「そんな折」という言葉をご存知でしょうか。「そんな折、ご連絡ください」「そんな折、どうすれば良いですか」などと使います。では、「そんな折」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。「そんな折」は日常会話で使うことは少ないですが、ビジネスシーンで使われることが多いです。意味を正しく覚えておくと、履歴書やビジネスメールにおいて使用することができます。そこで今回は「そんな折」の意味や使い方、「そんな時・そんな状況」との違い、類語について解説していきます。正しく知って、上手く使えるようにしましょう!
「そんな折」は<そんなおり>と読みます。 「そんな折り」とすると間違いになるので注意しましょう。 「そんな折」の意味は「ある特定の時期、時」です。 簡単に言うと、「そういった時、そういった際」となります。 「そんな」は「現在向き合っている状態がそのようであること」、「折」は「時点、時期」を表します。
「そんな折」は副詞としても接続詞としても用いることができます。 「そんな折」は前に述べた事柄を表すことが多くて、主に「◯◯。そんな折に、△△」といった形で用います。「◯◯します。そういったときは△△」という意味になります。 同等や目下の人に対して使うことは少なくて、顧客や取引先など目上の人に対して使うことが多いのです。 より丁寧な印象を与えたい場合は、「その折には」「そのような折」を使うのが良いです。 「そんな」は日常会話で使われることが多いため、やや軽い印象を与えてしまうことがあります。相手や状況によって、「その」や「そのような」と置き換えるようにしましょう。 履歴書においても「そんな折」を使うことができます。主に、志望動機の欄で用います。 「在学中はこのような勉強をしていて、前職ではこういった仕事をしていた」と経験を述べた後に、「そんな折、御社の情報をホームページでお伺いいたしました」と会社の情報を見たことを述べます。
「そんな折」の例文を紹介します。
例文
「そんな時」の意味は「ある特定の時期、時点」です。 「そんな時」は前に述べた事柄を表すことが多くて、「◯◯。その時に△△」という形で用います。 「そんな折」と「そんな時」は同じ意味です。 ただ、「そんな時」は目上の人に対して使うと軽い印象を与えてしまいます。目上の人には「そんな折」を使い、「そんな時」は親しい間柄の相手や同等に対して使うのが一般的です。 目上の人に対して「そんな時」を使いたい場合は「そんな折」に言い換えるのが良いです。 例えば、「また御社にお伺いいたします。その時はどうぞよろしくお願いします」と言うと馴れ馴れしい印象を与えてしまいますが、「そんな折」にすることで丁寧な印象を与えられます。
例文
「そんな状況」の意味は「そういったとき、そのような場合」です。 「そんな状況」は前に述べた事柄を表すことが多くて、「◯◯。その状況は△△」という形で用います。 「そんな折」は「そういった時期」という意味で、ある時点を表しています。 「そんな状況」は「そういった有様」という意味で、ある様子を表しています。 例えば、「今度貴社へお伺いします。◯◯に、詳しい内容をご説明します」という場合、「◯◯」には「そんな折」が当てはまります。 「企画を進めるときに困ることがあると思います。◯◯になったらご連絡ください」という場合、「◯◯」には「そんな状況」が当てはまります。 このように、「そんな折」と「そんな状況」は似ていますが、意味や使い方が異なります。
例文
その際 (意味:ある特定の機会) 「その際はよろしくお願いします」 そのとき (意味:ある特定の時期) 「その時は私の家までお立ち寄りください」 その場合 (意味:ある特定の状態) 「その場合は、誰かに伝えるようにしてください」 その節 (意味:ある時期) 「その節は大変お世話になりました」 その頃 (意味:ある時期) 「その頃、私は仕事の関係で大阪にいた」 そんな中 (意味:そういったとき) 「そんな中、彼は一人で物事を進めていた」 このような中 (意味:こういったとき) 「このような中、たくさん人が集まってくれた」 〜にあたって (意味:ある状態を表す) 「実行にあたって、いくつか注意すべき点がある」
「そんな折」を英語で表現するには、接続詞「when」を使えばOKです。 When+主語+動詞, ... の形で使います。
When I just started getting used to my new life in Tokyo, a letter just arrived from the States.
東京で新生活にちょうど慣れ始めてきた。そんな折にアメリカから手紙が一通届いた。
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「そんな折」について理解できたでしょうか? ✔︎「そんな折」は「そんなおり」と読む ✔︎「そんな折」は「ある特定の時期、時」という意味 ✔︎「そんな折」は、前に述べた事柄を表す場合に使う ✔︎「そんな折」の類語には、「その際」「そのとき」「その場合」「このような中」がある