「たわむ」と「しなる」という言葉をご存知でしょうか。「棚がたわむ」「枝がしなる」といったように使います。では、「たわむ」と「しなる」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。二つとも非常に似ていますが、実はそれぞれ意味が異なります。「たわむ」と「しなる」と聞いただけでは、いまいちイメージがしにくいですよね。正しく使うためには、意味について正しく知っておく必要があります。そこで今回は「たわむ」と「しなる」の使い分けについて解説していきます。適切に知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「たわむ」・・・力を加えられても折れずに曲がること 「しなる」・・・力を加えられても折れずに曲がること
「たわむ」と「しなる」は同じ意味で、使い方にも違いはありません。 「たわむ」と「しなる」の類語には、「反る」「弓なりになる」「カーブする」「たゆむ」などがあります。
「たわむ」の意味は「固い真っ直ぐな状態の棒状・板状のものが、力を加えられて折れずに曲がること」です。 「たわむ」は漢字では「撓む」と表します。 「撓」は音読みで「トウ・ドウ」、訓読みで「たわむ・みだす」と読みます。 「撓」は「そり曲がること」を意味します。 真っ直ぐだったものが、強い力を加えられてそり曲がった形になることを表す場合に「たわむ」を使います。「たわむ」は自然に曲がることだけではなくて、自分で意図的にものを曲げることも表します。 主に「◯◯がたわむ」「〜によってたわむ」という形で用います。 例えば、「枝がたわむ」「棚がたわむ」「竹がたわむ」といったように使います。 「たわみ」という表現もよく使われていて、「枝のたわみ」「木のたわみ」などと言います。 「たわむ」は「諦める、疲れる」という意味で「たわむことなく自分の道を進む」といったように使うこともできます。ただ、この意味で使うことは少ないです。
例文
「しなる」の意味は「ものに弾力があって、力を加えられたら折れずに柔らかく曲がること」です。 「しなる」は漢字では「撓る」と表します。 「撓」は音読みで「トウ・ドウ」、訓読みで「たわむ・みだす」と読みます。 「撓」は「そり曲がること」を意味します。 「しなる」は「しなう」が転じた言葉です。 ものに張りがあるため、強い力を加えられても折れないで元に戻りやすい状態を表す場合に「しなる」を使います。「しなる」は元の形に戻ろうとする力があるため、折れずにしなやかに曲がることを表します。 主に「◯◯がしなる」「〜によってしなる」という形で用います。 例えば、「木がしなる」「体がしなる」「ムチがしなる」といったように使います。ものだけではなくて、人に対しても使うことができます。 「しなり」という表現もよく使われていて、「腕のしなり」「しなりがある」などと言います。
例文
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