「満身創痍」と、スポーツの場面などで聞いたことがあると思います。 精神的にボロボロなことも「満身創痍」と言うのをご存知ですか? 今回は「満身創痍」について、詳しく説明していきます。 正しい意味や使い方、英語表現や類語・対義語まで例文付きで解説します! しっかりと覚えましょう。
「満身創痍」は<まんしんそうい>と読みます。 意味は「体中が傷だらけであること」です。 そして、それが転じて「非難されてひどく痛めつけられること」です。 「満身」は「身体中」や「全身」といった意味を持っています。 「創痍」は「体に受けた傷」「精神的な痛手」「手ひどく受けた損害」などいった意味です。身体的にも精神的にもひどく傷や痛みを負った様子が伺える言葉です。 つまり「体中が痛めつけられてボロボロな様子」また「非難を浴びて精神的にボロボロな様子」を表す言葉です。
「満身創痍」とは、主に自分や相手、他人など人に対して使われています。 身体が傷だらけなのか、心が傷だらけなのかは文脈で判断することが多く使い分けはありません。 体中がボロボロであることは、スポーツでの場面や戦いでの場面にて用いられることが多くあります。 肉体を酷使して疲弊している場合や、怪我を負っている場合に使われています。 よく使われる「満身創痍で臨む」とは、体中が傷だらけでボロボロであっても試合や戦いに挑戦するということです。 また、精神的にボロボロであることは、ただの疲弊ではなく「非難されて」「誰かによって傷付けられた」様子を表しています。 文章での「満身創痍」の使い方は例文を参考にしてください。
「彼は何試合も連続で挑んだために満身創痍であった」 「満身創痍にも関わらず、彼女はいつまでも働いていた」 「大会前に靭帯の損傷をした挙句に高熱が出て、満身創痍での出場となる」 「武士とは、命尽きるまで満身創痍でも戦いに臨む」 「心ない言葉の数々がこの身に突き刺さり、満身創痍だ」 「失恋したばかりで、仕事ではクレームが殺到し、さすがのわたしも満身創痍となった」 「相手が満身創痍になるほど責めて、心が痛くならないものか」 「離婚をすることが決まり、私よりも子供のほうが満身創痍だろう」 「満身創痍だ!!もう疲れた!!!」
○疲労困憊(ひろうこんぱい) 意味:疲れ切ってしまうこと …ひどく疲れて苦しんでいる様子、疲れ果てている様子を表す言葉です。 「疲労困憊」も肉体的、精神的どちらの疲弊にも使える言葉です。 (例文)「残業ばかりの毎日で、身も心も疲労困憊だ」 ○気息奄々(きそくえんえん) 意味:息が絶え絶えで、今にもしにそうなさま …それが転じて物事が非常に苦しい状態にあるさまも表す言葉です。 (例文)「A社は気息奄々たる状態だそうだ」 ○残息奄々(ざんそくえんえん) 意味:どうにか呼吸が出来ている様子、しんでしまいそうな状態のこと …それが転じて広く色々なことが滅びてしまいそうなほど苦しい状況のことも表す言葉です。 (例文)「社運を懸けたプロジェクトが失敗して、残息奄々の状態だ」 ○へろへろ 意味:弱々しくて、威力がないさま …体力、気力ともに消耗し肉体的にも精神的にも疲れて切っている様子を表す言葉です。 (例文)「はじめて登山に挑戦したら、へろへろになってしまった」
○元気溌剌(げんきはつらつ) 意味:生命力が満ち溢れて、生き生きとしていること ○旺盛(おうせい) 意味:活動力や威力が盛んであること ○無傷 意味:傷がないこと ○平穏無事 意味:何事もなく落ち着いていて、穏やかな様子
「満身創痍」の直訳的な英語表現は、
He has wounds all over his body.
彼は全身に傷があります。
「精神的疲労している」という英語表現は、
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「満身創痍」について理解できたでしょうか? ✔「まんしんそうい」と読む ✔意味は「体中が傷だらけであること」 ✔それが転じて「非難されてひどく痛めつけられること」 ✔肉体的にも精神的にも傷ついている様子として使うことができる よく聞く言葉ですね。しっかりと覚えましょう。 しかし、「満身創痍」にはなりたくないものですね。。。