「頑張れ!」「ファイト!」は英語で何と言うでしょう?「Fight!」「Do your best!」「Try your best」などの表現はネイティブからすると少し違和感があります。(ネイティブはあまりこのような表現を使いません)今回は正しい「頑張れ!」の英語表現をシチュエーション別に紹介していきます。
「Good luck.」は日本人もよく「グッドラック」などと使ったり、ドラマの題名にもなったりと、多くの日本人は知っている表現のひとつです。 「luck」は「運、めぐり合わせ」、「good」は「良い」という意味ですから、 「Good luck.」は名詞として捉えると「幸運」という意味になります。 そして相手に幸運を祈るときに「I wish good luck to you」となり、これを略して「Good luck!」のみで間投詞的に「幸運を祈る」という意味で使われています。 相手を激励、応援する時に「幸運を祈る!」なんてあまり言わないですよね。 なので、「頑張ってね」「うまくいくといいね」と訳すのが自然でしょう。 「good luck」と一緒に使う前置詞はバラバラです。 後にくる名詞に対して不自然でないものを当てます。 基本的には「with」「on」を使うことが多いですが、場所がくる場合は「in」「at」を使うこともあります。 相手の「これから何々するんだ」という発言に対する返事として、漠然と「それ頑張ってね」というときは「Good luck with that.」が一番よく使われるフレーズです。 「Good luck.」に対する返事は「Thank you.」とお礼・感謝を述べるのが一般的です。 逆に「おれに幸運を祈ってくれ〜」というときは「Wish me luck!」と言います。 「Good luck.」というフレーズと合わせて、下記のような決まり文句も一緒に使うことができます。
Good luck on your exam today!
今日の試験頑張ってね!
Good luck with your performance tomorrow. I will be there to see you!
明日の公演頑張ってね!見に行くからね!
Good luck in your new place. We will visit you soon.
新しい場所でも頑張ってね。遊びに行くね。
「You can do it」は「あなたならできるよ!」が直訳ですが、「頑張りなよ」というニュアンスで使えます。 使役動詞の「make」を用いて「You can make it」でも可です。 また、「it」を「this」などに変更して使うこともできるので、状況に応じて使い方を工夫してください。 「You can do it.」のフレーズの前に、「I am sure」や「I know」などを付け加えて使われることが一般的です。 例文で見てみましょう。
Don't worry, you can do it.
大丈夫だよ、あなたなら出来るから頑張って。
I'm sure you can do this. You have prepared for this so hard!
必死に準備したんだから、絶対に大丈夫だよ、頑張って!
直訳すると「足を折る」というこのフレーズも「頑張って」というニュアンスで使われています。なんかすごく不思議ですよね。。。 「break a leg」が「頑張れ」という意味合いで使われるようになった背景には、本当にいろいろな諸説があります。 ここではその諸説はあまり重要ではないので解説はスキップしますね。 さて、この「break a leg」という表現はダンス、演劇、プレゼンなどを行うパフォーマーに対して使われる「頑張れ」という意味です。 とくに劇役者の間で使われているフレーズです。「成功を祈るよ」という意味です。 「good luck」というと不運が起こるという迷信から、代わりに使われる事がある言葉です。
Tomorrow is your concert, finally! Break a leg!
ついに明日、コンサートだね!頑張ってね!
「go for it」はこれから新しいことに挑戦する人に対して使う「頑張れ」です。 「目的に向かって進め!」というニュアンスです。 またスポーツの応援のときにも「Go for it」または「Go, ◯◯」という表現をよく使います。
Go for it, dude!
頑張れ、相棒!
「My best wishes」は「うまくいくように願っています」という意味合いで使います。「Best wishes to you!」という形でもよく使われています。 手紙やメールの文末で「best wishes」と書く際は、「今後ともよろしくお願いいたします」という意味となります。
My best wishes on your job interview!
仕事の面接うまくいくといいね、応援しているよ!
Best wishes to you and your colleagues.
皆様にもどうぞよろしくお伝えくださいませ。
「Give it your all.」は直訳すると「あなたの全てをそれに与えよ」となり、「精一杯、全力を尽くして頑張って」というニュアンスで使われるフレーズです。 持っている力を全て発揮する必要なシチュエーションの時にこの「Give it your all.」を使って励ましてみましょう! 「Give it your best shot!」などの表現でも可です。
The final exam is going to be held tomorrow. Give it your all!
明日は期末試験です。ベストを尽くして頑張ってください!
