おっちょこちょいをやめたい!という方多いのではないでしょうか?そこで今回はおっちょこちょいな人の生態を徹底解説したいと思います。どうすれば治すことができるのか?についても詳しく紹介しています。
「おっちょこちょい」の意味は「落ち着きがなく軽率な行動をする様子」です。 早とちりをしてしまったり、何も考えずに軽々しい行動をする様子や、またそういった人自体を指します。 「おっちょこちょい」の語源は「おっ」「ちょこ」「ちょい」の3語を組み合わせた言葉となっています。 「おっ」はびっくりした時などに発する「おっと」と同じ感動詞の「おっ」、もしくは接頭語の「御(お)」と言われています。 「ちょこ」はあちらこちらと動き回る様子を表す「ちょこちょこ」の「ちょこ」で、 「ちょい」はかなり少ないことや簡単にできる様子を表す「ちょいと」と同じ「ちょい」で、 これらが組み合わさって「おっちょこちょい」となったと言われています。
「おっちょこちょい」と「天然」はどちらも人の性格や言動に対して使われている言葉です。 「天然」は「天然ボケ」の略です。「天然ボケ」の人のことを「天然」と呼びます。 「天然ボケ」の意味は「純粋な性格のため意図せずに周囲からズレた、ボケのような言動をしてしまうこと」です。 天然ボケな人は悪気がなく無意識にボケてしまっている人のことで、おっちょこちょいかは人によります。 時と場合によってズレた言動がおっちょこちょいと思われることは多いかも知れません。 しかし、本来「おっちょこちょい」と「天然」は全く違う意味を持ち、「おっちょこちょい」は「落ち着きがなく軽率な行動をする様子」であり、「天然」は「周囲とズレた言動を意図せず行うさま」となります。
おっちょこちょいな人は、物忘れがとても多いです。 とにかくいつでも落ち着きがなく、不注意なことが多いので忘れてしまいます。 きちんと確認をせず、自分の思い込みで行動をしてしまいます。 物忘れが多いためメモをとるように言われていても、メモをとることすらも忘れてしまいます。
おっちょこちょいな人は何をしても不器用です。 そもそも「丁寧にやろう」「時間をかけてやろう」という意識がありません。 落ち着いて物事に集中することが苦手なので、何をやらせても器用にこなせません。 料理などでも、すぐに焦がしてしまったり調味料の量を間違えたりすることが多いです。 掃除をしても隅々まで綺麗にすることが出来ず、角や棚の下などににはホコリが溜まっています。
おっちょこちょいな人は物を落とすことも多いです。 不注意が多く、視野も狭くなっています。 一つのことに集中すると周りが見えなくなるため、例えばスマホをいじっているとカバンから物が落ちても気付きません。 また、カバンからスマホを出した際にICカードやハンカチが落ちてしまっても気付くことがないんです。 しかもおっちょこちょいの人は物を取り出す時に、他の物が落ちないようにという意識もないため、歩きながらバッと取り出します。そのため落とす確率も上がってしまうでしょう。 立ち止まって、かばんをちゃんと見て物を取り出せば、物を落としてしまうということはありませんよね。
おっちょこちょいな人は、頭の中で考えていることを相手に伝えようと一生懸命にしゃべります。 さらに頭の中で考えていることを整理するのも苦手なため、思いついたままに話します。 あれも言わなきゃ、これも言わなきゃと思いながら話すため早口になり、頭が追いつかなくてどもってしまいます。 また、相手にしっかりと伝えようという意識が低いので、ちゃんと伝わっているのか確認をすることもありません。 早口でどもっていると何を言っているのか分からずに「落ち着いて話して〜!」と言われてしまうことも多いでしょう。
おっちょこちょいな人は、「しっかりと確認をする」という行為がとても苦手です。 例えば職場で書類を作ったら、最後にもう一度最初から読み直して確認をしたり、誰かに確認をしてもらうということをしません。 作ったらそのまま提出してしまうことが多いでしょう。 出かける時の持ち物や、買い出しに行った時もそうです。 しょっちゅう忘れ物をしてしまうのに、「忘れ物ないかな?」と確認をすることがありません。 何かしたらそのままダブルチェックをせずに次の工程に進んでしまいます。
おっちょこちょいな人は、何をするにも大雑把なことが多いのでケアレスミスが多くなっています。 例えば、書類の記入をお願いすると記入漏れがあったり、書く欄を間違えていたりします。 見直すことも基本的にしないので指摘されてからミスに気が付きます。 また、おっちょこちょいな人は計算ミスや発注ミスなどといったミスも多くなっています。 先程も言ったように、ダブルチェックをしないことも原因ですね。 しかも確認をしない割に、最初の時点で出来ていないことも多いんです。 確認をしないなら最初から慎重に物事を行うべきですし、大雑把にやるのであればダブルチェックが必要ですよね。
