「短絡的」という言葉をご存知でしょうか。「短絡的」と聞いてもいまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか。今回は「短絡的」という言葉の意味と、「短絡的な人」の特徴をまとめて紹介します。「短絡的な人」の対処法や改善方法も合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「短絡的」は、「たんらくてき」と読みます。 「短絡的」の意味は、「物事の筋道を深く考えずに、性急に原因と結果を結びつけてしまうこと」です。 簡単に言うと安易に答えや結論に結びつけてしまうということであり、「考えが足りない」「単純に考えすぎる」という意味です。 「短絡的な性格」というように、人の性格や考え方に対して使用される言葉ですが、褒め言葉ではなく「甘い人」というような非常にネガティブなニュアンスで使用される言葉です。
「短絡的」の語源は、「短絡」という電気工学用語です。 電気工学用語の「短絡」とは、電気回路の二点間が導体で接続され、電気が流れたときにバチっ!としてしまうなど電流の流れが切れてしまう現象をいいます。 英語で「短い」という意味のある「ショート」を使用して「ショート回路」と言われることもあります。 日本語では「ショートした」なんて略されて良く使用されているので耳にしたこともがある人も多いのではないでしょうか。 これは「短絡」が生じた結果、回路が誤作動したり回路に電流が流れ過ぎたりしてしまい、半導体や適応機が異常発熱、焼損することです。 この「短絡」の途中の回路を関係なく二点が結びついて問題を起こしてしまうことから、「きちんと考慮せずに原因と結果を安易に結びつけてしまう」という意味で「短絡的」という言葉が使われるようになったと言われています。
「短絡的」という言葉は、
といった言い回しで使用されます。 その他にも、
といった言い回しがあります。 詳しい使い方については例文を参考にしてください。
浅はかの意味は「思慮の足りない、考えがあさい様子」です。 物事を簡単に考えすぎている人を「浅はかな人」と表現したり、深く考えずに安直に出した結論や考えを「浅はかな考え」と言います。
例文
「安直」の意味は、「十分に考えないで、いい加減なこと」です。 物事を気楽に考えたり、考えや行動がいい加減な様子に対して「安直だ」と言い表します。
例文
「短慮」の意味は「思慮が足りず、浅はかなこと」です。 また「短慮性急な人」というように、気が短くせっかちなことを言い表すこともあります。
例文
「早合点」の意味は「早まって合点すること。よくわからないで、わかったと思い込むこと」 よく理解しないうちに、わかったつもりになることを早合点といいます。
例文
「浅慮」の意味は、「思慮が浅いこと」です。 「浅はかな考えだ」というマイナスな意味で使用されますが、控えめに自己主張をするときなどに、「私の浅慮によるものですが〜・・・」といった使い方をすることも多いです。
例文
単純思考の意味は「十分考慮されていない、思いつきの考えのこと」 つまり、思考が単純であることを「単純思考」といいます。
例文
「軽率」の意味は「深く考えないで、判断したり行動をすること」 軽はずみで犯罪まがいのことをしてしまったりというような、良く考えもしないで悪いことをしてしまったというような状況でよく使用されます。
例文
「軽薄」の意味は、「言葉や行動に重みや慎重さがなく、軽々しい様子」「浅はかな様子」 言葉や態度が軽々しすぎて、浅はかに感じられ誠実さが感じられないような様子を「軽薄」と言い表すことができます。
例文
「内省的」の意味は、「自分自身の言動や考えを深く省みること」です。 つまり、自分自身のことをきちんと分析してきちんと考慮した上で行動をしたり発言をすることです。きちんと考えずに行動をしてしまうような「短絡的」とは反対の意味になります。
例文
「慎重」の意味は、「しっかり物事を考えて軽々しく判断したり行動をしないこと」です。
例文
「多角的」の意味は、「いろいろな方面に派生している様子」です。 つまり、「多角的に物事を考える」だと、「色々な角度から物事を考える」といったニュアンスになります。
例文
「短絡的」の英語はいくつかありますが、「単純すぎる」という意味合いの英単語が「simplistic」となります。 「simplistic thinking」で「短絡的思考」となります。 「あまり深く考えていない」というニュアンスです。
They have a simplistic point of view about that.
