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「気概」とは?意味と使い方、読み方、発音、類語について解説

「気概」という言葉をご存知でしょうか。よく新入社員を褒めるときなどに、「気概のあるやつ」と使いますよね。では、具体的に「気概」とはどんな様子、どんな人物を指しているのでしょう。そう言われると、いまいちわからない、よく理解していないと思う方も多いはずです。「気概のあるやつ」という以外にも、「気概を感じる」「気概がない」「気概を見せる」といった言い方があります。そこで今回は「気概」の意味と使い方、読み方、発音、類語について解説していきます。「気概」の正しい意味と使い方を知って、確実に使いこなせるようにしましょう!

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「気概」の読み方と発音

「気概」は<きがい>と読みます。 「気概」の「概」は、「概念」や「大概」で使われている”木へんに既(き)”という漢字です。 りっしんべんの「慨」だと、「心を揺さぶる思いで一杯になる」と別の意味になるので注意しましょう。 「気」は音読みで「キ」「ケ」と読みます。 「概」は音読みだと「ガイ」、訓読みだと「おおむね」と読みます。 「気概」は「き↗︎がい」と発音します。 アクセントの開始点は強く読むのではなく、高く読みます。 「気概」の場合、高くする位置は「が」からです。 「が」の次の「い」も同じ高さで発音し、さらにその後に助詞が来る場合は、その助詞の部分も同じ高さを保ったまま発音します。

「気概」の意味

「気」は「精神・感情の働き」、「概」は「その人の表面に現れた風格や気迫」を意味します。 「気概」の意味は「困難にくじけない強い意気」「気骨」「いきじ」です。 自ら進んで困難に立ち向かっていく強い意志・気性、心に隙がなく決心が変わらない様子を表します。 「私は成し遂げる!」といった強い気持ちが”気概”です。 例えば、「気概がある」といった場合は「困難に立ち向かう意志がある」、「気概がない」といった場合は「困難に立ち向かう意志がない」という意味になります。

「気概」の語源・由来

「気」は「精神・感情の働き」、「概」は「その人の表面に現れた風格や気迫」を表します。 「概」は「おおむね・あらまし」という意味の漢字で、「斗掻き(とかき)」を表していました。 ”斗掻き”とは、枡(ます)に入れた米の表面をならす時に使う棒のことです。 斗掻きの役割から、「概」は「全体をならして一様にする・ざっと全部同じようにすること・凹凸がなく一定にする」を意味します。 この意味が人にも使われて、「気概」は「抜けのない強い気持ち・心に隙がなく決心が変わらない様子」という意味になりました。  

「気概」の使い方と例文

「気概」はどんなに壁があろうが辛かろうが負けない、苦しい状況にあってもそれに負けずに何かを行おうとする強い気持ちを表すときに使います。 「熱心」や「決意」などでも代用できそうな言葉ですが、「困難に負けずに立ち向かう」という意味合いなので、ただやる気に満ち溢れているという場合は「気概」を使えません。 また、「気概」は目に見えるものではなく、自分や周りの人が感じ取る感覚です。 「気概」は何気ない言動から感じるものなので、本人が「私は気概に満ち溢れている」などとはあまり言いません。一般的に、「気概」は自分に向けて使うのではなく、相手に向けて使う言葉です。

言い回し ・気概がある ・気概がない ・気概なく ・気概を持つ ・気概をもって ・気概を見せる ・気概を感じる ・気概を示す ・気概に満ちた ・気概に富む ・気概に溢れる ・気概に乏しい

例文 ・彼は大学に合格し、将来は医者になるという気概に溢れている。 ・「絶対に合格する!」という気概を持って、試験に取り組む。 ・「先輩には負けない!」と気概を見せる。 ・私にはそれにチャレンジする気概がない。 ・最近の若者には気概がない。 ・目的達成に向けての気概を感じる。 ・彼女には必ず物事を成功させるという気概がある。 ・リーダーとしての気概を示す。 ・気概のある人はたくましく見える。 ・失敗してもなお挑戦する気概に惹かれました。 ・彼は気概に乏しく、何事も行う前からすぐに諦めてしまう。 ・彼は子犬ほどの気概もない。 ・気概に富んでいるが、なかなか結果が出ない。

