「ところで」は英語でどのように表現しますか?「ところで」のように話題を変えるときに使う接続詞は実はたくさん存在します。しかし、ネイティブは日常的に使用するものはそこまで多くありません。今回はネイティブがよく使う「ところで」の英語表現を4つに厳選してお届けします。
※音声付き例文がありますので、発音の確認に活用してください。音声はアメリカ英語になっています。
皆さん知っての通り、最も一般的な「ところで」の英語表現は「by the way」になります。日常会話でもビジネスシーンでも「by the way」は広く使われています。 「by the way」は大きく分けて2の役割があります。
「by the way」は文頭に置くのが原則ですが、口語だと文末に置くこともあります。 メールなどでは「BTW」と略して書くことがあります。日本語の「とりあえず、まあ」を「とりま」と略すのにとても似ていますよね。 「by the way」と同じ役割をし、より堅い表現の言葉には、
があります。これらの表現が日常会話で使われることはまずありません。(ビジネスシーンでも「by the way」は使うことができます)が、堅いビジネス文書などで使う機会があるかもしれません。 「incidentally」は「付随的に」、「en passant」はフランス語が語源で「ところで」という意味になります。 それでは例文を見ていきましょう。
By the way, how did your exam go?
ところで試験はどうだった?
I think we've discussed everything we need today - by the way, what time is it?
本日必要なことは全て議論しました。ところで今何時かな?
Oh, by the way, you got a call a while ago.
あ、そうだ、ちょっと前に電話ありましたよ。
I'm John, by the way.
(自己紹介忘れていました、)私、ジョンと言います。
「by the way」は話題を変えるときのみ使われるフレーズですが、これから紹介する接続詞やフレーズは「話題を変える」だけではなく他の役割も持つものたちです。 そのため、文脈や使うシチュエーションによっては意味が変わるので注意してください。
「anyway」にも「by the way」と同じように「話題を変える」役割があります。 しかし「anyway」は話題を変える以外にも使い方があるので注意が必要です。 「いずれにしても」「とりあえず」「とにかく」のように重要ではない会話を遮って話をまとめたり、「それはそうとして」のように元の話に戻したりする意味で使うことの方が一般的です。 「anyway」も「by the way」と同じく文頭で使うのが一般的です。口語では文末で使うこともあります。 同じ意味で「anyways」と表現することがありますが、この表現は厳密には誤りで、若者がスラングとして使います。
Anyway, what will you wear for the party?
ところで、パーティーには何着ていく?
↑ この例文の「anyway」のみ「by the way」と同じ意味になります。
Anyway, I'll call you tomorrow morning.
いずれにしても、明朝電話します。
Anyway, it's been good talking to you.
ともかくお話できてよかったです。
「so」は様々な意味で日常会話にとってもよく使われる英単語ですよね。 副詞「so」は、形容詞を修飾し「とても、すごく」となります。例えば、「That's so good.」で「それはとてもいいですね」となります。 接続詞「so」で代表的な意味は、「だから」と訳される「結論」の意味です。例えば、「So, I've decided to go abroad. 」で「だから、留学を決意しました」などとなります。 接続詞「so」にはもう1つの意味があります。それが「ところで」となります。 この接続詞「so」は、今まで話していたことをまとめる時に使うこともありますが、全く違う話題を持ち出すときに使うこともできます。話者が話の流れや状況から話題を転換するのに適切だと思ったときに使います。
So, what do you do, John?
ところで、ジョンさんはお仕事何してるんですか?
So, when do you have time? I wanna hang out with you though.
ところで、いつ時間ある?遊びに行きたいんだけど。
最後に「ところで」の最も砕けた表現を紹介します。 「oh and」です。 「oh and」は「あ、そうだ、それでさ」という感じで、これだけでも話題を切り替えるのに使えます。この「oh」は感嘆詞で様々な場面で登場しますが、「oh and」の「oh」は躊躇を表しています。いきなり話の内容を変えるのは相手に失礼なので躊躇を表すことで、相手への丁寧さを表現しています。躊躇さを強調するときは「oh and um」と「um」を追加するのもOKです。 話している最中にその他の話を思い出して話題を変えることもありますが、実際には前々から聞こうと決めてたことでも今思い出したかのように「oh and」と言うネイティブが多いです。
Oh and what do you want to eat?
ところで何食べたいですか?
Oh and um, did you meet up with that guy?
ところでさ、あの男とは会ったのか?
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