「楽しみにしています」という英語表現をあなたはいくつ知っていますか?学校では「I'm looking forward to seeing you.」など、「look forward to ...ing」はよく使われているイディオムですが、これ以外にも「楽しみ」を表す英語表現はたくさんあります。今回は様々な「楽しみ」の英語表現方法を紹介していきます。
「〜を楽しみにしている」という意味で私たち日本人がよく使う表現のひとつに「look forward to ...ing」というイディオムがあります。「I'm looking forward to meeting you.」などという文章で覚えましたよね? 定番の表現ですが、なぜtoの後は動詞の原形でないのかと疑問を持っている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。 「to eat dinner」や「to get a cup of coffee」などの「to」は不定詞のtoとなるため、toの後には動詞の原形がきています。 「look forward to ...ing」の中で使われている「to」は不定詞のtoではなく前置詞のtoとして使われているからです。そのためこの表現の中ではtoの後に来る単語は動名詞(...ing)となるわけです。ちょっとややこしいルールかもしれませんが、前置詞のtoの後は名詞、代名詞、動名詞がくると覚えましょう! 「会えるのを楽しみにしています」は「I'm looking forward to meeting you.」となりますが例えば「特定のものを楽しみにしています」としたい場合は、toの後に名詞をもってくることもOKです。「I'm looking forward to it.」や「I'm looking forward to dinner.」のような表現です。 「I'm looking forward to ...」という形で使われるこの表現ですが、たまに「I look forward to...」という形でも使われることがあります。これらの表現の意味に違いはあるのでしょうか? 結論から言うと、「I'm looking forward to...」と「」は両方ともに「I look forward to ...」という同じ意味となります。では、違いは何なのでしょうか? 答えは使われるシチュエーションが異なるという点です。 「I'm looking forward to...」はカジュアルな場面で、「I look forward to...」はフォーマルな場面で主に使われています。 したがって、「I look forward to...」の表現はビジネスの場におけるメールや手紙のやり取りの中でよく使われる表現となります。 ここまでをまとめると、
✔ 前置詞のto:toの後は名詞、代名詞、動名詞 ✔ 不定詞のto:toの後は動詞の原形 ✔ 「I'm looking forward to...」はカジュアルな表現 ✔ 「I look forward to ...」はフォーマルな表現なので主にビジネスメールなどで使う
となります。 例文も合わせて見てみましょう。
I'm looking forward to seeing you again!
(友人などに対して)また会えるのを楽しみにしているね!
I look forward to seeing you again.
(ビジネスの場で)またお目にかかれますことを楽しみにしております。
I'm looking forward to the lunch tomorrow!
明日のランチ楽しみにしているね!
I look forward to the lunch tomorrow.
明日の昼食をご一緒できますことを心より楽しみにしております。
「eagerly」は「熱心に、ひたむきに、しきりに」という意味があります。この単語に「...を楽しみに待つ、期待する」の意を持つ「anticipate」、「...を待つ、待ち望む」の意を持つ「wait」などを組み合わせて「楽しみにしている」というニュアンスで使われます。 これから起こる物事を「期待して切に待つ」という意味合いがあるため、「eargelry anticipate/wait/await」で心待ちにする気持ちを表現することができます。 ここで注意していただきたいことは、「anticipate ...ing」「wait for...」「await 名詞」という文型であることです。 ◯「anticipate ...ing」で、「anticipate to...」という形にはなりません。 ◯「wait for...」という形で「...を待つ」という英語表現 ◯「await」は他動詞なので、「await+名詞」という形 「wait」と「await」の違いは「await」のほうが「wait」よりやや堅い表現となり、「待ち続ける、待ち構える」という意味合いになります。 上記のような慣用句に「首を長くして待つ」という「eargerly」がついて「楽しみにしている」となるわけですね。 例文を見てみましょう。
I'm eagerly anticipating going to the surprise wedding party!
サプライズのウェディングパーティーとっても楽しみだわ!
I'm eagerly waiting for the birthday party on next Friday.
金曜日の誕生日パーティーとっても楽しみにしているよ!
I will eagerly await your reply.
あなたの返答を楽しみにしております。
「待ちきれない程楽しみにしている」を意味する英語表現として「can't wait to」があります。直訳すると「待つことができない」となり、この意味が少し転じて「(待てない程)楽しみにしている」というニュアンスで使われます。 「待ちきれない」ことを強調するために「とても...ない」の意味を持つ副詞「hardly」を用いて、「I can't hardly wait to...」という形でもよく使われるので合わせて覚えておくと便利です。 「can't wait」とセットせ使われる表現として、主に、 ◯「can't wait to 動詞」 ◯「can't wait for 名詞」 ◯「can't wait till/until 特定の日、イベント」 などがあります。いろんな形で使えるようになると表現の幅が増えて英会話も楽しくなりそうですね! この「can't wait」という表現に「私も楽しみ!」と返事をする場合は、否定文に肯定するため否定文で返す必要があります。そのためよく「Me too!」と言いたくなりますが、「Me neither!」、「Me either!」、「Neither can I」が正しい返事となります。仮に、「I can't wait!」-「Me too!」と返事をしてしまうとちょっとおかしな空気が流れてしまうので注意しましょう。。。 その他の類似表現として「counting down the days until...」というフレーズがあります。 直訳すると、「...までの日数を数える」となり、「日数を数えてしまうくらいとても楽しみにしている」という意味で使われる表現です。 それでは例文で使い方を見てみましょう。
I can't wait to listen to new song!