「気概」と「気迫」の違い

「気迫」は<きはく>と読みます。 「気迫」の意味は「何ものにも屈せず立ち向かっていく強い精神力」です。 勝負や試合、仕事、勉強などといった物事に立ち向かう強い意志を表していて、それらを真剣に行う様子について述べる場合に使います。 「凄まじい気迫」「気迫がみなぎっている」などと言いますよね。 「気概」も「気迫」も”何ものにも屈せずに立ち向かうこと”を表しますが、ニュアンスが少々異なります。 「気迫」は「何かにくじけることなく物事に正面から向かっていく強い意志」で、 「気概」は「困難に立ち向かっていく強い意志」を意味します。

例文 ・彼の演説はやや気迫に欠けていた。 ・その試合は気迫のこもった、真剣勝負であった。 ・チームの選手たちは勝利への気迫がこもっていた。

「気概」と「気骨」の違い

「気骨」は<きこつ>と読みます。 「気骨」の意味は「自分の信念に忠実で容易に人の意に屈しない意気」です。 自分の信念を貫こうとする、曲げない強い心を表します。 「気骨」を<きぼね>と読むと、 「気を使う苦労が多くて心が疲れる・心遣い」という意味になります。 「気概」も「気骨」も”自分の信念を曲げない強い意志・気性”という意味です。 違いとしては、「気概」の方が「困難を乗り越える」といったように、具体的な行動を伴う意味合いが強くなります。 「気骨」は、ただ信念を貫こうとする強い心を意味します。

例文 ・彼は時代の流行には流されない、気骨のある人物である。 ・彼女はどんな人にでも屈しない気骨があり、とても信頼できる人物である。 ・彼には気骨があるので、決して挫折などの心配をする必要はないだろう。

「気概」と「感慨」の違い

「感慨」は<かんがい>と読みます。 「感慨」の意味は「物事に感じて心を動かすこと」「身にしみて感ずること」です。 単に「感動」というよりも「感慨」の方が、「様々なことに思いを馳せてしみじみと感じる」というニュアンスが強くなります。 「感慨」を用いた言葉だと、よく「感慨深い」という言い回しが使われます。これは「感慨を強く感ずる・深く身にしみて感ずる」を表します。 「感慨」は「心に深く感じて、しみじみとした気持ち」で、 「気概」は「困難に立ち向かっていく強い意志」を表します。 このように、「感慨」と「気概」は全く別の意味です。 また、「気概」と「感慨」は漢字が異なるので間違えないように気をつけましょう。 「気概」は「概略」「概要」などと使われているように、「その人の表面に現れた風格や気迫」を意味する”概”です。 「感慨」は「憤慨」「慷慨」などと使われているように、「心を揺さぶる思いで一杯になる」を意味する”慨”となります。

例文 ・やっとこの計画を実現させることができて、とても感慨深い。 ・自分だけの感慨に耽っていて、周りで何が起きているのか気がつかなった。 ・長年の夢が叶って、感慨深いものがある。

「気概」と「覚悟」の違い

「覚悟」は<かくご>と読みます。 「覚悟」の意味は「知ること」「記憶すること」「心に待ち設けること」「心構え」です。 「覚」は「今までわからなかった道理や意味に気づく」、「悟」は「はっと思い当たる。真理に目覚める」を意味しています。 困難なことを予想して、それを受け止める心構えをする・来るべき辛苦を避けられないものとして諦めることを表します。 「覚悟を決める」「覚悟の上で〜」などと言いますよね。 「覚悟」は「危険なこと・不利なこと・困難なことを予想して、それを受けとめる心構え」、 「気概」は「困難に立ち向かっていく強い意志」を表します。 「覚悟」は「気概」とは違い、「困難であるかは確実ではないが、一応危険なことを予想しておいて立ち向かう」といったニュアンスになります。

