「慎む」と「謹む」は、どちらも「つつしむ」と読む同音異義語です。「慎む」の意味は、過ちを起こしたり、限度を越さないように抑えめにすることです。「謹む」の意味は、相手に敬意を表して、かしこまった態度をとることです。例えば、「信用を失わないように言動をつつしむ」であれば「慎む」を使います。
「慎む」は自分も含めてある人が失敗しないための表現、「謹む」は相手を尊重するための表現として使います。
「慎む」は<つつしむ>と読みます。 「慎」は音読みで「シン」、訓読みで「つつしむ」と読みます。 「慎」は「不十分な点がないように注意を払うこと」を意味します。 「慎む」の意味は、
です。 「慎む」は出過ぎたことや失敗をしないため、自分の言動を抑えることを表す場合に使います。 自分の行動だけではなく、「慎んでください」といったように相手の言動を指すこともできます。 使い方としては、
などとなります。 「出過ぎことを言わない、行わないようにすること」を表します。 「慎む」の類語には、「自重する」「自粛する」「抑制する」「我を捨てる」「自分を抑える」「身を律する」「自主規制する」などがあります。
例文 「間違いがないように」という意味
「限度を超えてしまわないように」という意味
「謹む」は<つつしむ>と読みます。 「謹」は音読みで「キン」、訓読みで「つつしむ」と読みます。 「謹」は「行動に気を配ってかしこまること」を意味します。 「謹む」の意味は「相手を敬い、かしこまった態度をとること」です。 「謹む」は「謹んで」という形で用いることが多いです。 「謹んで」は、相手に対して敬意や感謝の気持ちを表すときに使います。お祝い、お悔やみ、お詫び、参加を申し込むとき、新年の挨拶など様々な場面で使うことができる表現となります。 使い方としては、
などとなります。 「謹む」の類語には、「恐れながら」「謙虚に」「畏む」「恭しい」「恐縮」「畏れる」などがあります。
例文
「慎む(つつしむ)」は、自分が過ちを起こしたり限度を越さないように抑えめにすることを表す言葉です。 「謹む(つつしむ)」は、相手に敬意を示してかしこまった態度をとることを表す言葉です。 「慎む」における「自分」とは、本人に限らず、過ちをおこしたり限度を越さないようにしなければならない人を指します。他人の言動に対して注意する場合に「慎む」を使う場合は、本人が失敗しないための言葉であり、相手に対する敬意ではありません。
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