「無性にチョコが食べたい」のように急に何かをしたい騒動に駆られることを皆さんは英語でどのように表現しますか?「無性にチョコが食べたい」「無性にイライラする」「無性に泣きたくなる」など日本語の「無性に」は様々な場面で使い、汎用性の高い言葉です。そのため直訳の副詞で「無性に」を意味する英単語はありません。しかしニュアンスによって使い分けることで色んなフレーズで「無性に〜」という日本語を英語にすることが可能です。今回は「無性に〜」というフレーズの英語表現を徹底解説したいと思います。
などの表現で単純に「...したい」と表現するのももちろんOKですが、今回はその他の表現方法を紹介したいと思います!もっと強烈に、普段とは違った気概で何かを欲している状況を表現するフレーズを集めてみました。 ※音声付き例文がありますので、発音の確認に活用してください。音声はアメリカ英語になっています。
「無性に◯◯が食べたい」を表現したいときピッタリなのが「crave」という言葉です。 「crave」は「...を切望する、渇望する、強く欲する、欲しくてたまらない」という意味の動詞です。日常会話では「crave」は基本的に飲食物に対して使います。 自動詞と他動詞の両方がありますが、食べ物を目的語にもつときは自動詞「crave」と前置詞「for」を組み合わせることが多いです。 ✔「crave for ...」で「...が無性に食べたい」 ✔「crave...」で「...を渇望する」(食べ物に対して使うのも可) ✔「crave to ...」で「...が無性にしたい」(食べること以外も可) ✔「have a craving for...」で「...が無性に食べたい」
I'm craving for chocolate!
無性にチョコが食べたい!
I occasionally crave for something salty like french fries.
たまにポテトみたいにしょっぱいものが食べたくなるんだよね。
「occasionally」の代わりに「once in a while」などを使うのも可能です。どちらも「たまに」を意味する単語です。
I have a craving for sweets.
甘いものが無性に食べたい。
Men are meant to crave honor and fame more than money.
男は富より名誉と名声を渇望するものだ。
「urge」は「衝動」という意味の名詞で、食欲だけではなく、買い物、行動、旅行、性欲などあらゆる感情の衝動を表すことができます。「desire」や「eagar」も似ている意味を持ちますが単に「強い欲求」を意味するので、「無性に」というニュアンスは「urge」が近いです。 ✔「have an urge to...」で「...したい衝動にかられる」 ✔「have an urge for...」で「...がほしいと衝動に駆られる」という意味 ✔「have a sudden urge」で「突然の衝動」=「無性に」の意味合いを強調できる ✔「have an irresistible urge」でも「不可抗力な衝動」=「無性に」の意味合いを強調 ✔「now」をつけると「今急に」というニュアンスを表現できる ✔「have」以外にも「get」「feel」なども可 ✔「an」の代わりに「the」を使うこともある
I had an irresistible urge to eat chocolate yesterday, but I put up with that.
昨日無性にチョコが食べたくなったが、我慢した。
Now I have a sudden urge to see the movie again!
あの映画が無性にもう一回観たくなってきた!
Looking back on what happened last night, I feel an urge to slap him in the face.
昨夜起こったことを振り返ると、彼の顔面を無性にビンタしたくなる。
「しぬ」を意味する「die」の現在進行形の「dying」で「...がほしくとたまらない」という意味になります。「しぬほど...したい」というニュアンスです。例えば「無性にあなたに会いたい」は「I'm dying to see you.」がピッタリです。この文章の「無性に」は「突然」というニュアンスは弱く、「とても...したい」という「ただの強調」の意味合いが強いためです。 食べ物以外様々な感情に対して使うことが可能です。 ✔「be dying」のように現在進行形でないと、「...したい」という意味にはならない。 ✔「be dying for...」で「...がほしくてたまらない」 ✔「be dying to...」で「...したくてたまらない」
I'm dying to see you.
無性にあなたに会いたい。
I'm dying to hear your latest news!
あなたの話が無性に聞きたい!
I'm dying for something to drink.
無性に何か飲みたい。
「long for」にも「...を切望する」という意味があります。この場合の「long」は自動詞です。形容詞では「長い」という意味になります。「dying」と同じく、「とても...したい」というニュアンスで「無性に」を表現することができます。 「long」は「思い焦がれる」というニュアンスで使うことが多いです。つまり誰からのことを恋しく思う、ということです。 ✔「long for...」で「...を切望する」 ✔「long to...」で「...することを切望する」
I long for my my girlfriend, who lives in a foreign country.
異国に住む彼女に無性に会いたい。
He longed to move out of this town.
彼は無性にこの街から出たいと思った。
「want to ... so badly」でも「無茶苦茶...したい」と表現することができます。若者のネイティブがよく使うフレーズです。「badly」の代わりに「bad」を使うこともあります。例えば「アメリカの生活が無性に恋し!」は「I miss my American life so bad!」などと言います。 「無性に眠い」は「I wanna sleep so bad.」ということもできますが、「I'm so sleepy.」という方が自然です。「無性に眠い」に「crave」や「urge」を使うと少し大袈裟になってしまうので注意しましょう。
I wanna see you so badly.
あなたに無性に会いたい。
She wanted to win so badly that she used any means necessary.
彼女は無性に勝ちたかったので、手段を選ばなかった。
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