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「先んじて」と「煎じて」の意味の違いと使い分け

「先んじて」と「煎じて」の意味の違いと使い分け

「先んじて」と「煎じて」という言葉をご存知でしょうか。「先んじて事を進める」「お茶を煎じて飲む」などと使います。では、「先んじて」「煎じて」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。「先んじて」と「煎じて」は見聞きしたことはあるけれど、具体的な意味については分からないという方が多いかもしれません。正しく使うためには、意味について適切に覚えておく必要があります。そこで今回は「先んじて」と「煎じて」の使い分けについて解説していきます。違いを正しく知って、上手く使えるようにしましょう!

「先んじて」と「煎じて」の違い

「先んじて」・・・「先んじる」の連用形。「先んじる」とは「他の人やものよりも先に行うこと」 「煎じて」・・・「煎じる」の連用形。「煎じる」とは「薬や茶を煮ることで、その成分を出すこと」

「先んじて」の意味と使い方

「先んじて」は<さきんじて>と読みます。 「先んじて」の意味は「他よりも先に、あらかじめ」です。 「先んじて」は「◯◯よりも先に」「◯◯よりも前に」ということを表す場合に使います。 このように、「先んじて」は誰よりも早く物事を行ったり、起こりような出来事を予測して他のものよりも先に何かをやるという場合に使うのが適します。 ビジネスシーンでも「先んじて」は使われます。 「先んじて」自体は敬語ではないですが堅い表現なので、敬語表現と一緒に使われることが多いです。 「先んじて」の類語には、「先に」「先駆けて」「早々と」「先行して」「先頭に立って」「いの一番に」「リードして」などがあります。

例文 ・ライバルチームに先んじて、グラウンドの整備をしたり練習を行ったりする。 ・今シーズンを迎えるに先んじて、選手の目標や意気込みなどを聞く。 ・新メンバーお披露目イベントの開催に先んじて、参加者をネットで募集する。 ・彼女は何を行うにも誰よりも先んじて事を進めるから、みんなに信頼されている。 ・ゲームに関して威張ってくる彼に腹が立つため、先んじて新しいゲームを購入する。 ・クラスメイトに先んじて課題を進めていたが、結局時間がかかってしまい先を越されてしまった。 ・講習会開催にあたっていくつか注意すべき点がございますので、先んじてお願い申し上げます。 ・忘年会を開催するにあたって、先んじて私の方からご挨拶申し上げます。

「煎じる」の意味と使い方

「煎じる」は<せんじる>と読みます。 「煎じる」の意味は「薬や茶をよく煮ることによって、その成分を出すこと」です。 薬や茶を水分に浸して良く煮ることによって、その成分が抽出されることを表します。 お茶や薬草に対して使うので、「りんごを煎じる」「野菜を煎じる」といったように使うことはできません。 「煎じる」を用いた表現でよく使われているのが、「爪の垢を煎じて飲む」です。 「爪の垢を煎じて飲む」は「優秀な人の爪の垢を薬として飲めば、その人に似てくるかもしれない」という意味です。 「煎じる」の類語には、「煮る」「湧く」「煮出す」「エキスにする」「成分を取り出す」「抽出する」「湯引く」「茹る」などがあります。

例文 ・彼女の爪の垢を煎じて飲めば、勉強ができたり運動神経が良くなるかもしれない。 ・爪の垢を煎じて飲むだけで優秀になるのなら、実際に行いたいものである。 ・すぐ暴力を振るってくる彼に、何に関しても優しいAくんの爪の垢を煎じて飲ませてあげたい。 ・彼にAさんの爪の垢を煎じ飲ませれば、優秀な人になるかもしれない。 ・誰かの爪の垢を煎じて飲んだところで、本当にその人物に似るかは分からないよね。 ・ただお茶を飲むよりも、よく煎じて飲んだ方が美味しく感じるよ。 ・薬草を煎じたものを飲めば、風邪や高熱に効果を発揮するだろう。

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