「外見」と「外観」の意味と使い方の違いを正しく理解していますか?どちらも同じ意味だと考えている人が多いですが、実は違いがあります。そこで本記事では「外見」と「外観 」の違いについてわかりやすく解説していきます!
「外見」・・・相手から見た人の様子 「外観 」・・・外部から見た建物の様子
「外見」は「がいけん」と読みます。「そとみ」と読んでも同じ意味で使うことができますが、一般的には「がいけん」と読むことがほどんどです。 「外見」の意味は「外から見た状態や有り様」です。 「外」は「特定の範囲から出た部分」という意味で、「外部」「外交」などの熟語で使われています。 「見」は「目にする」という意味で、「見聞」「見方」などの熟語があります。 「相手に見せること、相手に見られること」という意味もありますが、こちらの意味ではほとんど使いません。
というような使い方をします。 「外見」とは「人の見た目」です。中身に関係なく、他人から見える表面的な様子を指します。顔・身長・髪型・服装・持ち物・仕草・表情など、表面に見えるもの全てが「外見」となります。 「内面は外見に表れる」「内面より外見重視」などと言うように、人の性格を表す「内面」と比べることが多いです。 物に対して「外見」を使うこともありますが、基本的には人に対して使用する言葉になります。
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「外観」は「がいかん」と読みます。 「外観」の意味は「外から見た状態や景色」です。 「外観」は「外部から見えるありのままの様子や状況」を表します。「お店の外観」「家の外観」というように、主に建物の様子を表す場合に使います。 「モダンな外観の家」「オシャレな外観」などと使うこともできます。建築関係だけでなく、「車の外観」「iPhoneの外観が変わる」など乗り物や機器に対して使うこともあります。 人ではないものの見た目を表す言葉が「外観」です。 「彼の外観は,,,」「先生の外観は,,,」などと、人に対して使うことはできません。 「外観」と混同しやすいのが「概観」という言葉です。「外観」と同様「がいかん」と読みますが、「物事のおおよその有り様」を意味します。 意味が異なるので、間違えないように注意してください。
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