おっちょこちょいな人は、人の話を最後まで聞かずに勝手に話を理解してしまうところがあります。 他人に合わせることが苦手で、じっとしていられないところがあるため、ちょっと相手の話が長かったり難しかったりすると、他のことを考え始めたり何か物事をしだしてしまいます。 そのため、例えばそれが頼まれごとだった場合は相手の頼みと違うことをしてしまいます。 「また話聞いてなかったの?」と言われることも多いでしょう。 また、ミスが多くその対応に追われていることも多く、人の話を最後まで聞く余裕がないことも多いです。
おっちょこちょいな人の部屋は汚いことがとっても多いです。 そもそも整理整頓をきちんとしておかなきゃいけない理由が分からない人も多いでしょう。 整理しすぎる方が何処に物をしまったか分からなくなってしまうとさえ思っています。 しかし実際は、整理整頓していないためどこに何が分からなくなり、出かける直前にバタバタして結局家を出るのが遅くなったりします。 職場でもロッカーやデスクは散らかっていることが多く、大事な資料やメモが散乱しています。 必要な時にすぐ取り出すことも出来ません。
おっちょこちょいになってしまう心理に、「好奇心旺盛」があります。 やりたいことや、話したいことが多すぎるために時間が足りません。 それで確認不足や準備不足になってしまいます。 そして意識があっちこっちにいってしまいます。 一つのことに集中出来ず「あ、あれもやりたいんだった」「これもやらなきゃ」「あの話がしたい」と考えてしまい、それらすべてを行おうとしてしまいます。 その結果、全てが中途半端になり、ミスが多発してしまいます。
とにかく、いつも「どうしようどうしよう」と不安な気持ちに駆られていたり、焦ってしまっているという心理があることも多いです。 自分に自信がなかったり、何か大きな失敗をして怒られたことがトラウマになっているなど、原因は様々です。とにかく時間に追われているような気がしてしまって「早くしないと!」と焦っているという状態なのです。 焦っている状態で物事を行うと、ミスが多くなりますよね。 それが常にそういった状態のため「おっちょこちょいな人」と思われてしまうのでしょう。 忙しい職業に就いていた経験があったり、家業で家のことと仕事を同時にこなさなければいけないなど、過酷な環境にいた人が陥りやすい心理です。
また、何か逃げたいと思っていることがあると、人は無意識に忙しくしていようと思ってしまいます。 その結果、自分のキャパ以上のことをやろうとしてしまい、ケアレスミスが増えていってしまいます。 しかも何か成し遂げたいことがあって忙しいのであれば集中出来ますが、逃げたいと思っていることで冷静さや集中力に欠けてしまいます。
おっちょこちょいな人の中には照れ屋さんもいるでしょう。 人前で話したり何かするのが恥ずかしくて、つい緊張してしまいミスが発生してしまいます。 また真面目な一面を見せるのが恥ずかしくて、照れ隠しでおどけてしまう人もいるでしょう。 その様子が他人の目にはおっちょこちょいに映ることがあります。 さらに照れ屋な人は、焦ったり慌てたりすることが多くせっかちになってしまいます。 その結果、物を忘れたり急ぎすぎてミスをしてしまいます。
ただ、生まれつきおっちょこちょいの可能性もあります。 環境も心理も何もなく、ただおっちょこちょいな人の可能性もあります。 この場合は、治そうと思って難しいと思うので、その愛らしさで人から愛されて沢山の人にフォローしてもらえる環境を作るといいでしょう。 そして、常識やルールを大事にして、常に責任感を持って行動するようにしましょう。
育った家庭環境はとても大切なもので、両親の考え方は、子供に大きな影響を与えます。 そのため、親がおっちょこちょいだった場合に、同じようにおっちょこちょいになってしまいます。 例えば、何をするにも「早くしてよ!」と急かしてしまったり、(これ結構やってしまう親多いですよね...)待つことにイライラしている様子を見せていると、その子供は何でも焦ってやるようになりおっちょこちょいになってしまいます。 また、何でも親が確認をしたり過保護に育っていくと、自分で確認をするクセがつかないため、凡ミスが多くなったり物忘れをしたりするようになります。
