「早とちり」と「勘違い」という言葉をご存知でしょうか。「早とちりする」「勘違いしている」といったように使います。では、「早とちり」「勘違い」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。「早とちり」「勘違い」をしたことあるという人は多いですよね。日常会話でも使うことが多い言葉ですが、意外と意味を知らなかったり、どういった違いがあるのか知らないということがあります。そこで今回は「早とちり」と「勘違い」の使い分けについて解説していきます。正しく覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「早とちり」・・・よく確認しないで、早急に判断して間違えること 「勘違い」・・・物事の意味や事実を間違えて、認識すること
「早とちり」は物事をよく考えなかったり、全く考えなかったりして結論を出すことです。 「勘違い」は最初からそうであると、物事を間違って理解していることです。 「早とちり」は自分で間違いに気づくことが多くて、「勘違い」は自分では間違いに気づいていないことが多いです。 「勘違い」の方が意味が広いので、「早とちり」は「勘違い」に内包されています。
「早とちり」の意味は「よく聞いたり確かめないうちに、せっかちに判断して間違えること」です。 人の話や情報をよく聞かず、事情を理解していないにも関わらず、慌ただしく判断して間違えることを表します。 正しいこととは違った解釈をすることで、周囲に迷惑をかけたり誤解を与えてしまうということが生じます。 しっかりと確認していないのに、勝手に分かったつもりになっていることを表す場合に「早とちり」を使います。 例えば、夫が女性と一緒にいたので不倫しているのかと思ったが、その女性はただの仕事仲間だった。こういった場合に「早とちりをした」と表現することができます。 言い回しとしては、
などとなります。 「早とちり」の類語には、「決めてかかる」「思い込む」「取り違える」「見当違いする」などがあります。
例文
「勘違い」の意味は「間違って考えたり、思い込むこと」です。 物事をついつい間違って考えることや、理解することを表します。単なる思い違いを表しているので、マイナスな方向に思い違いをするということは表しません。 「勘違い」は、物事の内容や事実を間違えて認識することを表す場合に使います。 例えば、約束していた時間を10時だと思っていたが、本当は9時で相手に言われたから気づいたという場合に「勘違いしていた」と表現することができます。 一般的には「勘違い」と表記することが多いですが、事実とは違った解釈をしているという非難を込めた意味合いを抑止するために「カン違い」と表記することがあります。 言い回しとしては、
などとなります。 「勘違い」の類語には、「考え違い」「誤認識」「心得違い」「混同」「誤想」「曲解」などがあります。
例文
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