「項目」は英語で何と言うでしょうか?「項目」を辞書で調べると、「item」「headline」「clause」など色々な単語が出てきてかなり分かりづらいですよね。なぜなら日本語の「項目」はかなり広い意味で使われているからです。まず「項目」の言葉の意味を整理し、それぞれの意味に対する英訳を考えていく必要があります。そんな複雑な「項目」という言葉の英語表現をニュアンス別で徹底解説していきます。
日本語の「項目」の基本的な意味は「ある基準によって区分された一つ一つ」になります。この基本義から派生して3つのニュアンスで日常的に使われています。 《1》表や計算書などの細目。記入項目、管理項目、検査項目など 《2》辞書や事典、新聞などの見出し語 《3》書物の長い文章の一区分 この3つのニュアンスそれぞれの英訳を考えていきます。
「細目」という意味の「項目」の英語表現は「item」です。 我々がビジネスシーンなどでよく使う「項目」は「item」と表現します。 プレゼンテーションやアジェンダなどの項目や、アンケート回答の項目など、幅広く使う「項目」が「item」です。 日本語で「アイテム」というと「物、商品」という意味ですよね。 英語の「item」にもその意味がありますが、それとは別に「項目」という意味もあることを覚えておきましょう! ✔「item by item」で「項目ごとに」という意味になります。 ✔ 動詞「itemize」は「項目に分ける、箇条書きする」という意味になります。 ✔ 「記入項目」は「box」「blank」などと表現されることもあります。
There are five items on the agenda.
行動計画には5つの項目があります。
Please explain this item to me.
この項目を私に説明してください。
Then let's move on to the next item for discussion.
それでは次の項目に移り、議論しましょう。
You should put every content in order item by item in essays.
論文では、すべての内容を項目ごとに整理した方がいいよ。
「項目」を意味する「item」の関連英語
「point」には全体の中における一部分である「細目」という意味もありますが、その意味ではあまり使われません。「point」には「点、論点」などその他の意味で使われることがほとんどです。
日本語の「項目」には、「辞書や辞典など見出し語」という意味も存在します。 「見出し語」とは、ある事項を見つけるのに便利なように設けた太文字で書かれた言葉のことです。「見出し語」を冒頭部分でまとめたリストのことを「見出し」といいます。(ちなみに「見出し」は英語で「index」といいます) 辞書・事典の見出し語は、英語で「headword」「entry (word)」と言います。 例文を見てみましょう。
Many of smart people memorized every entry word in encyclopedia when they were kids.
頭のいい人は子供の頃に百科事典のすべての項目を暗記した人が多い。
This dictionary has fifty thousand entries.
この辞書は5万個の項目(見出し語)がある。
新聞や雑誌、ニュース番組などの「見出し語」つまり「表題、題目」を意味する英語は「headline」「head」などにあたります。 「make headlines」で「ニュースの項目を作る」つまり「新聞などで大きく取り上げられる」という意味になります。
We're going to cover these headlines in today's news program.
本日のニュース番組では、これらの項目をお送りいたします。
The celebrity scandal made headlines.
その芸能人のスキャンダルは新聞で大きく取り上げられた。
This chapter on the textbook is really hard.
教科書のこの項目はとても難しい。
「項目」には「書物などの長い文章の一区分、一部分」という意味もあります。例えば、「教科書のこの項目を見てください」などのように使う場合です。 このように、「文章の項目」を意味する単語は「chapter」「section」「paragraph」などの単語が使われます。 一般的には、「chapter」は「章」、「section」「paragraph」は「節」などと訳されます。 「chapter」が最上位区分です。 <上位区分> chapter > section > subsection > subsubsection > paragraph > subparagraph <下位区分> など、「sub」という接頭語を使いより細分化する場合もあります。
法律や契約書などの決まりを定めた堅い文章における項目は「条項」と言われ、これらの英語表現は、「clause」「provision」「article」などが使われます。 例文です。
The contract has five clauses, each of which outlines the duties on the partner.
契約には5つの項目があり、それぞれが共同事業者の義務の概要を説明している。
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