「外国人」は皆さん英語で何と表現しますか?「foreigner」と習った人も多いのではないでしょうか?しかし「foreigner」は失礼になる場合があるので注意が必要です。今回は「外国人」の正しい英語表現を紹介します。
「外国人」を意味する英単語に「foreigner」があり、空港や駅などの公共の場でも使われている表現ではありますが、この「foreigner」は避けるべき表現となります。 「foreigner」は「外国人」という意味がありますが、ニュアンスとしては「よそ者の人、外の人」となるため、ネイティブはあまり好まない表現です。日本人が「外人」という表現をあまり好ましくないと思う感覚で、ネイティブも「foreigner」という呼び方はあまりいい印象は受けません。 ネイティブの中には「foreigner」の表現でもあまり気にしないよ、という方も少なからずいらっしゃいます。それでもこの「foreigner」という表現は一般的に良い印象を受けないものとなるため、「foreigner」を使うことは極力避けるのがベターでしょう。
「外国人」という意味があるが避ける方が良い表現に「alien」があります。「alien」は名詞として「外国人」「在留外国人」という意味がありますが、そのほかの意味として「異星人」「宇宙人」という意味もあります。 この「alien」という表現を政府機関などはよく使いますが、上記の説明の通り、「異星人」「宇宙人」というニュアンスも含むため、よくネガテイブな印象を受けがちな表現となります。 例えば、政府機関が「違法滞在者」を表す際によく「illegal alien」と用いますが、この表現にはどこかに「この国に属しない存在」という意味合いが込められています。そのため、良い印象は受けないというわけです。 もしも「違法滞在者」と表現したい場合は、「illegal immigrants」の方が好ましいです。 「外国人」=「エイリアン」という意味合いが強い英単語になりますので、この「alien」という英語表現はなるべく避けましょう。
「外国人」という意味を持つが避けた方がいい英語表現に「gaijin」があります。これは文字通り、日本語の「外人」をローマ字表記した表現となり、驚くことにネイティブもこの「gaijin」という表現を日常会話の中で使っています。 意味合いとしては、「foreigner」に近いですが、ネイティブの中には「外の人」「日本人ではない人」と捉える人もいます。 日本人が会話の中で「外人、外人さん」と使ってる人も多く、この表現に悪気を感じている人はあまり多くないかもしれませんが、最近は「gaijin」という英語表現がネイティブの中で広く認識されつつあるので、使うことは避けましょう。 日本人は避ける方がいいこの「gaijin」という表現ですが、ネイティブは自虐ネタの感覚で自分のことを会話の中で「gaijin」と表現する人もいます。
ここまでは、「外国人」という意味を持つが、使用は避ける方がいい英語表現を紹介しました。ここからは、上記の英語表現以外で、「外国人」を表す際に使うことをおすすめする表現を紹介します。
よく、英語での自己紹介でも「I am from Japan.」と言いますよね。「外国人」を意味する英語表現の一つが「He/She is from...」という表現です。「from」の後には国や都市の名称が入ります。 この表現で「彼/彼女は…出身です」という意味があるため「外国人」ということを伝えることができます。
「people from different/other countries」という表現で「外国人」というニュアンスを伝えることをができます。直訳すると「(自分の出身国とは)異なる国出身の人々」となります。 世界の様々な国の人々、という意味合いになるので優しい表現となります。「世界中の人々」と表現したい場合は、「people from all over the world」となります。
「外国人」「外国人留学生」「外国人顧客」と表現したい場合は、この「international」という英語表現を使うことをおすすめします。 この「international」は「海外の」「国際的な」という意味なので、上記で説明した「foreigner」が含む「よそ者」などというニュアンスは含まないので推奨される英語表現です。
「non-Japanese」は「日本人ではない」という意味で「外国人」を表現するおすすめの英語表現のひとつです。 「non-Japanese」で「日本人ではない外国人」といったニュアンスです。 「non」は「非、無、…でない」という意味があるので、「アメリカ人ではない外国人」は「non-American」、「非ネイティブ、英語を母国語としない人」は「non-native」となります。
「visitor/tourist」という表現は「海外からの訪問者、観光客」という意味合いがあります。 「visitor」は「訪問者」、「tourist」は「観光客、旅行者」という意味を指すため、これらの単語にわざわざ「外国の人」を示す「international」などは使う必要はありません。
推奨される「外国人」の表現に「expat」という表現があります。 この「expat」という単語は実は「expatriate」の短縮形として使われています。 元々、この「expat/expatriate」には「国外追放者」という消極的な意味がありました。 しかし今では、マイナスな意味で使われることはなく、「自国以外に住む人々」=「外国人」のニュアンスで使われています。 この「expat/expatriate」はただ単に海外に住んでいるだけでなく、その土地で待遇が良い仕事に就き生活をしている人と、「カッコイイ外国人」を指します。
「外国人」の関連英語には下記のような表現があります。 「外国人嫌い」:「xenophobia」「xenophobe」 「外国人労働者」:「foreign labor」 「外国人居留地」:「foreign settlement」 「外国人登録原票」:「alien registration card」 「人種」:「race」 「民族」:「ethic」 「多様性」:「diversity」
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