「早合点(はやがてん)」の意味は、まだちゃんと理解しないで、知ったつもりになることです。例えば「講義の内容を早合点していた」などと使います。「早とちり(はやとちり)」の意味は、自分だけがわかったつもりになって、間違えることです。例えば「改装をするための休業を閉店したと早とちりしてしまった」などと使います。
「早合点(はやがてん)」・・・早まって合点すること。よくわからないで、わかったと思い込むこと。 「早とちり」・・・早合点して、間違えること。
「早合点」の意味は漢字の通り「早まって合点すること」です。 「合点」は「同意する、納得する」という意味です。 つまり「早合点」は「まだちゃんと理解しないで、知ったつもりになること」を指します。 「合点」は単体では「がってん」と読むのが普通ですが、「早合点」の場合は「はやがてん」と読むのが一般的です。 「早合点」と似た言葉に「早とちり」がありますが、微妙に意味が違います。 「早とちり」は「早合点した結果、間違いをする」という意味です。 「早合点」には「間違える」という意味合いは含まれていない点に違いがあります。
「早合点」は「はやがてん」と読みます。 「はやがってん」と読むこともできますが、一般的には「はやがてん」と読むことがほとんどです。 「早合点」の意味は「よく理解しないうちに、わかったつもりになること」です。 「合点」は「訳を理解すること、納得すること」を意味します。 「早」をつけて「早合点」とすることで、「しっかり聞いたり確認しないうちにわかったと思い込むこと」を表します。 自分の勝手な思い込みで、正しく理解していないことを表現する場合に使用します。 「早合点する」というような使い方をします。 「早合点は大間違いの基」ということわざがあります。これは「納得がいかないまま理解したような気でいる人は、大失敗しやすいこと」を表しています。 「早合点」の類義は「早呑込み(はやのみこみ)」です。 「早吞込み」は「呑込みが早く、すぐく習得する」という意味で使うことが多いですが、「早合点」と同じく「早まって知ったつもりになる」という意味もあります。 似た表現に「独り合点」があります。 これは「自分だけで理解しているつもりになること」を意味します。 「独り呑込み」ということもあります。 「独り合点」と「早合点」の意味は非常に似ていますが、「独り合点」は「自分勝手に解釈する」という意味合いが強調され、本来ならば周りの人と協力すべきなのに自己中心的に物事を理解して進めてしまう、という場面で使われる言葉です。
例文
「早とちり」の意味は「自分だけがわかったつもりになって、間違えること」です。 「早とちり」は「早合点」と「とちる」で成り立っています。 「とちる」は「台詞をとちる」と使うように、「役者が台詞や演技を間違えること」を表します。 そこから転じて、「失敗する、ミスする」という意味で使われるのが一般的になりました。 「早とちり」は、「十分に理解していない結果、間違えてしまう」という意味です。 しっかりと解釈をせずに、何かを過ちを犯し、周りに迷惑をかけたり負担をかけてしまうことを意味します。
というような使い方をします。 「早とちり」と「勘違い」の違いに関しては下記の記事を参考にしてみてください。
例文
「早合点(はやがてん)」の意味は、よくわからないのにわかったと思い込むことです。 「早とちり」の意味は、早合点して失敗してしまうことです。 「早合点」の「合点」は、「がってん」とも読みます。