I heard that today is the audition day. Give it your best shot!
今日オーディションだって?精一杯頑張ってね!
「kiss some ass」は直訳すると「おしりを蹴る」となります(笑) 直訳を見ても分かる通り、少々過激な表現のスラングとなり、「やってやろうぜ!」などのニュアンスがあります。 「ベストを尽くす」というよりは「ノリで頑張る」というような感覚です。
「Keep it up.」は「その調子で頑張ってください」という意味です。「keep up」に「...し続ける」という意味があります。 ビジネスシーンでよく使われるフレーズです。 「Keep up the good work」などのフレーズもよく使います。 応用編として「Keep at it」や「Keep going」などの表現でも「その調子で続けて頑張って」となります。
You’ve been doing absolutely great recently . Keep it up!
君は最近すこぶる調子がいいね。その調子で頑張ってください。
「Hang in there」は「諦めずに頑張れ」「そこで踏ん張れ」という意味です。 「Don't give up」と同義です。 「Hold out」も同じ意味で使えます。 マラソン選手などに対して、もう少しだから頑張れ!というときにも「Hang in there」はよく使えます。
Hang in there! You're just about reach the goal!
頑張れ!もうゴールだぞ!
これから新しいことにチャレンジする人に言う「頑張れ!」で紹介した「You can do it 」ですが、この表現はすでに何かを始めてる人「頑張れ!」と言う場合も使うことができます。 「You can do it」は「あなたならできるよ!」が直訳ですが、「頑張りなよ」というニュアンスです。 使役動詞の「make」を用いて「You can make it」でも可です。 また、「it」を「this」などに変更して使うこともできるので、状況に応じて使い方を工夫してください。 「You can do it.」のフレーズの前に、「I am sure」や「I know」などを付け加えて使われることが一般的です。
You've been practicing really hard! I know you can do it!
ずっと厳しく練習していたもんね!あなたならできる、頑張ってね!
「Stick」という単語は「くっつく、張り付く」という意味があります。「Stick to it/Stick with it」を直訳すると「それに張り付いてろ」となり、ニュアンスとしては「粘り強く頑張って」となります。 今は厳しく、辛いかもしれないけど粘り強く頑張れ!と伝えたい時に使えるフレーズです。 「Stick to it / Stick with it」の違いは特にないですが、どちらかと言うと口語ではよく「Stick with it」の方を使います。
Just stick with it! You are almost there!
粘って頑張れ!もう少しだ!
軽い命令文などで「take it easy」を使うと、相手を励ますニュアンスになり「無理せず頑張ってね、気楽に行きなね」という意味になります。 日本人の感覚だと「Work hard!」や「Do you best!」と言ってしまいたくなりますが、ネイティブはあまりこのように言いません。「Take it easy!」というのがより自然です。 具体的にどんなことに対して気楽に行くべきか述べるときは「take easy on...」を使います。前置詞「on」を使うことで目的語を持つことができるので便利です!「...は控えめにする」という意味で使うことができます。
Hey take it easy. You'll be all right.
気楽にいきなよ。あなたは大丈夫だから。
「chill」という単語には様々な意味がありますが、その中の1つは自動詞で「リラックスする、ダラダラする、ゆっくりする」という意味です。 「chill out」といっても同義です。 「relax」「take it easy」「do nothing」「be lazy」などと同義です。 命令文にすると「落ち着け」という意味になります。 相手が怒ってるや興奮しているときに、落ち着かせるときに使います。 命令文では「calm down」と同義です。
Chill, men. You will be alright!
落ち着けよ、大丈夫だから。
周りに頑張りすぎている人がいたら、「Don't push yourself too much.」と励ましてあげましょう。この表現は「あなた自身を押し過ぎないでね」=「あまり無理しすぎないでね」というニュアンスとなります。 似たような表現で「Don't work too hard.」などとも言えます。
You are working for almost 10 hours now! Don't push yourself too much!
もう10時間も働きっぱなしよ!あまり無理しないで!
すでに何かを始めてる人に言う「頑張れ!」で紹介した表現は基本的に全て使うこと可能です。
自分が応援しているチームや選手を応援したい時に使える表現です。「Go ◯◯!」の◯◯にはチーム名や個人名が入ります。 「Let's go ◯◯!」という表現が野球場などで響き渡っていることもあります!
Go Ichiro!
イチローいけー!頑張れー!
Let's go Giants!
ジャイアンツいけー!
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