「気を遣う」の英語表現って迷いませんか?「気を遣う」「気遣い」は正に日本人の心を表したような表現で、英語にはしっくりくるのがないと思いますよね。確かに直訳の英語表現はありませんが、ニュアンスをちゃんと汲み取ると英語でも表現することができます。今回は「気を遣う」「気遣い」の英語表現を形容詞と名詞、動詞に分けて解説します。
「attentive」は形容詞で、人に対して親切で、思いやりがあり、気を遣うという意味です。また人の要求に対してしっかり応える、という意味もあります。日本語の「気を遣う」という意味にもっと近い英単語です。「sensitive」だと、もっと細かいことまで気を配るという意味で、少し神経質なニュアンスがあります。 「attentive」の元の動詞は「attend」で「出席する」以外に「...の言うことに注意する」という意味があります。口語では「pay attention to...」ということが多いです。 ✔「attentive」と一緒に使う前置詞は「to」
I fell in love with her, because she is both smart and attentive.
彼女を好きになったのは、彼女は賢いし気も遣うことができます。
My wife was very attentive to me when I got sick.
私が体調不良のとき、妻はとても親切にしてくれた。
A good teacher is always attentive to their students' needs.
よい教師は、生徒の要望にいつもでも耳を傾ける。
まず初めに紹介する「気を遣う」の英語表現の形容詞は「considerate」「thoughtful」です。この2つは同義語です。どちらも元の動詞は「consider」「think」で「思う」という意味になっています。 「considerate」「thoughtful」は、人に対して思いやりや理解があること、要求に対して柔軟に対応することが意味します。他人を考慮するというニュアンスが日本語の「気を遣う」にすごく近いですね。 ✔「considerate」は「気を遣う」、「considerable」は「<量・数・大きさ・程度などが>かなりの、相当な」という意味で「many」「large」の控えめな表現になります。 ✔「considerate」と一緒に使う前置詞は「of」「to」「toward」です。 ✔「thoughtful」と一緒に使うと前置詞は「of」「about」です。 ✔「お気遣いありがとうございます」は「Thank you for being so considerate.」「Thank you. That's so considerate of you.」「It's very considerate of you to advise me.(助言してくださりありがとうございます)」「You are so considerate to say so.(そう言ってくれてありがとうございます)」 ✔「気遣いな人」は「He is a considerate person.」
It wasn't very considerate of you to drink all the orange juice.
オレンジジュース全部飲むなんて、もっと気遣ってよ。
You are taking me to the airport? That's very thoughtful of you!
空港まで送ってくれるんですか?お気遣いありがとうございます!
He was raised by his grandparents, so he is very considerate of old people.
彼は祖父母に育てられたので、彼はお年寄りに気を遣うことができます。
日本語の「気を遣う」は「礼儀正しい」というニュアンスで表現することも可能です。 「礼儀正しい」という意味の形容詞は「polite」「courteous」を使えばOKです。「courteous」はより堅い表現で、「礼儀正しく思いやりもある」という意味です。 ✔「polite」と一緒に使う前置詞は「to」 ✔「courteous」と一緒に使う前置詞「to」「with」を使います。
I'm tired of being polite to my boss all the time.
上司にずっと気を遣うのに疲れた。
She was too polite to point out my mistake.
彼女は気を遣いすぎて、私の間違いを指摘できなかった。
日本語の「気を遣う」は「気をつける」というニュアンスで使う場合があります。 例えば「食べるものには気を遣っています」と言ったりますよね。この「気を遣う」は「きをつけている」というニュアンスです。 ✔「careful」と一緒に使う前置詞は「about」「of」 ✔「minfdful」と一緒に使う前置詞は「of」
I'm a vegetarian. So I'm always careful about what I eat.
私はベジタリアンなので、食べるものにいつも気を遣っています。
You should be careful about your language when you speak to older people in Japan.
日本で年上の人と話すときは、言葉に気を遣った方がいい。
「concern」には「関心」「心配」を意味する言葉ですが、「気遣い」という意味もあります。関心を持ってくれた相手、心配してくれた人に対して「Thank you for your concern.」「I appreciate your concern.」で「お気遣いありがとうございます」という意味になります。「気遣い」という意味ではこの形で使うことがほとんどです。
Thank you for your concern. I'll let you know if I need anything.
ご配慮ありがとうございます。何かあったら言いますね
I really appreciate your concern.
お気遣いありがとうございます。
It's none of your concern.
あなたが気を遣うことじゃないですよ。(余計なお世話です)
「care for」は元々「...を世話をする」という意味ですが、「...を気を遣う」という意味で使うことも可能です。「pay mind to」も同じようなニュアンスで使うことが可能です。
I have to care for my boyfriend, when I'm with him.
彼と一緒にいるとき、いつも気を遣わなければならない。
I need to pay mind to my mom, whenever I'm with her.
母と一緒にいるとき、いつも気を遣う必要がある。
「think about」は皆さんも知っての通り「...を考える」という意味ですが、「他人のことを考える」という形で「気を遣う」という意味になります。
I feel tired of thinking about others all the time.
ずっと他人に気を遣うのは疲れる。
You should think about others more.
もっと他人に気を遣った方がいいよ。
「be yourself」は直訳すると「あまた自身でいる」という意味で「ありのままでいる」「自然体でいる」という意味になります。「Be yourself.」と命令文で遣うと「気を遣わなけていいよ」となりますし、「I can be myself.」で「気を遣わなくていい」となります。
Only when I hang out with my family, I can be myself.
家族と外出してるときだけ、気を遣わなくてすむ。
Stop worrying about the surroundings and just be yourself.
周りのことは気にしないで、自分らしくいなよ。
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