例文 ・断られるのは覚悟の上で、お願いしてみる。 ・苦労するのは覚悟の上で、挑戦してみようと思う。 ・最悪の事態を覚悟して、事に取り組む。

「気概」の類語

反骨 (意味:権威・権力・時代風潮などに逆らう気骨) 「反骨精神を養う」 胆力 (意味:事にあたって、恐れたり、尻ごみしたりしない精神力) 「物事を成功させるためには、胆力を兼ね備える」 根性 (意味:物事をあくまでやりとおす、たくましい精神) 「彼は立派な根性を持っている」 胆気 (意味:どんなことをも恐れない気力) 「彼女は胆気が据わっている」 肝っ玉 (意味:肝と魂。特に、物に動じない精神力) 「そんな肝っ玉が小さくては上手くいかない」 ガッツ (意味:がんばる気力。根性) 「彼はガッツに溢れている」 熱意 (意味:物事に対する意気込み。熱心な気持ち) 「仕事に対する熱意がこもる」 やる気 (意味:物事を行おうとする気持ち、欲求) 「やる気に満ち溢れている」 決意 (意味:自分の意志をはっきりと決めること) 「絶対に合格すると決意を固める」 信念 (意味:正しいと信じる自分の考え) 「何を言われようと信念を貫き通す」 不屈の精神 (意味:困難に直面しても決して挫けたりあきらめたりしない心意気) 「彼は不屈の精神を持っている」

「気概」の反対語

無気力 (意味:何をする気力もないこと。やる気のないこと) 「彼女は疲れていて、無気力に見えた」 無頓着<むとんじゃく> (意味:少しも気にかけないこと。また、そのさま) 「身だしなみに無頓着な人」 へっぴり腰 (意味:いかにも自信のなさそうな言動。びくびくした態度) 「そんなにへっぴり腰だと相手に舐められてしまう」 アパシー (意味:心理学で、感情鈍麻。普通なら感情が動かされる刺激対象に、何の反応も示さないこと) 脱力 (意味:意欲・気力が衰えること。気持ちの張りがなくなること) 「脱力感がひどくなる」 倦怠<けんたい> (意味:物事に飽きて嫌になること。飽き飽きすること) 「倦怠感に襲われる」 惰気<だき> (意味:だらけた気分。なまけ心) 「突然、惰気が生じる」

「気概」を含んだ四字熟語「気骨稜稜」とは

「気骨稜稜」は<きこつりょうりょう>と読みます。 「気骨稜稜」の意味は「自分の信念を守って、貫き通そうとする気概に溢れている様子」です。 自分の信念を曲げずに、厳正に貫こうとする態度を表します。 「気骨」は「自分の信念に忠実で容易に人の意に屈しない意気」で、 「稜稜」は「かどだっているさま。また、気性などが厳しいさま」を表します。

「気概」の英語

「気概」のニュアンスに一番違い英語は「guts」です。 「have the guts to...」で「...する気概がある」という意味になります。 「勇気」を意味する「courage」や、「勇敢」を意味する「bravery」などを使ってもよいでしょう。 「courage」の形容詞は「courageous」、「bravery」の形容詞は「brave」になります。 「気概」の英訳として「spirit」と書いている和英辞典が多いですが、「spirit」はちょっと微妙です。 「sprit」の意味は大別して、 1. 感じ方、考え方 2. 霊 3. 情熱、エネルギー、勇気 の3つになります。この3つ目の意味が「気概」に少し近いですが、「spriti」はどちらかというと「情熱、熱狂」というニュアンスなので少し異なります。 例文です。

She has the guts to say to her boss' face whatever she needs to say to get things done.

彼女は仕事を進める上で必要なことは上司にでもなんでもいう気概がある。

He is brave enough to make the impossible possible.

彼には不可能を可能にする気概がある。

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まとめ

「気概」について理解できたでしょうか? ✔︎「気概」は<きがい>と読む ✔︎「気概」は「困難にくじけない強い意気・気骨」を意味 ✔︎「気概」は、苦しい状況にあっても負けずに何かを行おうとする強い気持ちを表すときに使う ✔︎「気概」の類語には、「反骨」「根性」「熱意」などがある

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