1. TOP
  2. 日本語の意味と使い方
  3. 正しい敬語?「運びとなりました」の意味とビジネスでの使い方、類語を解説!
正しい敬語?「運びとなりました」の意味とビジネスでの使い方、類語を解説!

正しい敬語?「運びとなりました」の意味とビジネスでの使い方、類語を解説!

「運びになりました」という表現をご存知でしょうか。ビジネスシーンにおいてはよく耳にしたり、メールなどでも目にすることが多いです。では、「運びになりました」はどういった意味で、どのような場面で使用するのでしょうか。何となく、響きが良いからと意味が曖昧なまま使っているという人もいるのではないでしょうか。そこで今回は「運びとなりました」の意味や使い方、正しい敬語表現であるのかについて解説していきます。正しい意味を知って、上手く使いこなせるようにしましょう。

「運びとなりました」の意味

「運び」の意味は、 ・物をある場所から他の場所に移すこと ・足をはこぶこと。歩くこと ・物事を進めること。あた、その段取り。進み具合 となります。 「本日はわざわざお運びいただいて恐縮です」「仕事の運びが悪い」「運びをつける」などと使います。 しかし、後ろに「〜となり」が付き「運びとなる」となると少々ニュアンスが異なります。 「となりました」は「変化した結果、結果としてある役割を果たす」を意味ですので、 「運びとなりました」は「無事に・上手く〜することが決まりました」という意味です。 また、「運びになりました」には「物事が予想とは異なる進展を見せる」「希望とは異なる結末を迎える」などと”意外性”のニュアンスが含まれます。

「運びとなりました」は退職するときに使う定番フレーズ

「運びとなりました」は「物事が滞らずに進行しながらも、予想とは違う方向に進んだとき」「何らかの進展や結末を迎えたとき」など、意外な結果になった場合に用います。 何かの結果を報告するときに、単に「〜なりました」というよりも、「運びとなりました」といった方が、丁寧さが感じられますよね。 主に、比較的大きな決定事項に対して使うことが多いです。 個人的なことに対して、例えば「今度北海道旅行をする運びとなりました」「来週から夏休みに入る運びとなりました」などと使うと、大袈裟な印象を与えてしまうので注意しましょう。 ビジネスシーンでの、主な使用場面としては、

・会社を移転するとき ・大きな会の開催が決定したとき ・転勤、転職するとき ・退職するとき ・業務やサービスなどが終了するとき ・会議などの日程を変更するとき ・プロジェクトなどの進行を報告するとき ・結婚するとき

などとなります。

「運びとなりました」は正しい敬語?

文法的には正しい敬語

「運びとなりました」の「なります」は「です」の丁寧語なので、正しい敬語です。 目上の人に対して、「運びとなりました」は使うことができます。 より丁寧な表現にしたい場合は、「運びとなりましたら」「運びとなりましたこと」とします。 「運びになりましたこと」を使う際は、「この度、◯◯さんと結婚する運びとなりましたことをご報告いたします」といったように、「〜します」「〜いたします」という言葉で締めくくります。 「運びになりましたら」を使う際は、「まだ決まっていませんが、正式に転勤が決定する運びとなりましたら、ご連絡いたします」といったように、”まだ決定はしていないが、もし決まったときには〜”ということを表したいときに用います。

しかし多用は注意!

「運びとなりました」という表現は、に物事の状況が変化してしまい、予定どおりに進められなくなったという"意外な結果"のときに使うため、社内外ともに多用はしない方が無難です。 何かを報告する度に使用していると、日頃から調整できていない、だらしない人というマイナスな印象を与えてしまいます。 実際に多用せざるを得ないようでは、働き方などを改める必要があるでしょう。

