「追って連絡」という表現をご存知でしょうか。「追って連絡する」「追ってご連絡いたします」といったように使います。では、「追って連絡」とはどのような意味なのでしょうか。日常会話で使うことは少ないですが、ビジネスシーンで使われていることが多いです。使ったことがあるという人もいれば、聞いたことないという人もいるかもしれません。適切に使うためには、意味についてしっかりと知っておくことが必要です。そこで今回は「追って連絡」の意味や使い方、漢字、返信、類語について解説していきます。正しく覚えて、上手く使えるようにしましょう!
「追って連絡」の意味は「近いうちに連絡すること」です。 「追って」は「そう遠くないうちに物事を行うさま、のちほど」を意味します。 「おって連絡」の「おって」は上記で紹介した通り「追って」で問題ありません。 「折り返し連絡」と混同して「折って連絡」と書いてしまう人がいますが誤用なので注意しましょう。
「追って連絡」という表現自体は敬語ではありませんが、語尾に付ける言い回しを敬語表現にすることで、上司や取引先などの目上の立場の人に対してビジネスシーンで使うことが可能です。 言い回しとしては、
などとなります。 「ご連絡させていただきます」は、使役の助動詞「させて」+「もらう」の謙譲語「いただく」+丁寧語「ます」で成り立っています。 「させていただく」は、「相手に許可を得て、ある行為を遠慮しながらすること」を意味します。 「ご連絡いたします」は、使われることが多い表現となります。電話やメールなどでは、一般的に「ご連絡いたします」を使うことがほとんどです。
「追って連絡」は間を置かずに、改めて連絡するという場合に使います。 「詳細については、追ってご連絡いたします」といった場合は「詳しい内容は、そのうち連絡する」という意味になります。 例えば、あるイベントに参加するか参加しないか、聞いてその後にこの表現を繋げることができます。参加する人にはイベントの詳細を連絡しないといけません。 とりあえず事柄のあらましは連絡したけど、詳細は遠くないうちに伝えるということです。「追って」を使う場合は、すぐに回答できないということがほとんどになります。 「そう遠くないうちに」ということなので、時間がかかってしまう場合に使うのは適しません。 ただ、「追って」は「そう遠くないうちに」と非常に曖昧な表現です。1週間程度と考える人もいれば、その日のうちと考える人もいます。 ビジネスシーンにおいて「追って連絡」と言われた場合は、大体その日から3日程度と覚えておきましょう。 日時がしっかりと決まっている場合や3日以上かかる場合は「1週間程度で連絡します」「3日程度で連絡します」と、具体的な日にちを伝えるようにしましょう。
例文
「追って連絡」は「こちらから連絡する」ということなので、自分からは特に連絡する必要はありません。 返信する必要はありませんが、連絡が来たことを相手に伝えるために「わかりました」という旨の文をおくるのも良いです。 その場合は、
などを使うのが適します。 「わかりました」や「了解しました」などと言ってしまうと、相手に軽い印象を与えてしまうので注意です。 「かしこまりました」「承知いたしました」「承りました」は、目上の相手に使うことができます。 期待を込めて、「よろしくお願いします」「お待ちしております」と返すのも良いです。
「折り返し」という表現と一緒に使うのは「電話」が一般的です。メールや口頭での伝達では使いません。 「折り返し電話」の意味は「間を置かないで、直ちに電話をすること」です。
の2パターンで使うことが多いです。 「折り返し」はこちら側から電話をしたことに対して、相手がかけ直してもらうことを表します。 相手から電話がかかって自分からかけ直す場合、自分から電話して何度も繋がらずに相手に掛け直してもらう場合に「折り返し電話」を使います。 「折り返し電話させていただきます」と相手に伝えた場合は、なるべく早く電話をする必要があります。また、相手から「折り返し電話していただけますか」と言われている場合も、後回しにせずにすぐに電話します。
例文
後ほど (意味:そう遠くないうちに) 「後ほどお伝えしますのでよろしくお願いいたします」 やがて (意味:それほど日が経たないうちに物事を行う) 「バスもやがて来るだろう」 間も無く (意味:時間が来るさま) 「間も無くみんな帰って来るはずだ」 そのうち (意味:ある事が起きるまで、それほど時間をおかないこと) 「そのうち晴れてくるだろう」 追っ付け (意味:それほど時間をおかないこと) 「追っ付け彼から連絡がくると思う」 ついで (意味:あることに続いて物事が起きること) 「発表会が終わり、ついでセレモニーが始まった」 次に (意味:ある事に引き続いて行われること) 「A高の発表が終わり、次に演奏しなければいけない」 後で (意味:今よりもいくらか先のこと) 「彼には後で伝えておくよ」 後から (意味:今の時点より先のこと) 「今のうちに行っておかないと後で後悔するよ」 後日 (意味:ある日に近いうち) 「後日お邪魔しますのでよろしくお願いいたします」 遅れて (意味:決められた日にちよりも後になること) 「先生に連絡するのが遅れてしまった」
「追って連絡」は英語で、「get back to you」になります。
I'll get back to you.
追って連絡します。
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「追って連絡」について理解できたでしょうか? ✔︎「追って連絡」は「近いうちに連絡すること」を意味 ✔︎「追って連絡させていただきます」「追って連絡いたします」「追ってご連絡申し上げます」などと使う ✔︎「追って連絡」は、大体その日から3日程度で連絡する場合に使う ✔︎「追って連絡」の類語には、「やがて」「後ほど」「そのうち」「遅れて」などがある