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「重ね重ね」の意味、ビジネスでお礼・お詫び・お願いする時の使い方と例文

「重ね重ね」の意味、ビジネスでお礼・お詫び・お願いする時の使い方と例文

「重ね重ね御礼申し上げます」などビジネスシーンにおいて「重ね重ね」を見聞きしたことある人は多いと思います。重ね重ねはお礼だけではなく、お詫びや依頼など様々なシチュエーションで使うことが可能です。今回はそんな便利な「重ね重ね」という言い回しの正しい意味と使い方を徹底解説していきます。

「重ね重ね」の読み方・意味

「重ね重ね」の読み方は「かさねがさね」

「重ね重ね」の読み方は、「かさねがさね」です。 「重々」の場合は「じゅうじゅう」とよみます。

「重ね重ね」は二重表現ではなく正しい日本語

「重ね重ね」は「重ね」と同じ言葉が繰り返されていますが、これは二重表現ではなく正しい日本語です。 「重々(じゅうじゅう)」や「早々(はやばや)」と同じで、同じ言葉を繰り返しその意味を強調する表現となっています。

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「重ね重ね」の意味は「何回も同じことを繰り返すさま」「念入りに相手に頼み込むさま」

「重ね重ね」の意味は、 ・何回も同じことを繰り返すさま ・相手に自分の心情を理解してもらうために伝えるさまや、念入りに相手に頼み込むさま になります。 「重ね重ね」は、二度も「重ね」ていることからわかるように、「重ねて」といった言葉をさらに強調する意味があります。 「重ねて」の意味は「同じことを繰り返すさま・もう一度」で、「重ね重ね」とほぼ同じ意味です。 「重ね重ね」は、繰り返し気持ちを伝えることでより重みを持たせる言葉になります。

「重ね重ね」の使い方・例文

相手に同じ内容を何度も伝えることは、基本的には失礼なことです。 しかし「前回言ったことでは足りない」「もっと言わなければならない」「もっと感謝したい」と思うことは多々あります。 「重ね重ね」は謝っても謝りきれない、お願いしてもまだお願いしないといけないといった思いを表します。 「重ね重ね」は使う頻度は少なくても、いざというときに重要な役割をする言葉です。 ここで「重ね重ね」の使い方について確認しておきましょう。

「重ね重ね」は繰り返し回数を重ねるという意味の他に、自分の気持ちを伝えるものとして使う場合もあります。 「重ね重ね」を使うことによって、気持ちの強さを伝えることができます。

「重ね重ね」の後に「の」が続く場合は名詞や名詞節を修飾する

「重ね重ね」の後に「の」が続くときは、「重ね重ね」がそれ以下の名詞や名詞節を修飾する場合です。 例としては、 ・重ね重ねの不幸 ・重ね重ねの謝罪 ・重ね重ねの警告 といったような使い方をします。 例えば、「重ね重ねの災難」といった場合は「災難が繰り返される」という意味になります。

「重ね重ね」を単体で使う場合

「重ね重ね」を単体で使うときは、「重ね重ね」がそれ以下の動詞を修飾するときです。 また「重ね重ね」がすぐ後ではなく離れた言葉を修飾したり、隠れた言葉を修飾している場合もあります。 例えば、「重ね重ね口うるさく言われる」と言った場合は、「重ね重ね」が「言われる」を修飾していて、「重ね重ね誠にありがとうございます」だったら、「重ね重ね」が「ございます」を修飾しています。 例としては、 ・重ね重ねお願いします ・重ね重ね申し上げます ・重ね重ねご迷惑をおかけしました といったような使い方をします。

「重ね重ね」はビジネスシーンでもよく使われている

ビジネスシーンでは、「重ね重ね」は主にお礼やお詫びをするときに使います。 親しい相手であれば、「本当にめちゃめちゃ感謝している」などと「どのくらいありがたいと思っている」のかを伝えることができますが、ビジネスとなればそうはいきません。 そのような場合「重ね重ね」を使うことで、気持ちの強さを伝えることができます。 例えば、ビジネスで使用する主な場面としては、 ・回復させるのが難しい段階の大きなミスを犯してしまったとき ・お客様からのクレームに対する返答として ・非常に頼りになった相手に対してのお礼として などが挙げられます。 使い方としては、謝罪するときに「重ね重ねお詫び申し上げます」や、感謝するときに「重ね重ねお礼申し上げます」とすることで謝罪・感謝の気持ちがより大きくなります。 ビジネスシーンでのお礼やお詫びは難しく、「本当に」や「深く」などの言葉を使ってもあまり気持ちが伝わらないものです。 「足りない」なと感じるとつい何度も同じ言葉を出してしまいがちですが、「重ね重ね」を使い、相手に気持ちを伝えられるようにしましょう。 ではそれぞれのシーンでの例文を見ていきましょう!