新曲を聴くことをとっても楽しみしているわ!
I can't wait for the summer break!
夏休みが待ちきれない程楽しみだわ!
I can't wait until my day off!
次の仕事休みが楽しみ!
I can't hardly wait for the next payday!!!
次の給料日が本当に待ち遠しい!!!
We are counting down the days until our wedding reception.
私達の結婚披露宴すごく楽しみだわ。
「しぬ」を意味する「die」の現在進行形の「dying」で「...がほしくとたまらない」という意味になります。「しぬほど...したい」というニュアンスです。例えば「無性にあなたに会いたい」は「I'm dying to see you.」がピッタリです。この文章の「無性に」は「突然」というニュアンスは弱く、「とても...したい」という「ただの強調」の意味合いが強いためです。 食べ物以外様々な感情に対して使うことが可能です。 ✔「be dying」のように現在進行形でないと、「...したい」という意味にはならない。 ✔「be dying for...」で「...がほしくてたまらない」 ✔「be dying to...」で「...したくてたまらない」 「long for」にも「...を切望する」という意味があります。この場合の「long」は自動詞です。形容詞では「長い」という意味になります。「dying」と同じく、「とても...したい」というニュアンスで「無性に」を表現することができます。 「long」は「思い焦がれる」というニュアンスで使うことが多いです。つまり誰からのことを恋しく思う、ということです。 ✔「long for...」で「...を切望する」 ✔「long to...」で「...することを切望する」
I'm dying to see you.
無性にあなたに会いたい。
I'm dying to hear your latest news!
あなたの話が無性に聞きたい!
I'm dying for something to drink.
無性に何か飲みたい。
I long for my my girlfriend, who lives in a foreign country.
異国に住む彼女に無性に会いたい。
He longed to move out of this town.
彼は無性にこの街から出たいと思った。
待ちきれない気持ちを表す表現に「Roll on ...!」があります。「Roll on ...!」で「...よ、早く来い!」という意味合いになります。「roll on」には元々、「歳月が過ぎ去る」という意味があり「早く〜にならないかな!」という待ちきれない気持ちを表現することができます。 「Roll on...」の後には、特定の日やイベントが入ります。 例文で見てみましょう。
I am already tired of working... Roll on Saturday!
仕事もう疲れた...早く土曜日にならないかな!
ワクワクするような楽しみな気持ちを表現するイディオムとして「be (already) excited about...」があります。「既に」の意味がある「already」を入れるとワクワクする気持ちを強調することもできます。「already」の他には「so」「really」「all」などの単語も可です。 また、「excited」の代わりに「ワクワクする」という意味を持つ「thrilled」を用いることもできます。 例文でまとめてみます。
I'm really exicited to see you tomorrow!
明日会えるのを楽しみにしているね!
I'm already excited about going to your new place!
あなたの新居に行くのがめっちゃ楽しみ!
We're thrilled with your new business plan!
新しいビジネスプランすごくワクワクするね!
ワクワクする気持ちを表現する別の方法として、「be pumped / stoked / fired up」があります。上記の「be excited about...」とほぼ同じような意味合いです。 ✔「be pumped to/about」で「テンションが上がっている」 ✔「be stoked」は「麻薬でハイになる」から転じたスラング ✔「be fired up」は「燃えるほどワクワクしている状態」
I'm so pumped about the reunion!
同窓会めっちゃ楽しみ〜!
I'm stoked about going to the club tomorrow!
明日のクラブまじで楽しみだわ!
We're fired up about going on the excursion tomorrow!
明日の遠足ものすごく楽しみにしてます!
ここまで「楽しみ!」という気持ちを表す英語表現を紹介しましたが、「楽しそうだね」などの気持ちを相手に伝える表現にはどのようなものがあるのでしょうか。
「楽しそうだね、楽しくなりそうだね」と話し相手に伝える英語表現として「This is going to be fun for sure!」があります。未来を表現する「be going to...」と確実性を表す「for sure」を用いるため、「これから起こることはきっと楽しくなりそうだね」というニュアンスです。 未来表現の「be going to...」の短縮形として「be gonna....」と表現されることもありますが、こちらの表現はフランクな言い方となり、ネイティブもよく使います。 その他の表現として、「It must be fun」「It sounds fun」などの英語表現もあります。
The party is going to be so much fun for sure!
パーティーは絶対楽しくなるよ!
Are you going to Hawaii? It sounds so much fun!
ハワイに行くの?楽しそうだね!
科学的に正しい英語勉強法
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