「都内」と「都下」という言葉をご存知でしょうか。「都内で暮らしている」「都下にある」といったように使います。では、「都内」と「都下」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。この二つの言葉は日常会話で使われたり、テレビなどでも使われていることが多いですよね。よく見聞きする言葉ですが、意外と意味を知らないということがあると思います。「都内」と「都下」と聞いただけでは、違いがよくわかりませよね。正しく使うためには、意味についてきちんと知っておくことが必要です。そこで今回は「都内」と「都下」の使い分けについて解説していきます。適切に覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「都内」・・・東京都の二十三区 「都下」・・・東京都の二十三区以外の市町村
「都内」+「都下」=「東京都」となります。 「都内」と「都下」はどちらも東京都全域を表すこともできますが、基本的に「都内」は二十三区、「都下」は二十三区内以外を指します。 「都内」「都下」と使われるようになったのは、元々東京都が「東京市」「東京府」と呼ばれていたことが始まりです。「東京市内」「東京府下」と言っていた名残が残っています。
「都内」は<とない>と読みます。 「都」は音読みで「ト・ツ」、訓読みで「みやこ」と読みます。 「都」は「東京都、人々が集まる大きな場所」を意味します。 「内」は音読みで「ナイ・ダイ」、訓読みで「うち」と読みます。 「内」は「ある範囲でのなか」を意味します。 「都内」の意味は「東京都のなか、特に二十三区内」です。 「都内」は「東京都内」を略した語です。 「都内」は「東京の行政区域内」ということです。行政区域には区だけではなくて市町村や島なども含まれていますが、基本的に二十三区内を表しています。 「東京都◯◯区」と表します。 例えば、板橋区、墨田区、千代田区、品川区、江戸川区などは全て「都内」と表すことができます。「都内で働いている」といった場合は、二十三区内のどこかで働いていると推測することができます。 また、タイの首都バンコクを「都」と訳すので、タイの行政区域を「都内」と呼ぶこともあります。
例文
「都下」は<とか>と読みます。 「都下」を苗字として用いる場合は「つした」と読みます。 「都」は音読みで「ト・ツ」、訓読みで「みやこ」と読みます。 「都」は「東京都、人々が集まる大きな場所」を意味します。 「下」は音読みで「カ・ゲ」、訓読みで「した・しも・さがる・くだる」と読みます。 「下」は「位置関係が下にあるもの」を意味します。 「都下」の意味は「東京都のなかで、二十三区を除いた市町村」です。 「都下」は「東京都下」を略した語です。 「都下」は二十三区内を含まない、市部・郡部・島の呼称を表します。「東京都◯◯市」と、区以外の地域を表す場合に使います。 例えば、八王子市、あきる野市、国分寺市、町田市などは全て「都下」と表すことができます。「都下に住んでいる」といった場合は、二十三区以外のどこかに住んでいると推測することができます。 「都下多摩郡」「都下多摩地方」と表現することもできます。
例文
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