「重ね重ねありがとうございます」「重ね重ね御礼申し上げます」はお礼するときに使う

感謝の気持ちを強調したいときに「重ね重ね」を使います。 最初に「〜は大変嬉しく思いました」や「〜はありがとうございました」などとお礼の言葉を述べた上で、最後に「重ね重ね〜」を使います。 「重ね重ね」は「今までに述べた〜などの感謝の気持ちにさらに重ねて」という意味になるので、冒頭で使わないようにしましょう。 「お礼」のときの使い方としては、 ・重ね重ね御礼申し上げます ・重ね重ねありがとうございます ・重ね重ね感謝いたします ・重ね重ね厚く御礼申し上げます になります。

例文 ・多大なるおもてなしに重ね重ね御礼申し上げます。 ・今回は当社の商品をお買い上げ頂き、ありがとうございます。また貴重なご意見を賜りましたことを重ね重ね感謝申し上げます。 ・この度は私の依頼をお受けしていただいた上に、アドバイスまで頂き、重ね重ねお礼申し上げます。

「重ね重ね申し訳ありません」「重ね重ねお詫び申し上げます」はお詫びするときに使う

お詫びの気持ちを表すときにも「重ね重ね」を使います。 「お礼」のときと同様、最初に「大変申し訳ありません」や「多大なるご迷惑をおかけいたしました」などと謝罪の言葉を述べた上で、最後に「重ね重ね〜」と使います。 「お詫び」のときの使い方としては、 ・重ね重ねお詫び申し上げます ・重ね重ね申し訳ありません ・重ね重ねすみませんでした になります。 例えば、「重ね重ねお詫び申し上げます」は自分のミスについて何回も謝ったけれど、「納得してもらえない」「認めてもらえない」といった場合や、まだ言い足りていないと思った場合に使います。 謝罪の意を伝えたあとに、それでもなお必要な場面に最後のダメ押しとして「重ね重ねお詫び申し上げます」を使うと効果的です。

例文 ・ご注文された製品は現在、販売中止になっていることにつきましては大変申し訳ありません。重ね重ねお詫び申し上げます。 ・この度は当社の確認ミスによりご迷惑をおかけしましたことは、大変申し訳ございません。重ね重ねお詫び申し上げます。 ・この度は、重ね重ねお手を煩わせてしまい大変申し訳ございませんでした。

「重ね重ね恐縮ではございますが」はお願いや依頼をするときに使う

何かを依頼するときは、「重ね重ね」+「恐縮」の形で使います。 恐縮・依頼」のときの使い方は、 ・重ね重ね恐縮ではございますが ・重ね重ねのお願いで大変恐縮ではほざいますが ・重ね重ね恐縮に存じますが になります。 「重ね重ね」+「恐縮」を使うときは2通りあります。 ・前にお願いしたことを再びお願いするとき ・とても恐縮していることを強調して、何かを強く頼むとき 「お願いする」という意味で使う場合、「自分が何度も頼んでしまい申し訳なく思っている」か、「相手に何度も頼んでいるのに同じことをするので困っている」のどちらかのニュアンスになります。 「恐縮しながら強く頼む」という意味で使う場合、「恐縮」と言わずに「重ね重ねお願い申し上げます」という形でもよく使われます。 また、相手に何かお願いするときに、「重ね重ね申し訳ありませんが」というフレーズが使えます。 これはクッション言葉と言われ、本題の前に添えて使用することにより、丁寧で柔らかい印象を与えることができます。 この言葉の後には、「〜していただけませんでしょうか」や「〜をお願いいたします」といった依頼を表す言葉がきます。

例文 ・先日送って頂いた資料をこちらの手違いで無くしてしまいました。重ね重ね恐縮ですが再度お送りいただけますでしょうか。 ・重ね重ね恐縮ではございますが、◯◯の件ご確認していただけるでしょうか?お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。 ・重ね重ね恐縮に存じますが、今回の案件は見送りとさせて頂きました。申し訳ございません。

その他の「重ね重ね〜」

「重ね重ね」はお礼・お詫び・恐縮以外でも様々な場面で使われます。 例としては、 ・心温まるお言葉に重ね重ね感服いたしました ・重ね重ねご自愛ください ・重ね重ねの質問で申し訳ありません ・重ね重ねどうぞよろしくお願いいたします といったようになります。

「重ね重ね」の注意点

「重ね重ね」はとても便利な言葉です。 しかし使用するのに相応しくない場面もあります。 間違わないようにするために「重ね重ね」を使う際の注意点を知っておきましょう。

