「そも」と「そもそも」という言葉をご存知でしょうか。「そも彼が遅れたのが原因だ」「そもそも間違っている」といったように使います。では、それぞれの意味についてきちんと理解しているでしょうか。日常会話でも見聞きする表現なので、普段よく使っているという方が多いかもしれません。ただ、「そも」と「そもそも」の違いはと聞かれると、よく分かりませんよね。似ていますが、何か違いはあるのでしょうか。そこで今回は「そも」と「そもそも」の違いについて解説していきます。適切に覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「そも」・・・前に述べた事を受けて、次の文を順序を追って説明するのに用いる表現 「そもそも」・・・前に述べた事を受けて、次の文を順序を追って説明するのに用いる表現
「そも」と「そもそも」は同じ意味です。 その物事が起きた理由や根源を説明したり、話の原点に戻る場合に使う語となっています。「そもそも」は「ある物事の始まり」という意味で名詞として使うこともできます。 元々は「そも」が使われていましたが、重ねて「そもそも」という語も使われ始めました。「そも」は古い言い方となるので、一般的には「そもそも」が使われていることが多いです。 ただ、最近は若者の間で「そもそも」を略した形として「そも」が使われていることがあります。
「そも」は「前の文を受けて、次の文を順序を追って説明するのに用いる語」です。 「そも」は代名詞「そ(其)」+係助詞「も」で成り立っています。「そも」は漢字では「抑」と表します。 「そも」は物事の始まりを順序立てて説明する場合、改めて問題を持ち出す場合に使います。接続詞として用います。 話が脱線して別の話題になってしまったときに元の話に戻したり、物事の原点を確認するときに役立ちます。「そも」はその物事の元となる事柄を指す場合に使うのが適します。 例えば、「今日の会議は中止になってしまった。そも、彼女が遅れたからこのような事態になった」といったように使います。これは「会議が中止になったのは、彼女が遅れたことが一番の原因だ」ということを表します。 このように「そも」を使うことで、その物事の根本的な理由や起こりを説明することができます。 「そも」の類語には、「いったい」「だいたい」「いったい全体」などがあります。
例文
「そもそも」は、
です。 「そもそも」は「そも」を重ねた表現です。「そもそも」は漢字では「抑」「抑抑」と表します。 「そもそも」は物事の始まりを順序立てて説明する場合に使います。接続詞として用います。 例えば、「Aさんが彼を説得しているが、彼はそもそも話を聞こうとしない」と言います。これは「彼が話を聞かないから、Aさんの説得は意味がないこと」を表します。 話が脱線して別の話題になってしまったときに元の話に戻したり、物事の原点を確認するときに役立ちます。「そもそも」は「さて」「いったい」などと同じように使うことができます。 「最初、始まり」という意味では、名詞的にも副詞的にも用いることができます。物事の始まりや起源を表す場合に使うので、「そもそもの始まり」「そもそもの出会い」などと言います。 このように「そもそも」を使うことで、その物事の根本的な理由や発端を説明することができます。 「そもそも」の類語には、「元来」「最初から」「当初」「根源的」「根本」などがあります。
例文 「前の文を受けて、次の文を順序を追って説明するのに用いる語」という意味
「最初、始まり」という意味
元NHKアナウンサーの著者が教科書通りの敬語ではなく、様々なシーンで使うことができる生きた敬語表現を紹介しています。文法的に正しい敬語でも、言い回しや場面によっては相手に不快感を与えてしまう場合があります。こちらの本では ”気の利いた敬語” の使い方を、言葉のプロがコンパクトに解説しています。
同じ内容でも伝え方次第で結果が全く変わってしまう。そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?実は言葉の選び方や順序には公式があり、それに気付きさえすれば、ビジネスシーンだけではなく人生全般でのコミュニケーションを円滑にすることができます。こちらの本では、相手の返事を「ノー」から「イエス」に変える具体的な方法が体系化されています。
偏差値35だった筆者が、二年間の浪人と東大合格の末にたどり着いた読書術を余すところなく大公開しています。文章を読み込む力や論理的に整理する力などが劇的に向上する実践的な読み方が分かりやすく解説されています。仕事・勉強の生産性を上げたい人にも読書嫌いにも効果テキメンの一冊です。