「神算鬼謀」の意味と使い方、語源、類語、英語表現

「神算鬼謀」の意味

「神算鬼謀」は＜しんさんきぼう＞と読みます。 「神算鬼謀」の意味は「人が考えたとは思えないほど、優れた巧みな策略」です。 自分が望んでいる方向へ事を進めたり、物事を成功させるための優秀な策を表します。

「神算鬼謀」の語源

元々「神算鬼謀」は「神や鬼神が考えた作戦、謀略」を表しています。 昔は神や鬼の存在が信じられていて、人よりも優れているとされていました。そこから、特別優秀な人には神や鬼の宿っていると言われていました。 「算」と「謀」は「もくろみ、計略」、「神」と「鬼」は「人知を超えたもの」を指しています。「神算」「鬼謀」とすることで「人間離れした優れた策略」を意味します。

「神算鬼謀」の使い方と例文

「神算鬼謀」の類語

神機妙算（しんきみょうさん） （意味：普通の人には思いつかない考え） 「神機妙算の考えに舌を巻く」 奇策縦横（きさくじゅうおう） （意味：思いもよらない作戦） 「奇策縦横にまんまと騙されてしまう」 機略縦横（きりゃくじゅうおう） （意味：その時々によって色々な考えができること） 「彼の機略縦横さを感心する」 神謀（しんぼう） （意味：神のように優れている策略） 「神謀は簡単に思いつくものではない」 神策（しんさく） （意味：思いもよらない策略） 「神策がなかなか思いつかない」 遠謀（えんぼう） （意味：未来のことも見通した策略） 「遠謀をしっかりと考える」 陰謀（いんぼう） （意味：こっそりと企んでいる事） 「彼らの陰謀に呆れてしまう」 術策（じゅっさく） （意味：策略） 「なんて事ない術策を思いつく」

「神算鬼謀」の対義語

常套手段（じょうとうしゅだん） （意味：いつも使っている手段） 「常套手段で挑むしかない」 いつもの手 （意味：普段使っている手口） 「いつもの手ではバレてしまう」 普段通りの方法 （意味：常日頃から使っている方法） 「普段通りの方法で行った方がうまくいくだろう」 お決まりの方法 （意味：ありきたりな方法） 「おきまりの方法だと失敗しないはずだ」 月並みなやり口 （意味：普通の方法） 「犯人は月並みなやり口で罪を犯したのだ」 いつもの手立て （意味：普通の手段） 「いつもの手立てで進めていく」 ベタな方法 （意味：ありきたりな方法） 「ベタな方法だが自信はある」

「神算鬼謀」の英語

ingenious tactics

「神算鬼謀」は英語で「ingenious tactics」になります。 「ingenious」は「見事な、うまくできた」という意味になります。 「tactics」は「戦術、策略」という意味になります。

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まとめ

「神算鬼謀」について理解できたでしょうか。 ✔︎「神算鬼謀」は「しんさんきぼう」と読む ✔︎「神算鬼謀」は「人が考えたとは思えないほど、優れている作戦や考え」を意味 ✔︎「神算鬼謀をめぐらす」「神算鬼謀をあみだす」「神算鬼謀の才能」などと使う ✔︎「神算鬼謀」の類語には、「神機妙算」「神謀」「術策」などがある

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