「修羅場」と「愁嘆場」という言葉をご存知でしょうか。「修羅場をくぐり抜ける」「愁嘆場を演じる」などと使います。では、「修羅場」と「愁嘆場」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。小説などで見ることが多い表現ですが、日常会話で使うことはあまりありません。何となく聞いたことがあるけど意味は分からない、初めて聞いたという方も多いと思います。適切に使うためには、意味についてきちんと覚えておく必要があります。そこで今回は「修羅場」と「愁嘆場」の使い分けについて解説していきます。正しく知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「修羅場」・・・浮気や喧嘩など男女間のいざこざが原因で、トラブルが発生している場所 「愁嘆場」・・・何かが原因で、胸が苦しくなるほど悲しい状況
「修羅場」は怒りや嫉妬など様々な感情で入り乱れている場、「愁嘆場」は悲しみに溢れている場を表します。
「修羅場」は<しゅらば>と読みます。 「修羅場」の意味は、
です。 人間関係が乱れていたり、トラブルが発生している場所を「修羅場」と表します。戦場・事故や事件現場などが挙げられます。 男女間のいざこざによる戦いの場を「修羅場」と表すことが多いです。不倫や浮気が原因で修羅場が起こっています。 言い回しとしては、
などとなります。 「修羅場」の類語には、「合戦場」「惨事」「この世の地獄」「陰惨な光景」「おぞましい光景」「会戦地」「戦野」「奈落」「火事場」などがあります。
例文
「愁嘆場」は<しゅうたんば>と読みます。 「愁嘆場」の意味は「日常生活において、胸が締め付けれるほど悲しい状況」です。 元々は演劇において登場人物が悲しむ演技をするシーンを表していましたが、日常生活において悲しむ場面も表すようになりました。 何かが原因で、怒りが湧くのではなく、とにかく悲しくて苦しいことを表す場合に「愁嘆場」を使います。 「愁歎場」と書くこともあります。 言い回しとしては、
などとなります。 「愁嘆場」の類語には、「嘆き悲しむ」「悲嘆にくれる」「おいたわしい」「哀切」「お気の毒」「感情のもつれ」「お家騒動」などがあります。
例文
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