まずは自分の苦手なことや弱点を認識しましょう。 そこをしっかりと把握することによって、それらを克服するために努力をしたり対策を練ることが出来ます。 さらに、場合によっては弱点を避けて強みを生かした行動もすることも大事です。 どうしても苦手なことは無理に行っても、上手くいかずにストレスが溜まったり周りに迷惑をかけてしまうことになります。 自分の不得意とする部分は他の人に補ってもらい、自分が得意とするところに全力を尽くしてより良いものを作るよう心がけるといいでしょう。 克服するにもフォローしてもらうにも、まずは自分のことをよく知っておくことが必要です。
おっちょこちょいにならないようにするには、まず行動をする前にひと呼吸おくことを心掛けましょう。 いったんひと呼吸をおくだけで、気持ちが落ち着きます。 そのうえで冷静に考えて、焦らずにしっかりと行動をしましょう。 一息つかず、感情のまま突っ走ってしまうためおっちょこちょいになってしまいます。 まずは、何をするにも一度落ち着くことが大事です。
おっちょこちょいな人は物忘れがとても多くなっています。 なので、忘れないようにメモをとる習慣をつけましょう。 「これくらいなら覚えておける」と思っても、必ずメモをとるようにしましょう。 メモをとる時ととらない時があると、大事な時に忘れてしまうことがあります。 そして、必ずメモを確認するようにしましょう。 メモの内容を覚えていて、その通りにできていてもです。 おっちょこちょいな人は思い込みも激しいので、必ずメモを取ってそれを確認するまでが「ひとつの行動」という習慣をつけましょう。
それから、人の話をちゃんと聞きましょう。 ちゃんと聞くことをしないせいで、ミスが増える原因にもなっています。 「分かってる分かってる」と頭で思っていても、相手の話は最後までちゃんと聞くようにしましょう。 そして、先ほども言ったように大事なことはメモを取っておきましょう。 最初は覚えておけると思っていても、人はすぐに忘れてしまうものです。
おっちょこちょいな人は後先考えずに行動してしまうところがあります。 そのため集中力が持てず、不注意によるミスや軽率な行動が増えてしまいます。 ですので、日頃から目的意識を持つようにしましょう。 「今日は○○をやりきろう」「今月は○○まで到達しよう」と毎日の目標や月ごとの目標を立てて、それに向かって行動をします。 さらに、人生における目的も大事です。 自分はどういうことがしたいのか、どういう人になりたいのか、を明確にすることで、自分が普段何をするべきか分かるでしょう。 目的を持つことで責任感も生まれ、行動する前に注意深く確認したり準備をしたりするようになるでしょう。
職場などで特に意識するといいのが、やるべきことの優先順位を事前にしっかりと付けておくことです。 特にタスクは前日のうちに優先順位を付けておきましょう。 明日のタスクは、今日すべて書き出しどれからやるべきなのか明確にしておくことです。 優先順位をつけないままにしておくこと、やることが多い場合に何からやればいいのか分からなくなります。その結果「あ、あれまだやってなかった」「これ期限までに終わらないかも」と焦ってしまいミスが多発してしまいます。 優先順位をつけること効率が良くなり、時間にも心にも余裕が生まれるんです。
おっちょこちょいな人は、同時処理能力が低い人が多いです。 そのため、注意力が散漫してしまいます。 複数のことを同時にやるとミスが増えるな、頭が回らなくなるなと思う人は、一つずつ確実にこなすようにしましょう。その方が早く終わらせられますし、ミスも減ってきます。 同時にやらないと間に合わないことがある!と思う場合は、やり始めを早くしましょう。 3日で2つのことを終わらせようと思っているのであれば、6日前から1つのことに取り掛かるようにすれば確実に終わります。 自分のキャパシティを考えて、一つずつ丁寧に行いましょう。
リズミカルに動くというのは、ダンシングをしろと言っているわけではありません。 律動的に動くことを心がけるようにしましょう。 律動的とは、規則正しく動きが反復することです。 要するに緩急をあまりつけないようにして、ゆっくりでいいのでペースを崩さないように行動するようにしましょう。 わ〜〜〜〜っと焦って何かをやって、何もやらない時間が来て、のんびり動き出して、またわ〜〜〜〜っと動き回るということをしていると、脳が追いつきません。 アップダウンが激しくなると精神的に落ち着かないですよね。 常に同じテンポで行動できるように心掛けてみましょう。
おっちょこちょいを治したい場合はまず睡眠・食事・運動などの質やバランスを今一度見直してみましょう。 生活習慣が乱れていると、人はキャパシティが狭くなったり冷静な判断が出来なくなります。 下記に簡単なチェック項目をまとめたのでぜひ参考にしてみてください。 <睡眠>
