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「自重」「自粛」「自制」の意味の違いと使い分け

「自重」「自粛」「自制」の意味の違いと使い分け

「自重」「自粛」「自制」という言葉をご存知でしょうか。「自重しろ!」「活動を自粛する」「自制心が働く」などと言いますよね。何となくそれぞれ意味は違うかなとは想像がつきますが、具体的に何が異なるかについては説明できないという人も多いと思います。このように、3つの言葉を正しく使用できている方は少ないです。そこで今回は「自重」「自粛」「自制」の意味と使い方について解説していきます。ここでは、例文も挙げて紹介します。よく意味について理解していない、少し不安があるとい方は是非参考にしてみてください。

「自重」「自粛」「自制」の違いまとめ

▶︎「自重」・・・自分自身が問題や間違いを起こさないように、慎重に行動すること ▶︎「自粛」・・・他者からの評価を気にして、自ら自分の行いや態度を控えること ▶︎「自制」・・・自分の感情を抑制して、態度や言葉などを表に出さないこと

「自重」の意味と使い方

「自重」は<じちょう>と読みます。 「自重」の意味は、 ・自分の行いを慎んで、軽々しく振る舞わないこと。自分の品位を保って、みだりに卑下しないこと ・自分の身体を大切にして、健康を損なわないようにすること。自愛 となります。 「自らを重んじる」という通り、自分を価値あるものとして重くみる・大事にすることを表します。 「自分自身を慎んで、軽々しい行動を取らないこと」という意味では、例えば「調子に乗ってふざけていたら、周りの人に色々言われてしまったので、今後はふざけた言動を自重します」といったように使います。 「自分の身体を大切にする」という意味では、例えば「ご自重ください」といったように使います。 現在では、「自分自身を慎んで、軽々しい行動を取らないこと」という意味が変化して、「調子に乗るな」「落ち着け」「自主規制」といった意味で使うことも多いです。 よくネットでも「自重しろ!」と言いますが、「調子に乗るな!」「引っ込め!」という意味だと解釈できます。 また、「自重」は筋トレなどでもよく使う言葉です。 ”自重トレーニング”は、自分自身の体重を負荷として利用するトレーニング方法です。器具なしでできるので、非常に始めやすい筋トレです。腕立て伏せ・逆立ち・懸垂・スクワットなどが当てはまります。 「自重」を「じじゅう」と読むと、「自分の体重。(付属物・積載物などを除く)車体・機械それ自体の重さ」を意味します。意味が全く異なるので間違えないようにしましょう。

例文 「自分の行いを慎み、軽々しく振る舞わない」という意味 ・この前の飲み会で、酔っ払って上司に絡んじゃったので、しばらくお酒は自重します。 ・上司から自重するように言われた。 ・お酒を飲むのもいいけど、重要な場では絶対に自重するように。 ・将来のことも考えて自重したほうが良いよ。 ・試験が終わったからといって、羽目を外さず自重するように。 ・自重しろwww 「自分の身体を大切にする」という意味 ・何卒、ご自重ください。 ・ご多忙の折とは存じますが、ご自重ください。 ・これからも暑さが続きますので、一層のご自重をお祈り申し上げます。

「自粛」の意味と使い方

「自粛」は<じしゅく>と読みます。 「自粛」の意味は「自分で自分の行いをつつしむこと」です。 「自粛」の「粛」は、「心・規律などを引き締める・つつしむ」を意味します。 他人からの評価を気にして、自ら進んで行いや態度を慎むことを表します。 「自粛」は何らかの問題を起こして、それに対して自分の意思というよりは世間の目・他者からの評価を気にして、行うはずだったことを取りやめたりする、といった場合に使います。 よく問題を起こした芸能人が「無期限に活動を自粛する」と発言しますが、これは「一生芸能活動をしません」という意味ではなく、「期限を決めないで、自ら芸能活動をしないことを決定した」という意味です。 「自粛」は誰かに活動しないように制限されているわけではなく、自ら決めたということになります。 「自粛」は「他者からの評価を気にして、自ら行いを控えること」、 「自重」は「自分自身が問題を起こさないように、慎重な振る舞いをすること」を表します。

例文 ・ある事件の被害者が報道の自粛を要請した。 ・露骨な広告を業界が自粛した。 ・一部の商品に不具合が生じたため、その商品の販売を自粛した。 ・しばらくは、活動を自粛することにしました。 ・問題を起こした芸能人に自粛を促す声が高まる。 ・添加物の危険性を考慮して、業者は商品の販売を自粛した。 ・ある程度の期間、放送を自粛します。

「自制」の意味と使い方

「自制」は<じせい>と読みます。 「自制」の意味は「自分の感情や欲望を抑えること」です。 自分の感情を抑制して、態度や言葉などを表に出さないことを表します。 例えば、ダイエット中であるから食べたい物を我慢する、大声を出したいけど人に迷惑をかけるから耐えるということを「自制」と言います。 よく「自制心」とも言いますが、これは「自分の感情や欲望を抑えようとする心」を表します。 「自制」の使い方としては、 ・自制をきかせる ・自制できる ・自制できない ・自制が効く ・自制をかける などとなります。

例文 ・怒りを自制して、平静を装う。 ・自制心を養うには、しっかり物事を考えて決めることが大切だ。 ・お金を貯めるには、欲しいものを我慢する自制心が必要である。 ・痩せるために、甘いものを食べすぎないよう自制する。 ・周りに自分が変わることを公言しておくと、周囲の目を気にして自制心を働かせられる。 ・彼は自制心が欠如している。 ・全ての自制心を捨てて、自由奔放に振る舞う。 ・体力や自制心を向上させるため、訓練する。

まとめ

「自重」「自粛」「自制」の違いについて理解できたでしょうか? 似ているようでいて、意味や使い方が結構異なりますよね。 3つの言葉をしっかり覚えて、正しく使いこなせるようにしましょう!

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