「黎明期」という言葉をご存知ですか？現代のことは「仮想通貨の黎明期」と言われていますよね。今回は「黎明期」の正しい意味や使い方を詳しく解説していきます。
○読み方 ＜れいめいき＞ ○意味 新しい文化・時代・物事などが始まろうとする時期 「黎明」は夜明けや明け方という意味があります。 夜が明けることから転じて、新しいことが始まろうとしているといった意味になります。 「黎」の字が「青黒い」「暗い」といった意味があり、「明るい」と合わさって「暗いところから明るくなる」といった解釈をして使われています。 一般的に「黎明」だけで使われることはほとんどなく、「黎明期」という言葉で広く使われています。
「黎明期」は様々な物事に対して使うことができますが、新しく時代が始まるといった意味ですのでその後成功していたり長く続いている物事の始まりの時期に使われています。 よく使われているのが「インターネット黎明期」です。 1990年代初頭にインターネットサービスが普及し始めた頃のことを指します。 インターネットをパソコンや携帯電話などで一般的に使われるようになりました。 このように、普及され長く使われているものの初期の頃を「黎明期」とよく呼んでいます。 「ゲーム黎明期」や「日本映画黎明期」「TVアニメ黎明期」など今でも一般的に使われていたり知られている物事に使われます。 また、「○○の黎明期」や「黎明期の○○」といった使い方もされています。 その他にもスポーツの世界でも「プロ野球黎明期」や「Jリーグ黎明期」などと使われています。 また個人の活躍した時代を表すこともあります。 アーティストや芸能人、スポーツ選手など、デビューした頃を「黎明期」と呼ばれます。 そして「黎明期」の次の段階としては一般的に「成長期」などと呼ばれています。 インターネットは現在はまさに「成長期」にあたり、新しいサービスや使い方がどんどん開発されていますね。 そして、現在は「仮想通貨の黎明期」だと言われています。 今後どのように「仮想通貨」が「成長期」を迎えるか楽しみですね。 そういったように、様々な物事の時代の最初から終わりを「○○期」としてよく表わされます。 ライフサイクルと呼ばれる製品や会社などの寿命を表す言葉は、「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つに分けられています。
○揺籃期＜ようらんき＞ （意味：幼年期、物事の発展する初期の段階） ○草創期＜そうそうき＞ （意味：物事の始まりの時期、初期） ○萌芽期＜ほうがき＞ （意味：物事の始まりの時期。植物が芽を出す時期を意味することから） ○出発点 （意味：出発の地点、比喩的に物事を始める最初のとき）
○薄暮＜はくぼ＞ （意味：日没後の黄昏のこと） ※「黎明」の対義語として ○衰退期＜すいたいき＞ （意味：それまで栄えていたものが衰えていく時期のこと）
「黎明期」は英語で「early days」「dawn」と表現します。 「in the early days of...」で「...の黎明期に」 「at the dawn of...」で「...の黎明期に」 という意味になります。 例文を見てみましょう。
At the dawn of the Internet, Giant IT companies such Microsoft and Apple came along.
インターネット黎明期に、マイクロソフトやアップルなどの巨大IT企業が生まれた。
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「黎明期」について理解できたでしょうか？ ✔「れいめいき」と読む ✔新しいことが始まろうとする時期を指す ✔「黎明期」の次は俗に「成長期」と言われる ✔今でも長く続く物事や文化に使われる 普段あまり使うことのない言葉ですが、新聞や書籍などではよく使われています。 正しい読み方と使い方を理解しましょう！
