「独創的」と「個性的」という言葉をご存知でしょうか。「独創的な発想」「個性的な顔立ち」といったように使います。では、「独創的」と「個性的」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。この二つの言葉は日常会話においても、使われていることが多いですよね。見聞きしたことがあるかもしれませんが、意味は分からないという人も多いかもしれません。2つの意味の違いを知らないと、正しく使うことはできません。そこで今回は「独創的」と「個性的」の使い分けについて解説していきます。適切に覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「独創的」・・・他のものの真似をせずに、自分の考えやひらめきによって生み出したもの 「個性的」・・・他のものや人とは違った性質を持っていたり、その人だけにしかないもの
「独創的」は今までなかったものを作ること、「個性的」は元々ある自分らしさを表します。 「独創的」はものに対して使うことが多くて、「個性的」は人に対して使うことが多いです。
「独創的」は<どくそうてき>と読みます。 「独創的」の意味は「今までなかったようなものを、新たに生み出すこと」です。 「独創」は「他のものの真似はせずに、自分一人の考えで独自のものを作り出すこと」を意味します。 模倣ではなくて、独自のものを生み出すことができる能力を持っていることを表します。 主に「独創的な◯◯」「独創的だ」という形で用います。 例えば、「彼女が考える作品は大変独創的だ」といったように使います。 これは「彼女の作品は他にはないような、独特なものだ」という意味になります。物語の設定が優れていたり、キャラクターが独特であるなどが挙げられます。 使い方としては、
などとなります。 「独創的」の類語には、「発想力豊か」「創造的」「想像力がある」「クリエイティブ」などがあります。
例文
「個性的」は<こせいてき>と読みます。 「個性的」の意味は「その人にしかない性質が表れていること、独特なこと」です。 「個性」は「他の人とは違う、その人を特徴付けている性格や気質」を意味します。 人や物事が他のものと比べて違った性質を持っていたり、その人だけが持っていることを表します。 主に「個性的な◯◯」「個性的だ」という形で用います。 「個性的」は「多数派とは違っているものの、その人の色が出ている」と良い意味合いで使われていますが、人によっては「他人と違う」と悪い意味に捉えてしまうことがあります。 状況や相手によって使っても良いか、判断するようにしましょう。 使い方としては、
などとなります。 「個性的」の類語には、「目新しい」「奇抜」「斬新」「独特」「独自」「オリジナル」などがあります。
例文
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