「ご法度」の意味と使い方、読み方、由来、類語、英語表現

「ご法度」の読み方と意味

「ご法度」は＜ごはっと＞と読みます。 「ご法度」の意味は「法律によって禁止されていること、一般的に禁止されていること」です。 「〜してはいけない」「〜ならない」と禁止されている物事を表します。 「ご法度」は「法度」を敬っていう語です。「御法度」と表すこともできます。

「ご法度」の語源・由来

江戸幕府が制定した、御家人や庶民の支配を目的とした法令に武家諸法度・禁中並公家諸法度・諸氏法度などがあります。 これらをまとめて「法度」と呼びます。「法度」を丁寧にした表現が「ご法度」となります。 江戸時代は一時期、消費量が多くなることから米や粉ものなどが禁止されていたことがありました。しかし、禁止されていながらも「はっと」にして粉ものを食べていました。 「はっと」とは、小麦粉に水を加えて練った食べ物のことです。はっとにしてでも、こっそりと食べていたとされています。 「法度」はこの「はっと」が由来していると言われています。

「ご法度」の使い方と例文

「ご法度」の類語

禁則 （意味：物事の禁止項目を決めた規則） 「禁則はしっかりと守らなければいけない」 戒め（いましめ） （意味：あらかじめ注意しておくこと） 「戒めをきちんと覚えておかなければならない」 禁制 （意味：ある行いを禁じること） 「この部屋は男子禁制となっている」 禁止 （意味：ある行いをしないように決めること） 「食べ物の持ち込みは禁止となっている」 不許可 （意味：許されていないこと） 「不許可なことはやってはいけない」 差し止め （意味：禁じられていること） 「テレビ局の出入りが差し止めになってしまう」 厳禁（げんきん） （意味：厳重に禁じること） 「私語厳禁となっているので気をつけてください」 禁圧（きんあつ） （意味：権力で強引に押さえ込んで禁止にすること） 「禁圧にくじけることなく、前を向き続ける」 禁戒 （きんかい） （意味：禁止されている事柄） 「禁戒を起こさないように気をつけてね」

「ご法度」の英語

「ご法度」は英語で「taboo」になります。 「taboo」の意味は「社会的または宗教的理由でやってはならないこと」という意味です。 「taboo on/againt...」で「...に対するタブー」という意味になります。 「...するにはご法度だ」というように単に「...してはいけない」と言う場合は「You can't ...」「You must not...」という表現を使えばいいでしょう。

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まとめ

「ご法度」について理解できたでしょうか？ ✔︎「ご法度」は「ごはっと」と読む ✔︎「ご法度」は「法律によって禁止されていること、一般的に禁止されていること」を意味 ✔︎「ご法度」は一般的に禁止されていることだったり、法に背いていることを表す ✔︎「ご法度」の類語には、「禁則」「禁制」「差し止め」「禁圧」などがある

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