとは?