1. TOP
  2. 日本語
  3. 意味の違い
  4. 「反駁」「反論」「弁駁」「論駁」「論破」の意味の違いと使い分け

「反駁」「反論」「弁駁」「論駁」「論破」の意味の違いと使い分け

「反駁」という言葉をご存知でしょうか。「反駁」は日常的に使われる言葉ではないので、初めて聞いたという方も多いと思います。字面からして、難しそうな意味をイメージしてしまいますよね。また、「反駁」と似た言葉には「反論」や「論駁」などとたくさんあります。普段使わない言葉であっても、いざという時になったらしっかりと使いこなしたいですよね。そこで今回は「反駁」「反論」「弁駁」「論駁」「論破」の意味の違いと使い分けについて解説していきます。それぞれの意味や使い方を知って、正しく使い分けできるようにしましょう!

英会話教材おすすめ人気ランキング|29商品を購入し徹底比較-画像

「反駁」「反論」「弁駁」「論駁」「論破」の違いまとめ

▶︎「反駁」・・・自分の意見を擁護するために、他人から受けた主張や批判に対して論じ返すこと ▶︎「反論」・・・相手の意見はおかしいと批判するために、言われたことに対して反対の意見を述べること ▶︎「弁駁」・・・相手の説の誤りに対して、相手が何も言い返せないほど攻撃をすること ▶︎「論駁」・・・裁判所などで相手の説の誤りを議論または証拠を挙げて、相手が何も言い返せないほど打倒すること ▶︎「論破」・・・理論的な言い回しにより、相手を言い負かせて屈服させること

「反駁」の意味と使い方

「反駁」は<はんばく>と読みます。 「反駁」の意味は

  • 他人の意見に反対して、その非を論じ攻撃すること
  • 他より受けた非難攻撃に対して、逆に論じ返すこと

です。 「反」は「はねかえる・対立する」 「駁」は「他人の説に反対する・反論する」を意味します。 他人の主張や批判に対して論じ返すこと・言われたことに対して言い返すことを表します。 自分の意見を擁護することが目的であって、相手の主張を批判することが目的ではありません。 ”相手の意見をとりあえず受けた上で、主張や批判を論理的に返す”といったイメージになります。

  • ◯◯に反駁する
  • 反駁を加える
  • 反駁の言葉もない

などと使います。 「反駁」は堅い言葉で口語的ではなく、書き言葉として使われることが多いです。 「反駁」は”ディベート用語”として多く用いられています。 ディベートとは、あるテーマについて肯定側と否定側とに分かれて行う討論のことです。

例文

  • わかりやすく伝えるために、例を挙げて反駁する。
  • ついついカッとなってしまい、非難に反駁してしまった。
  • 最新の機械は反駁できないほど、精巧に作られていた。
  • だんだんと熱が上がってきて、お互いに反駁を加えあった。
  • 彼の主張はとても明確で説得力があったので反駁の余地がなかった。
  • 私は彼の鋭い反駁にすっかり参ってしまった。
  • 何かあったら怖いので、心の中で反駁する。

「反論」の意味と使い方

「反論」は<はんろん>と読みます。 「反論」の意味は「相手の議論・批難に対して言い返すこと。また、その議論」です。 「反」は「はねかえる・対立する」、「論」は「筋道を立てて述べる」を意味します。 相手の論や批判に対して反対の意見を述べること・反対意見や反対の議論を表します。 反対の意見を言うことなので、”相手の意見を否定する”というイメージになります。 『あなたの意見は間違っている!』『おかしい!』と批判しています。 反対の意見を言うのは、自分の意見を守る目的と、相手の言っていることに矛盾点や辻褄が合わないなどと問題があることを指摘するといった目的が含まれます。 「反論」は日常的にも、「先生の言うことに反論する」「友達の言うことが間違っていたので反論する」などと使います。

例文

  • 彼女は周りを気にすることなく、堂々と反論した。
  • 部長の言っていることは筋が通っていて、反論の余地がなかった。
  • あくまでも相手の機嫌を損ねないように、反論する。
  • 新しい企画に対する批判について、反論する。
  • 全て間違っていたが、めんどくさかったのであえて反論しなかった。
  • 彼女の反論は理にかなっていて、何も言うことができなかった。
  • 私が反論したために、相手はだいぶ困惑してしまった。

「弁駁」の意味と使い方

「弁駁」は<べんばく>と読みます。 「弁駁」の意味は「他人の説を攻撃して言いやぶること」です。 「弁」は「理屈を立てた議論」、「駁」は「他人の説に反対する・反論する」を意味します。 相手の説の誤りを突いて論じ、攻撃をすること・相手の説に反論して言い破ることを表します。 ”間違っている相手の説の本質を突いて、攻撃または言い負かす・相手が反論できないぐらいに論じ詰める”というイメージになります。相手の間違いを教えるというよりは、相手を屈服させるという意味合いが強いです。 「弁駁」は「反駁」の一手段と言えます。 「弁駁」は少々堅い表現で、主に文章語として使われます。あまり多く使われる言葉ではありません。

例文

  • 論敵の説を弁駁する。
  • 反対派の説を一気に弁駁する。
  • この事柄についてはしっかりと弁駁しなくてはならない。
  • だいぶ誤りがあったので、正しく弁駁する。
  • 彼はものすごく憎たらしいので、なんとか弁駁したい。
  • あの人の説はいつも理路整然としているので、どうも弁駁することができない。
  • 誤ったことばかり言っている相手の説を鋭く弁駁する。

「論駁」の意味と使い方

「論駁」は<ろんばく>と読みます。 「論駁」の意味は「相手から加えられた意見に対抗して論じ返すこと」です。 「論」は「筋道を立てて述べる」、「駁」は「他人の説に反対する・反論する」を意味します。 相手の論や説の間違いを論じて攻撃すること・誤った意見を非難して論じ返すことを表します。 ”議論または証拠を挙げて相手を打倒する”というイメージになります。「論駁」は「反駁」の一手段と言えます。 「論駁」は、裁判所などで相手の主張や説に反対を唱える場合に使うことが多いです。 「論駁」は「弁駁」と同様に少々堅い表現で、主に文章語として使われます。日常会話で使うことはほとんどありません。

例文

  • 証拠を挙げて論駁する。
  • わかりやすいように反証を挙げて論駁する。
  • 彼女であったら、彼の言っていることを有効に論駁することができることだろう。
  • 誤った陳述を鋭く論駁した。
  • このことについては論駁できないほど、立証されていた。
  • はちゃめちゃな議論を一瞬にして論駁した。
  • 論説を論駁してくれると確信した。

「論破」の意味と使い方

「論破」は<ろんぱ>と読みます。 「ろんは」とは読まないので注意しましょう。 「論破」の意味は「議論して他人の説を破ること。言い負かすこと」です。 「論」は「筋道を立てて述べる」、「破」は「相手を打ち負かす」を意味します。 議論をして相手の説を打ち破ること・相手の説を言い負かすことを表します。 ”議論において、理論的な言い回しによって相手の説を打ち破り、屈服させる・何も言わせない”といったイメージです。 複数の意見が衝突する場合、相手の間違っていることを理論的に指摘して、最終的に自分の正しい意見を導くことを意味します。 最近では、ネット上や日常会話においても「はい、論破!!」「リア充を論破する」などとよく使われています。 「はい、論破!」は議論において、相手の言い分を言い負かした時に発する言葉です。

例文

  • 反対意見をことごとく論破する。
  • 対立する意見をかたっぱしから論破する。
  • 論破ばかりしていたら、周りから愛想を突かれてしまった。
  • 彼の言っていることが間違いだらけで、論破したい気持ちが沸々と湧いてくる。
  • 感情任せで論破してしまうと、ろくなことがない。
  • 徹底的に論破するのは、とても痛快である。
  • 彼女の意見はいつも的外れだ。誰か論破してくれないかな〜。

日本語を学ぶのにおすすめの書籍

敬語の使い方が面白いほど身につく本

元NHKアナウンサーの著者が教科書通りの敬語ではなく、様々なシーンで使うことができる生きた敬語表現を紹介しています。文法的に正しい敬語でも、言い回しや場面によっては相手に不快感を与えてしまう場合があります。こちらの本では ”気の利いた敬語” の使い方を、言葉のプロがコンパクトに解説しています。

この本の詳細を見る

伝え方が9割

同じ内容でも伝え方次第で結果が全く変わってしまう。そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?実は言葉の選び方や順序には公式があり、それに気付きさえすれば、ビジネスシーンだけではなく人生全般でのコミュニケーションを円滑にすることができます。こちらの本では、相手の返事を「ノー」から「イエス」に変える具体的な方法が体系化されています。

この本の詳細を見る

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

偏差値35だった筆者が、二年間の浪人と東大合格の末にたどり着いた読書術を余すところなく大公開しています。文章を読み込む力や論理的に整理する力などが劇的に向上する実践的な読み方が分かりやすく解説されています。仕事・勉強の生産性を上げたい人にも読書嫌いにも効果テキメンの一冊です。

この本の詳細を見る

おすすめの記事

「謹(つつし)んで」と「慎(つつし)んで」の意味の違いと使い分け

WURK

ビジネスにおける「支障をきたす」の意味と使い方、敬語表現はある?英語表現も解説

WURK

ビジネスでの「懸案」の意味と使い方!懸念事項、懸念、課題との違いは?

WURK

例文付き「末筆ながら」の意味と使い方!お詫びやお礼でどう使う?

WURK

例文付き「末筆ではございますが」の意味と使い方、お礼やお詫びでどう使う?

WURK

敬語「ご所望」と「ご要望」の意味と使い方の違いとは?《例文付き》

WURK

宛名の敬称で使う「様方(さまがた)」とは?正しい書き方を解説

WURK

「承る」「受け賜る」の意味の違いと使い分け

WURK

ビジネスでの「お忙しいところ」の使い方と例文!メールや電話でどう使うか

WURK

例文付き「踏襲」の意味・読み方・類語・英語表現!「継承」との違いも解説!

WURK

「腹白い」人ってどんな人?の意味と使い方、「腹黒い」も解説

WURK

「借りてきた猫」の意味と使い方、語源、類語、例文、「猫」の付くことわざ

WURK

「一事が万事」の意味と使い方、語源、例文、類語、座右の銘として使える?

WURK

「平身低頭」の意味と使い方、類語、対義語、感謝するときに使える?

WURK

「ままある」は方言?意味、頻度、類語、「多々ある」との違い

WURK

「近々」の読み方と意味、使い方、期間、敬語、類語、直近・喫緊との違い

WURK

「脚色」の意味と使い方、類語、語源、競馬用語、「着色」との違い

WURK

死語?方言?「日和る(ひよる)」の意味と使い方、語源、類語、英語表現

WURK

「愚問」の意味と使い方、敬語表現、類語、「愚問愚答」とは?

WURK

「垣間見る」の意味と使い方、語源、類語、反対語、敬語、英語表現

WURK

新着ツイッターまとめ

トレンド

カテゴリーランキング

  1. TOP
  2. 日本語
  3. 意味の違い
  4. 「反駁」「反論」「弁駁」「論駁」「論破」の意味の違いと使い分け