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「環境」の英語表現の種類とそれらの使い分け

「環境」という英語表現をあなたはいくつ知っていますか?「環境」と聞くと、「environment」を思い浮かべる人が多いかと思いますが、「環境」を表す英語表現は他にも様々です。今回は「環境」の英語表現とその使い分けを詳しく説明していきます。

「環境」を意味する代表的な英語表現3選

environment

「環境」という言葉を聞いて「environment」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。 「environment」は「環境」を意味する代表的な英語表現のひとつです。 この「environment」は広義に解釈することができます。 「(水、空気、動物、植物など)自然環境」というニュアンスをはじめ、「environment」は、「人、物、事、の活動や発展に影響を与える物的また社会的環境」のニュアンスも含みます。 上記の通り、「environment」はやや抽象的な表現となるため、具体的な「環境」を示したい場合は、「機会」を表す「opportunity」を用いて、「環境(機会)」と表現することができます。 例えば、「英語を話す環境を作る」は「to have opportunity to use English」となります。 例文を見てみましょう。

We must protect our environment for our future generations.

我々の子孫のために、自然環境を守らなくてはいけない。

Are you satisfied with your working environment?

働く環境に満足していますか?

I think I should have more opportunities to use English to improve my English skills.

英語力を伸ばすために、英語を話す環境をもっとつくるべきだと思う。

surroundings

「suroundings」も環境を意味する代表的な英語表現のひとつです。 上記で紹介した「environment」は「」を表すのに対し、「surroundings」は「特定の時期に人や物の周辺にある物的環境」を表します。主に、「地理的、物理的な環境」を指します。「environment」よりも変化しやすい「環境」です。 名詞の前に「surrondings」を用いることで、「周りの、周囲の、近辺の」の意味でも使われます。

I want to live in a quiet and comfortable surrondings.

(地理的に)静かで快適な環境に住みたい。

It is important for parents to have safe surroundings to raise their children.

子どもを育てるために、安全な(物的)環境をつくることが親にとってはとても大切だ。

circumstances

「環境」を意味する代表的な英語表現の最後は「cuircumstances」です。 「circumstances」は「人や行動に影響する周囲の状況、事情」というニュアンスです。 「境遇」や「経済的な生活状況」の訳がしっくりくるかもしれません。 これらの意味合いで「環境」となります。

Because of her personal circumstances, she had to quit school.

彼女の家庭の経済的な事情で、退学しなければならなかった。

Under no circumstances should you touch the car.

どんな状況でも、車に触ってはいけません。

Circumstances alter cases.

(ことわざ)時と場合で事態は変わる。

◯「環境」を意味する代表的な英語表現3選のまとめ environment:「物的また社会的」環境 surroundings:「特定の時期の地理的、物理的な」環境 circumstances:「境遇、周囲の状況、事情」

その他の「環境」を意味英語表現

milieu

フランス語からきている「milieu」はややかたい表現で「社会的な環境, 境遇, 周囲の状況」のニュアンスです。 発音は「miːljˈəː」となります。複数形は「milieux/milieus」ですが、通常「milieu」は単数形で用いられることが多いです。 「milieu therapy」で「(生活環境を変える)環境療法」となります。

His art work reflected his cultural milieu.

彼のアート作品は彼の文化的環境を反映していた。

environs

「environs」は名詞で「(都市の)周辺、郊外、近郊」となります。 あまり日常会話の中では使わない、ややかたい表現です。 「environ」となると動詞で「...を取り囲む、取り巻く」という意味になります。 主に受身の形で使われることが多いです。

There was a beautiful palace built in the environs.

かつてこの都市の周辺には美しい宮殿が建てられていた。

This city is environed by mountains.

この街は山に囲まれている。

scenery

「scenery」単体での意味は「自然の風景、景色、景観」です。 「change of scenery」で「風景を変える」=「環境を変える」=「気分転換、気晴らし」というニュアンスです。 アメリカ人はこの表現はあまり使わず、イギリス人が比喩的に使う英語表現です。 アメリカ人は「気分転換」を「for a change」などと表現します。

I was sleeping for a change of scenery.

気分転換のために寝てた。

I need to get some chocolates for a change.

気分転換にチョコレートが必要だわ。

situation

「situation」は「(人の)立場、境地、状態、取り巻く状況」の意味合いがあります。 この「situation」は特定の時間や場所に限られた環境、状況のニュアンスがあります。

The situation gets worse and worse.

状況がますます悪くなる。

I was in a situation where I didn’t have my wallet in hand.

手元に財布を持っていない状況にいた。

◯その他の「環境」を意味英語表現のまとめ milieu:(ややかたい表現で)「社会的な環境, 境遇, 周囲の状況」 environs:「(都市の)周辺、郊外、近郊」 scenery:(change of sceneryで)「気分転換、気晴らし」 situation:特定の時間や場所に限られた環境、状況

「環境」の関連英語

この記事の最後に「環境」の関連英語表現を紹介します。

「環境」の関連英語表現 ◯eco-friendly item:環境に優しいアイテム ◯environmentally friendly product:環境に優しい製品 ◯environmental issue:環境問題 ◯environmental pollution:環境汚染 ◯environmental destruction:環境破壊 ◯green politics:環境保護主義政治 ◯Ministry of the Environment:環境省 ◯carrying capacity:環境収容力 ◯work environment:職場環境 ◯English-language environment:英語環境 ◯internet connection:インターネット環境 ◯testing environment:(IT関連ワードで)テスト環境 ◯production environement:(IT関連ワードで)本番環境

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