「異国情緒」という言葉をご存知でしょうか。「異国情緒あふれる街」「異国情緒のあるスポット」といったように使います。では、「異国情緒」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。「異国情緒」は、テレビ番組や観光雑誌において見聞きすることが多いですよね。使われていることが多いということもあって、意味をイメージできるかと思います。しかし、具体的な意味やどのような場面で使うのか曖昧だという方がいるかもしれません。正しく使うためには、意味についてきちんと知っておくことが必要です。そこで今回は「異国情緒」の意味と使い方、類語について解説していきます。適切に知って、上手く使えるようにしましょう!
「異国情緒」は<いこくじょうちょ>と読みます。 元々は「情緒」は「じょうしょ」と読まれていましたが、現在では慣用読み(正式ではない読み方)の「じょうちょ」と読むことが一般的になってきています。どちらでも意味は同じです。 「異国情緒」の意味は「いかにも外国らしい雰囲気や眺め、それによって起こる気分」です。 我が国のものとは違った、異国の風情を感じることを表します。 「異国」は「外国、他の国」、「情緒」は「様々なことに触れて起こる、気分や味わい」を意味します。
「異国情緒」は見るからに外国風の雰囲気や味わいがある、それによって発生する気分を表す場合に使います。 地名やエリアに対して使うことがほとんどです。 例えば、「異国情緒漂うテーマパーク」「異国情緒あふれるスポット」といったように使うことができます。 普段生活していて見ないような建物を国内で見たり、他国の文化や風習を感じた場合に使うのが適します。 実際に見える建物や光景から判断することもあれば、空気感や雰囲気から「異国情緒」と表したりします。他にも、ものに対して「異国情緒に富んだデザイン」「異国情緒あふれる曲」と表現することもあります。 言い回しは、
などとなります。
例文
異国情調(いこくじょうちょう) (意味:外国らしい建物や眺めが作り出す趣) 「異国情調な眺めについつい見入ってしまう」 異国的 (意味:外国らしいこと) 「異国的な文化が流行ってきている」 異国風 (意味:外国らしい様子) 「ここら辺は異国風の家が多い」 外国風 (意味:我が国にはないような雰囲気) 「部屋を外国風に模様替えしてみる」 南国風 (意味:南の方に位置する国らしいこと) 「南国風のインテリアを買い揃える」 別世界 (意味:現実とは異なっている環境) 「別世界の空間が広がっている」 下町情緒(したまちじょうちょ) (意味:下町らしい雰囲気が広がっていること) 「下町情緒あふれる場所にいると落ち着く」 風情(ふぜい) (意味:味わいがある様子) 「ここからの眺めはとても風情がある」 雰囲気(ふんいき) (意味:その場所から自然と醸し出している気分) 「彼は雰囲気を見出すようなことを言う」 佇まい(たたずまい) (意味:そのものが作り出している様子) 「彼女は佇まいが美しい」
「異国情緒あるれる」は英語で「exotic」になります。
I just love to go to exotic places.
異国情緒のある場所に行くのが大好きだ。
科学的に正しい英語勉強法
メンタリストとして活躍する筆者が、日本人が陥りやすい効率の薄い勉強方法や勘違いを指摘し、科学的根拠に基づいた正しい英語学習方法を示してくれています。 日本人が本当の意味で英語習得をするための「新発見」が隠れた一冊です。
正しいxxxxの使い方
授業では教わらないスラングワードの詳しい説明や使い方が紹介されています。 タイトルにもされているスラングを始め、様々なスラング英語が網羅されているので読んでいて本当に面白いです。 イラストや例文などが満載なので、これを機会にスラング英語をマスターしちゃいましょう!
職場で英語が必須な方や海外留学を検討している方など、本気で英語を学びたい人にオススメの英会話教室、オンライン英会話、英語学習アプリを厳選した記事を書きました!興味のある方はぜひご覧ください。
「異国情緒」について理解できたでしょうか? ✔︎「異国情緒」は「いこくじょうちょ」と読む ✔︎「異国情緒」は「いかにも外国らしい雰囲気や眺め、それによって起こる気分」を意味 ✔︎「異国情緒あふれる」「異国情緒漂う」「異国情緒を楽しめる」といったように使う ✔︎「異国情緒」の類語には、「異国的」「外国風」「下町情緒」などがある