<食事>
<運動>
深呼吸をしながら瞑想をすることで、リラックスすることが出来ます。 リラックスする時間を1日最低10分でも取ると、自立神経が整います。 精神を安定させることを習慣化すれば、日常のトラブルにも冷静に対応できる可能性が高まります。 目を閉じて頭の中を空っぽにする瞑想にハマっている人が続出中で、瞑想を行い、体内リセットを行いましょう。 最初は瞑想することは難しいかもしれません。頭を空っぽにするイメージが湧きづらいと思います。 実際に筆者も何度かトライしたことがありますが、どうしても脳内で色んなことを考えてしまったり、何かが思い浮かんでしまうことがあります。 ですが、やっていくうちに何も考えずに目をつぶっていられます。 ちなみに、瞑想のための音楽を流してくれる動画や、マインドフルネス瞑想を教えてくれる動画もYouTubeにあるのでそれを利用してもいいかもしれません。
じっとしていられない、集団になじめない、すぐに癇癪を起こす…脳はなぜ“周りの子とちょっと違う”行動を命じてしまうのか。我が子の敏感すぎる反応をやわらげる“セルフ・レグ(自己調整法)”という提案。脳科学に基づいた理解と触れ合いが、親子のストレスサイクルを断つ。
里子。28歳。雑誌編集者。企画や原稿には定評があるものの、締め切り遅れ、ぐちゃぐちゃ机、遅刻や凡ミスで後輩にも先を越される始末…。ある日、彼女はひとりの精神科医と出会い、1冊のノートを手渡されます。そこに書かれていたことは―。ストーリーを追うだけで、発達障害のひとつ「ADHD」の特徴と対処法がマルゴトわかる!
“忘れ物、ミスが多い”“先送りしてしまう”“人間関係がつらい”“片付けが苦手”こんな「しんどい」がラクになる。会社に“居場所がなかった”僕らが仕事で結果を出せるようになったコツ80。
おっちょこちょいでちょっぴりドジな人って愛嬌があるんですよね。 うっかりドジなことをしてしまったりなど、少し抜けているところがあると、思わず「可愛い」と思ってしまう人も多いのではないでしょうか。 あまりに同じミスを繰り返したり、注意力散漫すぎると、周りの人を「イラっ」とさせてしまいますが、完璧過ぎるよりも「ドジだな」と思わせる一面があると、愛嬌があって親しみやすさを感じます。 そういう愛嬌って恋愛に発展することも多いですよね。 おっちょこちょいなのに健気に一生懸命に頑張っている姿はつい手助けしたくなってしまいます。 バリバリ仕事ができる人よりも、おっちょこちょいで抜けている人はスキがあるので、相手も気兼ねなく話す事も出来ますし「守ってあげたい」「助けてあげたい」と思われることが多くなっています。
おっちょこちょいな人って責任感はあったりします。 不注意でケアレスミスが多いのに!?と思うかもしれませんが、そもそも「おっちょこちょい」で周りからも済まされているということは、普段はちゃんとやっているということです。 責任感もなく、日頃不真面目だったら「おっちょこちょい」では済まされないですよね。 ちゃんとやるべきことはやったうえで、せっかちだったり注意力が散漫することがあると「○○さんまたやらかしてる〜ほんとおっちょこちょいだな〜」と言われるわけです。
やることが早いが故におっちょこちょいになってしまっている人もいます。 なんでも速やかに物事を行ってしまい、ミスが増えてしまうわけです。 用心深すぎて何でもギリギリになったり、周りの人よりペースが遅い人っていますよね。 おっちょこちょいな人は、人より確認する時間が少ない分やることは早いです。 ということか、早く終わらせたいがためにおっちょこちょいになっていることもあります。 欠かさずチェックをしてくれる人が周りにいれば、仕事などどんどんこなすことが出来ます。
おっちょこちょいな人って、結構ポジティブな人が多いです。 ネガティブな人っておっちょこちょいとは言われないです。 「あ〜またやっちゃった!」「また忘れちゃった!!」などと本人が言っているため「おっちょこちょいだな〜」と言われるわけです。
いかがだったでしょうか? 「おっちょこちょい」って響きも可愛いですし、異性から「おっちょこちょいだね」と言われるとキュンとする人もいるのではないでしょうか? ケアレスミスや忘れ物が多い人は軽減できるように対策をする必要がありますが、「おっちょこちょい」と言われても、あまり深く気にしなくても大丈夫でしょう。 本当に注意や指摘をしたいと思っている人は、「おっちょこちょい」という言葉を使わないでしょう。