「入職」と「入社」という言葉をご存知でしょうか。「入職する」「入社する」といったように使います。では、「入職」と「入社」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。二つとも非常に似ているため、区別するのが難しいですよね。どちらも同じように使うことができると思ってしまいますが、実はそれぞれ異なる点があります。日常会話でも使うことがある言葉なので、意味の違いについてきちんと知っておくことが必要です。そこで今回は「入職」と「入社」の使い分けについて解説していきます。適切に覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「入職」・・・一般の会社やその他の組織に雇われること、働き手として勤めること 「入社」・・・一般の会社に雇われること、社員として勤めること
「入職」と「入社」はほぼ同じ意味ですが、使い方が異なります。 「入職」と「入社」は一般的な会社で職に就くことを表しますが、「入職」は主に医療機関などで職に就くことを表します。 「入職」は会社や病院などあらゆる組織に属して働く場合、「入社」は民間の会社で働く場合に使います。
「入職」は<にゅうしょく>と読みます。 「入」は音読みで「ニュウ・ジュウ」、訓読みで「いる・はいる」と読みます。 「入」は「ある分野や範囲の中にはいること」を意味します。 「職」は音読みで「ショク・シキ」と読みます。 「職」は「行うべき役目や任務」を意味します。 「入職」の意味は「新規採用・再就職・転職によって、新しい職に就くこと」です。 新規採用や転勤などによって就労者となること、一般的な会社に雇われることを表します。 銀行員になることは「入行」、公務員になることは「入省・入庁」、テレビ局で働くことは「入局」と、職によってそれぞれ言葉があります。これをまとめて「入職」と表現することができます。 特に、医師・看護師・薬剤師が病院で働き始める場合に「入職」と使うことが多いです。 「4月入職」「入職率」「入職希望」「入職者」といったように使います。 「入職」の反対語は「離職」です。これは「仕事から離れる、やめること」を意味します。
例文
「入社」は<にゅうしゃ>と読みます。 「入」は音読みで「ニュウ・ジュウ」、訓読みで「いる・はいる」と読みます。 「入」は「ある分野や範囲の中にはいること」を意味します。 「社」は音読みで「シャ」、訓読みで「やしろ」と読みます。 「社」は「組織やグループなどの機関」を意味します。 「入社」の意味は、
です。 企業に勤めること、社員としてその会社で働くことを表します。株式会社・有限会社・合同会社などに勤めることが「入社」となります。 会社であったら、正社員でなくてアルバイトやパートでも「入社」を使うことができます。 「入社する」「入社式」「入社試験」といったように使います。 学校や病院、銀行など一般会社ではない場合は「入社」は使えません。 「入社」の反対語は「退社」です。これは「社員が会社を離れる、やめること」を意味します。 ただ、「退社」は「一日の仕事を終えて家に帰る」という意味でも使われているため、誤解を避けるために「退職」が使われていることも多いです。
例文
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