「運びとなりました」の文例

<退職する場合> ・私事ではありますが、一身上の都合により◯月◯日付けにて退職する運びとなりました。 至らぬ私でございましたが順調に勤めることができたのは、皆様方のおかげであると深く感謝しております。 本来であれば皆様一人一人に直接ご挨拶申し上げなくてはならないのですが、メールでのご挨拶になりましたこと、深くお詫びいたします。末筆ではございますが、皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。 ・この度、一身上の都合により退職する運びとなりました。長い間公私にわたり色々とお世話になりましたことを厚くお礼申し上げます。至らぬ私ではございましたが 皆様方のおかげで大過なく勤められました。貴重な経験として、これからの人生に生かしていくつもりです。末筆ではございますが、改めて長年のご厚情に深謝するとともに、皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたします。 <結婚する場合> ・私事で恐縮ですが、この度ご縁があり結婚する運びとなりました。これからは仕事と家庭においてより一層尽力し、努力していく所存でございます。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。 ・私事で恐縮ですが、この度ご縁があり結婚する運びとなりました。入籍は平成◯◯年◯月を予定しており、名字は△△に変わる予定です。結婚式は×年×日を予定しており、皆様にも是非ご列席いただきたく存じます。改めて招待状をお渡しさせていただきますので、ご確認頂ければ幸いです。

「運びとなりました」の例文

・今週末をもちまして、◯◯サービスを終了する運びとなりました。 ・△△に事務所を移転する運びとなりました。 ・この度、弊社では新商品の展示会を開催する運びとなりました。 ・皆様のご期待の添えない運びとなってしまい、大変申し訳ございません。 ・当店は30年に渡り皆様のご愛顧のもと営業を続けてまいりましたが、今年度をもちまして業務を終了する運びとなりました。 ・この度、大阪支社へ転勤する運びとなりました。長らくのお付き合い、誠にありがとうございました。 ・今回は思いもよらぬ運びとなり、大変驚きました。 ・来月、結婚する運びとなりました。 ・その舞台は人気が集まり、再演の運びとなった。 ・昨日は出掛ける予定でしたが、大雨だったため、やむなく家で過ごす運びとなりました。

「運びとなる」と「運びになる」の違いは?

例えば、 ・今週末をもちまして、◯◯サービスを終了する運びとなりました。 ・今週末をもちまして、◯◯サービスを終了する運びになりました。 とした場合、特に違いはないように思いますよね。 2つの違いとしては、”話し手が受ける印象”です。 「〜になる」は「(話し手が)当然の結果だと受け止める」というニュアンスが含まれます。 「〜となる」は「変化の結果を強調する、意外性がある」というニュアンスが含まれます。 また、「〜となる」は、文書やメールなど書き言葉にとして使うことが多いため、よりかしこまった印象になります。逆に、口頭では「〜になる」が使われることがほとんどです。

「運びとなる」の類語

決定される

「決定」は「物事をはっきり決めること」を意味します。 例えば、「新商品の価格は決定される」「評価が決定される」などと、物事が決まったときに使います。 「運びとなります」よりも断定的な言い方になります。

変更される

「変更」は「決められた物事などを変えること」を意味します。 例えば、「場合によっては変更される可能性がある」「その予定は変更されることがある」などと、物事のい予定が変わったときに使います。 「運びになりました」と同様に、”元々の予定とは変わって”ということを表します。 「変更される」だと直接的な表現となってしまうため、「運びとなりました」を使う方が物事をやんわりと伝えることができます。

進め方になります

「進め方」は「物事を進めるやり方、方式」を意味します。 例えば、「これが調査の進め方になります」「通常の進め方で問題ありません」などと使います。 「運びとなりました」と同じ意味ですが、「進め方になります」はややくだけた表現になります。

流れとなります

「流れ」は「時間の経過や物事の移り変わり」「物事の継続的な動き」を意味します。 例えば、「車の流れがよくなる」「試合の流れが変わる」などと使います。 ただ、「流れとなります」はあまりビジネスシーンでは使うことはありません。