「重ね重ね」の誤用に注意

「重ね重ね」を使用する際は、後に続く言葉に注意する必要があります。 ・名詞が続く場合は「〜の」を入れる ・動詞が続く場合は「〜の」を入れない  という点です。 例えば、「重ね重ね説明をしておりましたが」は間違った使い方で「重ね重ねの説明をしておりますが」が正しい使い方です。 また「重ね重ね」は文字の通り、「何かが重なっていない状況」では使用できません。 例えば、「この度は、当サービスをご利用いただき重ね重ねお礼申し上げます」だと何と何を重ねているのでしょうか。 「サービスを利用してくれた」ということだけに感謝したい場合は、「重ね重ね」は相応しくなく、相手からしたら違和感を覚えてしまいます。 こういった場合は、「この度は、当サービスをご利用いただき誠にありがとうございます」と言うのが適しているでしょう。 「何かが重なっている状況」だとしても、「お礼」のときは「お礼」しか重ねられず、「お詫び」のときは「お詫び」しか重ねることができません。

忌み言葉

「忌み言葉」とは結婚式や葬儀の場において、使用を控えた方がいいとされている言葉のことです。 例えば、切れる・割れる・別れる・離れるなど不吉なことを連想させるような言葉があげられます。 この他にも、同じことを繰り返す「重ね言葉」が良くないとされています。 例としては、返す返す・再び・くれぐれも・たびたびなどがあげられ、「重ね重ね」もまさに重ね言葉となります。

多用

「重ね重ね」を使うことによって、感謝やお詫びの気持ちを強調することができますが何回も使用しないように気をつけましょう。 「重ね重ね」は、何回も使用してしまうと「強調している」というよりも「しつこさ」を与えてしまします。

◯「重ね重ね」の誤用 ・(誤)重ね重ねおめでとうございます   →「重ね重ね」は忌み言葉だから  (正)重ねてお祝い申し上げます・本当におめでとうございます   *「重ね重ねおめでとうございます」というフレーズは婚礼の場では使用を控えた方が良いですが、それ以外の場だったら使うことができます。 ・(誤)重ね重ねお悔やみ申し上げます   →「重ね重ね」は忌み言葉だから  (正)心よりお悔やみ申し上げます  ・(誤)重ね重ねの誤りがございまして誠に申し訳ございません。重ね重ねお詫び申し上げます。   →「重ね重ね」を多用しているから  (正)いくつかの誤りによりご迷惑をおかけいたしまして、大変申し訳ございません。重ね重ねお詫び申し上げます。

「重ね重ね」の類語

「重ね重ね」の類語の中で、頻繁に使うものをまず始めに紹介します。

幾重にも(いくえにも)

(意味:何度も繰り返すさま)

「幾重にもお詫び申し上げます」 「幾重にもお礼申し上げます」

重ねて

(意味:再び、もう一度)

いつも当サービスご利用いただき、誠にありがとうございます。 またこの度は貴重なご意見をいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。

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「重ねてお詫び申し上げます」の意味と使い方、例文、類語、英語表現を解説

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度々

(意味:同じ物事が何回も繰り返されるさま)

「そのことについては度々注意したが、改善されていない」 「度々ご足労をおかけして申し訳ありません」

重々(じゅうじゅう)

(意味:同じことを何度も繰り返すさま)

「重々の不始末、何卒お許しください」 「ご多忙なのは重々承知しておりますが、至急ご連絡をいただけますようお願いいたします」

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くれぐれも

(意味:何度も心を込めて依頼・懇願したり、忠告したりするさま)

「くれぐれも、お忘れ物のないようにしてください」 「時間を過ぎますと入室できませんので、くれぐれもご注意ください」

次に、あまり使われない「重ね重ね」の類語を紹介します。 「複数回」という点は共通していますが、言葉によってニュアンスや強調するポイントが若干違いますので、ニュアンス別に紹介していきます。

◯「頻繁に・かなりの量」を意味 ・再再 ・往往 ・いくらも ・少なからず  ・たくさん ◯「数回」を意味 ・返す返す ・打ち返し ・繰り返し ・重ねて ・一度ならず ◯「短い間隔で・何回も」を意味 ・しげしげ ・始終 ・ちょくちょく ・しきりと ・しばしば ◯「たびたび」を意味 ・一度ならず ・幾多度 ・呉れ呉れ ・再三再四 ・くだくだ

「重ね重ね」の英語表現

「ビジネスメール」などにおける「重ね重ね」は「again」「over and over again」などで表現することができます。 ・Thank you again.(重ね重ねお礼申し上げます) ・We're sorry again.(重ね重ね申し訳ありませんでした) などなど。

I really appreciate your kind words over and over again.

あなたの優しいお言葉に重ね重ね感謝申し上げます。

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さいごに

「重ね重ね」のまとめ

「重ね重ね」について理解できたでしょうか? ✔︎「重ね重ね」は「同じことを繰り返す」と「念入りに相手に頼む」という意味がある ✔︎「重ね重ね」はビジネスメールでよく使われる ✔︎「重ね重ね」を使うことで、謝罪・感謝の気持ちを強調することができる ✔︎「重ね重ね」は重ね言葉なので、使用する場所には気をつける ✔︎「重ね重ね」は、状況に応じて上手く使い分けることが大切

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