お礼を伝える表現の一つに「重ねて御礼申し上げます」があります。聞いたことはあるけれど、どのように使えばいいのか分からない、上手に使いこなすことができないという方もいるのではないでしょうか。ビジネスシーンでは、どうやってこの表現を使うのか、なかなか周りの人に聞くこともできないですよね。そこで今回は「重ねて御礼申し上げます」の意味やビジネスメールでの使い方について解説していきます。 メールでの文例についても紹介しているので、是非参考にしてみてください。
「重ねて御礼申し上げます」の意味をそれぞれ見ると、
となります。 「申し上げます」は「言わせていただきます」という意味で、目上の人など敬意を払うべき相手に対して、”うやうやしく言う”というニュアンスです。 「御礼申し上げます」の場合、意味は「御礼を言わせていただきます」となります。 「重ねて御礼申し上げます」は「もう一度、お礼を言わせていただきます」を意味します。 「重ねて御礼申し上げます」は「再びお礼を言います」という意味で、繰り返し感謝を伝えることで、本当にありがたいと思っている気持ちを表すことができます。
「重ねて御礼申し上げます」は取引先や顧客といった社外の人だけではなく、上司や先輩といった社内の人に対しても使うことができます。 また、「重ねて御礼申し上げます」は就活の際にも使います。 就活している人にとって、面接官に対する言葉遣いは重要です。相手になるべく好印象を与えたいと思いますが、言葉遣いによっては自分の印象が悪くなってしまう可能性があります。 正しい言葉遣いができる人は、イメージアップに繋がります。では、実際に就活での「重ねて御礼申し上げます」はどのように使うのでしょうか。 例えば、会社側からメールで面接の日程が送られてきたとします。面接の日程が送られてくるということは、会社が自分の”就職したい”という希望を受け入れてくれたということになります。加えて希望を受け入れてくれただけでなく、予定を調整して面接日を設けてくれたと解釈できます。 そこでメールの返信として、「面接に臨ませていただけるとのこと、重ねてお礼申し上げます」と感謝の気持ちを伝えられます。
「重ねて御礼び申し上げます」はお礼表現の一つで、ビジネスシーンでは頻繁に使われます。 主に、ビジネス文書やビジネスメールなど改まった文章で使用します。 「重ねてお詫び申し上げます」は再びお礼をすることを意味しているので、基本的に締め・文末で使います。 文頭や文中で使うよりも、文末で使用した方が自然な印象となります。 最初にお礼を述べた後に最後にもう一度締めとしてお礼を伝えたい場合、もしくはお礼を言いたい事柄が多々ある場合に使います。 「重ねて御礼申し上げます」という表現は、たくさんのお礼に対して言葉のため、とても感謝している気持ちが伝わります。そのため、退社や退院などと特別な場面において、それまでお世話になったお礼を伝える場合にもよく使われます。
「深く」は「心の底から強く感じている」「気持ちが強くて変わりにくい」を意味します。 「感謝」は「ありがたく感じて謝意を表すこと」を意味します。 「申し上げます」は「言う」の謙譲語「申し上げる」+丁寧語「ます」で成り立っています。 「深く感謝申し上げます」は「あなたに心の底から強く感謝しています」という意味になります。 「感謝申し上げます」は自分が感謝の気持ちを述べるとき、「◯◯していただき、誠に感謝申し上げます」といったように使用します。「感謝申し上げます」は取引先など目上の人に対して使えます。 主に、お礼状であったり、スピーチの挨拶でなど改まった場面で使うことが多いです。
例文
「深謝(しんしゃ)」の意味は、
となります。 「深謝」は、主にお礼状やビジネス文書、スピーチなどで、深い感謝を示す場合に使います。 主に、改まった場面で使うことが多いです。 「ありがとうございます」「感謝申し上げます」と言うよりも、「深謝申し上げます」と言うことで深く感謝しているということを伝えられます。 「深謝」は「深い」という字を使って感謝することを強調しているので、目上の人に対して使うことができます。
例文
「拝謝」は<はいしゃ>と読みます。 「拝謝」は”礼を述べることの謙譲語”です。 「拝」は「拝む(おがむ)」ことを表す言葉なので、謙遜の気持ちを表すときによく使います。 「拝む」は感謝を示す行為のことなので、「拝謝」は「ありがたくお礼を述べる」というニュアンスになります。 「拝謝」はお礼状や手紙など書き言葉として使われることがほとんどで、話し言葉としては使いません。
例文
「御礼の言葉もございません・御礼の申し上げようもございません」は感謝を伝える言葉の中で、最上級の表現になります。 ”感謝の度合いが強すぎて上手く言い表せる言葉が見つからない”、”言葉で表せないほど深く感謝している”、または、”感謝のあまり言葉がでない”ということを表しています。 「お礼の言葉もでてこないほど、感謝の念を抱いている」といった意味合いで、主にフォーマルな手紙や丁寧な言葉遣いの会話で使います。 最上級の表現のため、多用するのは避けるようにしましょう。
例文
「重ねて御礼申し上げます」は英語で「Thank you again.」です。 英語でも感謝のメールなどをつらつらと書き、文章の最後に「Thank you again.」または「Thanks again.」と書くことがよくあります。
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「重ねて御礼申し上げます」について理解できたでしょうか? ✔︎「重ねて御礼申し上げます」は「もう一度、お礼を言わせていただきます」という意味 ✔︎「重ねて御礼申し上げます」は取引先やお客様、社内の上司など目上の人に対して使える ✔︎「重ねて御礼申し上げます」は基本的に、文の締め・文末で使う ✔︎「重ねて御礼申し上げます」の類語には、「深く感謝申し上げます」「深謝申し上げます」などがある