「雄々しい」「猛々しい」「女々しい」という言葉をご存知でしょうか。「雄々しく振る舞う」「盗人猛々しい」「女々しい男」などと使います。では、「雄々しい」「猛々しい」「女々しい」とはどのような意味なのでしょうか。この3つの言葉は、日常会話で使うので見聞きしたことがある方が多いかもしれません。ただ、これらの言葉は似ているので正しく使い分けできるのか不安に思う人もいると思います。そこで今回は「雄々しい」「猛々しい」「女々しい」の使い分けについて解説していきます。正しく覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「雄々しい」・・・男気溢れていて、凛として勇ましいこと 「猛々しい」・・・何事にも怯むことなく、凛として勇ましいこと。自分勝手で図々しいこと 「女々しい」・・・仕草や行動が女のようであること。諦めが悪くて、弱々しいこと
「雄々しい」と「猛々しい」は「勇ましくて強い」という意味だが、「猛々しい」は「図々しい」という意味で使うことが多いです。
「雄々しい」は<おおしい>と読みます。 「雄々しい」の意味は「男気のある、凛としていて勇ましい」です。 勇気があって男らしいことを表す場合に「雄々しい」を使います。「雄々しい」は「男男しい」と表すこともできます。 女性に対して、「勇ましい、潔い」という意味で「雄々しい女」「雄々しい女性」と褒め言葉として使えます。 ただ、「雄々しい」には「見るからに男性であると思わせる気質がある」という意味合いなので、人や状況に合わせて「男勝りな」「負けず嫌いな」と言い換えるのが無難です。 言い回しとしては、
などがあります。 「雄々しい」の類語には、「凛々しい」「男っぽい」「大胆不敵」「堂々たる」「勇ましい」「勇敢」「精悍な」「勇猛な」「度胸がある」「健気」などがあります。
例文
「猛々しい」は<たけだけしい>と読みます。 「猛々しい」の意味は、
です。 「猛々しい」には2つ意味がありますが、主に「図々しい」という意味で使うことが多いです。 「猛々しい」を用いた表現でよく使われているのが「盗人(ぬすっと)猛々しい」です。悪いことをして、注意されたり責められても、開き直る様子を表します。 言い回しとしては、
などとなります。 「猛々しい」の類語には、「いかめしい」「たくましい」「図々しい」「厚かましい」「恥知らず」「白々しい」「横風」「押し強い」「不遠慮」などがあります。
例文 「強そうである」という意味
「図々しい」という意味
「女々しい」は<めめしい>と読みます。 「女々しい」の意味は、
です。 「女々しい」は基本的に男性に対して、侮蔑的な意味を含んで使います。「男のくせに、仕草や振る舞いが女のようだ」「意気地がなくて弱々しい奴だ」ということを表したい場合に使うのが適します。 女性に対して使うことはありません。 言い回しとしては、
などとなります。 「女々しい」の類語には、「不甲斐ない」「柔弱」「心弱い」「意気地ない」「臆病」「根性なし」「未練がましい」「往生際が悪い」「悪あがきする」などがあります。
例文
元NHKアナウンサーの著者が教科書通りの敬語ではなく、様々なシーンで使うことができる生きた敬語表現を紹介しています。文法的に正しい敬語でも、言い回しや場面によっては相手に不快感を与えてしまう場合があります。こちらの本では ”気の利いた敬語” の使い方を、言葉のプロがコンパクトに解説しています。
同じ内容でも伝え方次第で結果が全く変わってしまう。そんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?実は言葉の選び方や順序には公式があり、それに気付きさえすれば、ビジネスシーンだけではなく人生全般でのコミュニケーションを円滑にすることができます。こちらの本では、相手の返事を「ノー」から「イエス」に変える具体的な方法が体系化されています。
偏差値35だった筆者が、二年間の浪人と東大合格の末にたどり着いた読書術を余すところなく大公開しています。文章を読み込む力や論理的に整理する力などが劇的に向上する実践的な読み方が分かりやすく解説されています。仕事・勉強の生産性を上げたい人にも読書嫌いにも効果テキメンの一冊です。