次第となります

「次第」は「事情・状況・成り行き」を意味します。 ビジネスシーンでは、原因や状況を求められる場面が多々あります。 そのような場合に、「~という次第です」「~といった次第です」「〜次第になります」と用いるのが一般的です。 例えば、「今日は寝坊してしまい、出社が遅れた次第です。申し訳ありません」「渋滞につかまってしまい、現在そちらに向かっている次第です」などと使います。 「次第」はビジネスシーンでもよく使う表現です。

「運びとなりました」の英語

「運びとなりました」の英語表現を見ていきましょう。 「運びとなる」は、「結果的に...という状態になる」「....ということで終わる」というニュアンスです。 その英語表現は、 ・end up ...ing:結局...することになる ・It truns out that...:...ということが判明する(意外性がある) ・come to a conclusion that...:...という結論に至る ・be going to.../be ...ing:...することになった(予定) ・have decided to...:...することにする などの表現をすればよいでしょう。 「意外性」を強調したい場合は「turn out」がベストです。話者自体も予想していなかった展開になっていることが伝わります。話者自体ではなく聞き手にとって意外であるならば、どの表現を使ってもよいでしょう。新情報は多くの場合は聞き手にとっては意外性があるので、特に意識する必要はありません。 例文です。

I've decided to move into the new office next month.

来月移転する運びになりました。

It turns out that I'm going to transfer to a different division.

他部署に異動する運びになりました。

We're getting married at the end of this year.

年末に結婚する運びになりました。

英語学習をしたい方へおすすめの書籍

科学的に正しい英語勉強法

こちらの本では、日本人が陥りがちな効果の薄い勉強方法を指摘し、科学的に正しい英語の学習方法を紹介しています。読んだらすぐ実践できるおすすめ書籍です。短期間で英語を会得したい人は一度は読んでおくべき本です!

この本の詳細を見る

正しいxxxxの使い方

授業では教わらないスラングワードの詳しい説明や使い方が紹介されています。タイトルにもされているスラングを始め、様々なスラング英語が網羅されているので読んでいて本当に面白いです。イラストや例文などが満載なので、この本を読んでスラングワードをマスターしちゃいましょう!

この本の詳細を見る

おすすめの英会話教室・オンライン英会話・英語学習アプリ

ビジネスシーンで英語が必須な方など、本気で英語を学びたい人にオススメの英会話教室、オンライン英会話、英語学習アプリを厳選した記事を書きました。興味のある方はぜひご覧ください。

24a89e5f 9e39 46cc 8994 9c5c19803036 thumb

ビジネス英語を本気で学びたい人に絶対にオススメの英会話教室を紹介!

eigobu.jp

まとめ

「運びとなりました」について理解できたでしょうか? ✔︎「運びとなりました」は「無事に・上手く〜することが決まりました」という意味 ✔︎「運びとなりました」は”予想していた、意外な結果になった”ときに使う ✔︎「運びとなりました」は正しい敬語だが、使用場面を誤ると大袈裟になってしまう ✔︎「運びとなる」の類語には、「決定される」「変更される」などがある

敬語を学びたい方におすすめの書籍

敬語の使い方が面白いほど身につく本

元NHKアナウンサーの著者が教科書通りの敬語ではなく、様々なシーンで使うことができる生きた敬語表現を紹介しています。文法的に正しい敬語でも、言い回しや場面によっては相手に不快感を与えてしまう場合があります。こちらの本では ”気の利いた敬語” の使い方を、言葉のプロがコンパクトに解説しています。

この本の詳細を見る

入社1年目ビジネスマナーの教科書

ビジネスシーンでの正しい敬語の使い方から身だしなみ、電話対応などビジネスマナーについて幅広く書かれている書籍です。新入社員からベテラン社員まで使える大変便利な一冊です。イラスト付きで分かりやすくまとめられているので、スキマ時間でスラスラと読むことができます。

この本の詳細を見る
この記事のライター
Editor

人気記事

  1. TOP
  2. 日本語の意味と使い方
  3. 正しい敬語?「運びとなりました」の意味とビジネスでの使い方、類語を解説!