「期間」は英語でどのように表現すればよいでしょうか?英語では「期間」を意味する名詞は複数あり、ニュアンスによって使い分ける必要があります。また前置詞、接続詞などを使いで「〜の期間」「〜間」という表現することもできるので、解説していきたいと思います。
※音声付き例文がありますので、英語の発音の確認をしたい方はご活用ください。なお、英語の発音はアメリカ英語になっております。
まずはじめに「期間」を意味する英語の名詞を見ていきたいと思います。
「期間」を表すのに最も一般的な英語名詞は「period」です。 日本語の「期間」と同じく、「period」も「ある定めた期日から他の定めた期日までの間の時間的長さ」という意味があります。 「period」には「ピリオド」つまり「終わり」という意味があるように、「はじまりとおわりがある一定の時間的長さ」という意味です。 「period」単体でも「期間」を意味しますが、「a period of time」でも同じく「期間」の意味になります。 また「a period of a month(一ヶ月間)」のように「of」の後に具体的な日数などを入れるのも可能です。 「in a period of ...」「over a period of ...」で「...間で」となります。 ✔「period」には「時代」という意味もあります。 ・Edo period(江戸時代) ・the colonial period(植民地時代) ・the Elizabethan period(エリザベス女王時代)など ✔「period」には「終わり」という意味もあります。文章の後に「Period!」というと、「これで話は終わり!もう二度と言わないからね」という意味になります。 ✔「期間」という意味から連想するように、「period」には女性の「生理」という意味もあります。 ✔「at a peak period」で「ピーク時に」という意味になります。 ✔「a trial period」で「お試し期間」 ✔「a blank period」で「空白の期間」 ✔「充電期間」は「a resting period」「a cooling period」 ✔「テスト期間」は「exam week」と言い、ネイティブは「period」を使わない ✔「期間限定」は「limited edition」 例文を見ていきましょう。
Precipitation in June of the year was higher than in the same period the year before.
今年の6月の降水量は、去年の同じ時期より多かった。
Ten people were killed over a period of two day.
2日間で10人が殺された。
「期間」を表す英語の名詞には「term」というものがあります。 「term」は任期、刑期、契約期間など公式に事前に定められている期間を指します。 ✔「serve my term in prison」で「刑期を努める」の意味になる ✔「term of office」で「任期」 ✔「term of agreement」「term of contract」で「契約期間」 ✔「a long-term contract」で「長期契約」 ✔「in the long term」で「長期的には」
The term of contract will expire at the end of the year.
年末に契約期間は終了します。
Donald Trump will serve as the US President for only one term.
ドナルド・トランプはアメリカ大統領として1期しか務めないだろう。
「期間」を意味する単語には「duration」というものもあります。 「duration」は「継続している期間」のことを指し、「継続」「存続期間」「持続期間」などと訳されることもあります。 ✔「for the duration of...」で「何々が続く限り」という意味になります。
I planned a stay of two years' duration.
二年間の滞在を計画した。
My heart hurts for the duration of life.
人生が続く限り、心は痛み続けるだろう。
「span」は日本語でも「スパン」という言葉があるので知っている人は多いのではないかと思います。「span」は「短い期間」のことを指します。 「period」の短いバージョンが「span」だと覚えておきましょう。 具体的な期間が長いか短いかの判断は不可能なので、話者が感覚的に短いと思ってるものに対して「span」を使います。 ✔「lifespan」で「寿命」という意味
She has a short attention span.
彼女は集中が長く続かない。
Over a span of just two years, he learned to speak Mandarin fluently.
たった2年間という(短い)期間で、彼は中国語が流暢に話せるようになった。
「前置詞」で「〜の期間、〜の間」という文章を作る方法を見ていきましょう。 前置詞の後には「名詞」が続くことだけ頭に入れておきましょう。
具体的な数字で期間を表すときに使う前置詞は「for」になります。 「10分間」「3年間」など具体的な期間を示すことができる前置詞は「for」だけです。
Please boil the pasta for only eight minutes.
8分間だけパスタを茹でてください。
I lived in California for three years.
カリフォルニアに3年間住みました。
「during」のあとには、行事や季節などの出来事がきます。 「during」は「その出来事の間じゅうずっと」というニュアンスがあります。 「for」とは交換不可です。 「for」は「どれくらい長く」続くかについて言及しているのに対して「during」は「いつ」起こるかに着眼しており、前者は「how long」で後者は「when」で尋ねる。
During my stay in Japan, I want to visit Kyoto for sure.
日本滞在中に、京都は絶対に訪問したい。
Programmers work during the night and sleep by day.
プログラマーは夜間に働き、昼間は寝る。
「in」は場所を表し「〜で」「〜にて」という意味が基本ですが、期間を表すこともあります。 「in」で期間を表すときは
など、「時(点)」として捉えることもできるが、「期間(線)」でもある時間の流れのことを指します。 また、「in」+「具体的数字」で「...後に」という意味もあります。 例えば、「一週間後にまた会いましょう」は「Let's meet up again in a week.」となります。
We had a lot of typhoon in summer in Japan.
日本では夏の間に台風がたくさん来る。
I have to turn in the paper to my professor in a week.
一週間後に論文を教授に提出しなければならない。
「within」にも「期間」の意味があります。 「within」は「以内」という意味があり、「1週間以内」は「within a week」となります。
I'm planning to have my company go public within five years.
5年以内に我が社を上場させる計画をたてている。
前置詞「over」は「〜の上の方、〜を越えて」という意味がメインですが、「期間」を表すこともあります。 「over」+「具体的な数字」で「◯以上」という意味になります。 例えば「over a year」で「1年以上」と期間を表すことができます。 「over a period of...」「over a span of...」で「...もの間」というフレーズもよく使われます。
I've been teaching English over a year.
1年以上英語を教えています。
The study says that global warming will occur suddenly, perhaps over a period of a decade.
研究によると、地球温暖化は10年という期間で突然起こると言われている。
次に「期間」を表す「接続詞」を紹介します。 「接続詞」ですから、後に「主語」+「動詞」がフォローします。
接続詞「when」は「〜時」と和訳するのが一般的です。 具体的な長さを示すことなく、「期間」を表すことができます。
I ran across my ex when I was walking in the park.
公園を歩いているとき、元カノに偶然会った。
「while」は「when」よりも同時進行を強調し「〜している間ずっと」という意味があります。
My son was sleeping while we were traveling.
旅行中、息子はずっと眠っていた。
She was passing the fart while (she was) having lunch.
彼女はランチ中にずっとオナラをしていた。
「until」「till」は「〜までずっと」という意味になり、「期間」を示すことができます。 「until」「till」は前置詞と接続詞両方ありますので、名詞がフォローすることも、主語動詞がフォローすることもあります。
I couldn't go out until I finished homework.
宿題が終わるまで、外出することができなかった。
I was working until the end of the year.
年末までずっと働いた。
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