日本語の「キャンペーン」を英語表記する際に「campaign」をそのまま使っていませんか?英語の「campaign」は全く違う意味を持つ単語なので注意が必要です。今回は「キャンペーン」の正しい英語表現を紹介したいと思います。
日本語の「キャンペーン」は宣伝広告のことなので、英語で「promotion」と言います。日本語の「キャンペーン」は、セールのようにただ値段が下がるというものではなく、何かしら特典など日常とは違うサービスが組み込まれた宣伝広告のことを指します。なので「sale」という英語を使うのも不自然です。 英語で「campaign」というと、一般的に「選挙活動」や「啓蒙運動」などを指しますので、「campaign」を使うのも不適切です。 「キャンペーン中」「キャンペーン実施中」と表現したい場合は、「now」を使えばよいでしょう。 例えば、
などなど 「キャンペーンを行う」は
などたくさん表現することができます。 「promotion」は略して「promo」となります。 「キャンペーンガール」は「promo model」と言うのが一般的です。
During the Ladies' Day promotion, movie tickets are only 1000 yen for all ladies.
レディースデイキャンペーン中は、女性向けの映画チケットは1000円になります。
Rakuten is going to launch a double points promotion next week.
楽天は来週ポイント2倍キャンペーンを行う。
「promotion」以外にも「キャンペーン」つまり「宣伝広告」を意味する英単語は存在します。 「advertising」は「広告を打つこと、宣伝すること」という意味で一番一般的な言葉です。でもこれ言葉は宣伝を打つ側が使う言葉で、顧客に対して「promotion now」のように「advertising now」とはいいません。日本語でも「広告中!」はおかしいですよね。それと同じです。 「誇大広告」を表しネイティブがよく使うスラングで「hype」という単語があります。 「誇大広告する」という動詞では「puff」というスラングもよく使われます。
The movie had a lot of hype, but it sucked.
あの映画はたくさんの広告してたが、くそだった。
英語「campaign」の意味を『ケンブリッジ英英辞典』で見てみましょう。
a planned group of especially political, business, or military activities that are intended to achieve a particular aim
「特定の目的を達成することを意図し計画された政治的、ビジネス的または軍事的な活動」ということになります。 日本語では英語「campaign」にピッタリあった言葉が存在しません 目的別に、「選挙活動」「人種差別廃止運動」「啓蒙活動」など分けて言うしかありません。英語の「campaign」はこれ全体を指す言葉です。 しかし
と表現すれば、日本語の「キャンペーン」と近い意味になります。
We need someone to coordinate the whole sales campaign.
全てのキャンペーンを調整する人間が必要だ。
こちらの本では、日本人が陥りがちな間違った効果の薄い勉強方法を紹介しています。読んだらすぐ実践できるおすすめ書籍です。短期間で英語を会得したい人は一度は読んでおくべき本です!
こちらの本では、「主語・動詞・目的語」のシンプルな構造で英語の文章を組み立てる方法を紹介しています。日本語を英語に直訳してしまうと、つい文章が長く分かりづらいものになってしまいますよね。ネイティブに分かりやすく伝わる綺麗な英語を身に付けたい方におすすめ書籍です!
授業では教わらないスラングワードの詳しい使い方や文法が紹介されています。タイトルにもされているスラングを始め、様々なスラング英語が網羅されているので読んでいて本当に面白いです。イラストや例文などが満載なので、この本を読んでスラングワードをマスターしちゃいましょう!
近年のグローバル化で英語学習の重要度が高まっています。 留学や海外で就職を検討している方はもちろん、国内に住みながらも訪日外国人旅行者数の増加や企業の英語公用語化などの影響で、英語学習の必要性に迫られている方も多いのではないでしょうか? そんな本気で英語学習をしたい方にオススメの英会話教室、オンライン英会話、英語学習アプリを厳選した記事を書きました。興味のある方はぜひご覧ください。