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「本家」「宗家」「分家」の意味の違いと使い分け

「本家」「宗家」「分家」の意味の違いと使い分け

「本家」「宗家」「分家」という言葉をご存知でしょうか。よく「本家と分家」といったように使いますよね。では、それぞれの意味をしっかりと理解しているでしょうか。具体的な意味は知らないけれど聞いたことはある、大体の意味しか知らないという方が多いかもしれません。日常会話でも使われている言葉なので、きちんと意味を知っておきたいですよね。正しく覚えておけば、いざというときに使うことができます。そこで今回は「本家」「宗家」「分家」の使い分けについて解説していきます。適切に知って、上手く使い分けできるようにしましょう!

「本家」「宗家」「分家」の違い

「本家」・・・一家、血族のなかで中心となる家 「宗家」・・・伝統芸能や武道の流派において、その中心となる家 「分家」・・・住んでいた家を去って、新しく建てた家

「本家」「宗家」「分家」は、家筋を表す語となります。 「本家」と「宗家」は同じ意味ですが、「宗家」は芸道や武道でその流派を伝えている家を表します。 「本家」「宗家」と「分家」は反対の意味を持つ言葉で、「本家」は長男が後継ぎとなる場合、「分家」は次男や三男が新たに家を建てる場合に使います。 例えば、二人兄弟で、長男が後を継いだ場合は兄が「本家」、次男が家を離れた場合は弟が「分家」となります。

「本家」「宗家」の意味と使い方

「本家」は<ほんけ>と読みます。 「本家」の意味は「一門、一家の中心となる家筋」です。 一族で最も重要となる家、一家の核となる血筋の家を表します。 「本家」は昔からの家や苗字、お墓や仏壇を守っている家です。 その家の主人が後継者を決めて家を継ぐことで、一般的には長男が後継ぎとなります。男性がいない場合は、養子を後継ぎにするケースもあります。 また、「本家」は家だけではなくて、「正統なもの」という意味でお店などに対しても使うことがあります。 例えば、色々な地域や場所にお鍋屋さんがあります。有名なお鍋屋の鍋を、アレンジしたものを提供するお店があります。このように、創始者の後を継いだお店を「本家」と表現できます。 お笑い番組でも、モノマネをやっているときに本人が出てくることを「本人登場」と表します。 「宗家」は<そうけ>と読みます。 「宗家」の意味は「伝統芸能や武道の流派において、その主となる家」です。 「宗家」は「本家」と同じ意味ですが、特に職人・芸術家・武道家などを表す場合に使います。「茶道の宗家」「狂言の宗家」といったように言います。

例文 ・本家には家やお墓を守らなくてはいけないという、大事な役割がある。 ・兄が本家を継ぐことになっているが、頼りない人なので心配だ。 ・本家を継ぐということは、いろいろと大変なことが多い。 ・本家本元にそっくりだが、これは彼女が作ったものであって偽物である。 ・後を継いだら、しっかりと本家の問題を解決しなければいけない。 ・能楽の宗家だから、きちんとそのことについて学ぶ必要があるよ。 ・そこの家は舞踊の宗家ということもあって、とても礼儀正しい。

「分家」の意味と使い方

「分家」は<ぶんけ>と読みます。 「分家」の意味は「家族の誰かが、属する家を去って新しく家を設立すること」です。 元の家を相続・継承することができない次男や三男などが、結婚などによって属する家から去り新たに一家を創設することを表します。元の家を「本家」と呼んで、新たに建てた家を「分家」と言います。 後を継ぐのはたいてい長男なので、次男や三男は継がずに家から離れます。こうした人たちを「分家」と表すことができます。 次男だから分家とは限らず、ほとんど長男が後を継ぎますが、長男が婿に入るなどして、次男や三男が継ぐ場合もあります。「分家」は家だけではなくて、そこの属している人を表す場合にも使うことができます。 「分家」の他に「別家(べっけ)」と表すこともできます。意味は同じです。 同じように使うことができますが、一般的には「分家」を使うことが多いです。

例文 ・結婚をするので、土地をもらって分家しなくてはいけない。 ・分家は本家のお墓ではなくて、新たに自分たちのお墓を建てる。 ・今回のトラブルは分家の中で起きたものなので、きちんと解決しないといけない。 ・分家の問題だから、他の人を巻き込まずに夫婦でしっかりと話し合う必要がある。 ・分家するのは少し寂しいが、これを機に気持ちを引き締めて頑張っていきたい。 ・これからは住んでいた家を離れて、分家で暮らすことになる。

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