彼らはそれに関して短絡的な考え方をする。
「leap」は「飛躍」を意味する英語です。 飛躍があるということは原因と結果を簡単に結びつてしまうということになります。 「There is a leap in...」の形で「...には飛躍がある」という意味になります。
There is a leap in your logic.
君の論理は短絡的だ。
「jump to a conclusion」で「結論を急ぐ」という意味になります。
You should not jump to a conclusion based on one sample.
一つのサンプルを元に短絡的に結論に達するべきではない。
短絡的な人には、「せっかち」という特徴があります。 「せっかち」は、特に理由もなく常に先を急いで落ち着かない人を指す言葉です。 せっかちで常に先を急いでしまっていて、色々考えて決断をすることに対して「もう!まどろっこしい!」と思ってしまったりするんですよね。 だから物事をきちんと考えずに結論を出してしまったりと短絡的な判断や行動をとってしまうのです。
短絡的な人には、楽観的な人が多いです。 「楽観的」とは、「物事を気楽に考えること」です。 どんなことが起きても楽観的にとらえる性格だから、あまり物事を深く考えずに短絡的な言動や行動をとることが多いのでしょう。 楽観的って、プラス思考とかポジティブな意味合いももちろんありますが「考えが甘い」といった部分もあるんですよね。 楽観的な思考の人ってあまり考えないので行動に移すのが早かったりもしますが、短絡的であるため失敗も多いものです。
短絡的な人には、自信家も多いです。 慎重に物事を考える人って、自分に自信がなくて「大丈夫だろうか?」と不安になってしまうからこそきちんと考えて行動に移すというタイプが多いです。 反対に短絡的な人は、自分に自信がある自信家だからこそ「自分は頭がいい」とか「自分の考えは正しい」と根拠のない自信があって短絡的な考えで突っ走ってしまうようなところがあるのです。 短絡的な人は、熟考しないで物事を判断する自分に対して、他の人よりも決断を出せるなんて頭の回転早いだろう!すごいだろう!どや!っと思っているのかもしれません。
短絡的な人は、人の意見にあまり耳をかしません。 自分に自信があって、「自分が出す結論は正しい」と思っているので周りの意見を聞く必要がないと思っているのです。 周りの人の意見を聞かずに自分が持っている知識や考えだけで結論に結びつけてしまうから、「短絡的だ」なんて言われてしまうわけです。 やっぱりきちんと物事を考えられる人は、意見してくれている人の話にはきちんと耳を貸しますし、きちんと周りの意見も踏まえて判断することができます。
短絡的な人は、自分が「こう!」って思ったことに対しては、絶対に「正しい」という思い込みがあって、その思い込みだけで判断をして行動をとってしまいます。 頑固な人の特徴には人の話を聞こうとしない、人と考えが合わなかった場合は一歩も引かない、我を押し通す人などが挙げられます。これってとっても自己中心的ですよね。 自分の考えを曲げられない頑固さがあるから、自分が正しいと思い込んで短絡的な言動を平気で繰り返してしまうのでしょう。
短絡的な人は、先入観が強い人が多いです。 例えば、「髪が短いからあれは男性に間違いない」というように自分の中にある固定概念だけで物事を判断してしまうようなところがあります。 安易に「◯◯だから◯◯」と決めつけてしまいがりなところがあるんですよね。 つまり、判断基準が全部自分の中の先入観や、経験なのです。 さらに、人の意見をあまり聞こうとしないのため視野が狭いです。 自分の先入観だけで物事を判断してしまう人は、「短絡的だな」という印象を人に与えます。
短絡的な人ってとにかくめんどくさがり。 色々と考えすぎてしまうと「もう考えるのもめんどくさいわ〜」となってしまう時ってありますよね。同じように、面倒くさい!という感情があって、考えることを避けてしまっているのです。 「〜ということも考えられる」みたいな想定が苦手なんですよね。 なので、途中経過を考慮することができずに結果や結論を急いでしまいます。。 「もうわかんないからさ、やってよ!」と自分は頭を使うことなく人に丸投げにしてしまうことも多いです。
短絡的な人は、鈍感で空気が読めません。 考えが浅はかなので、周りの人の気持ちとか空気が一切読めないのです。 突然とんでもない発言や行動をとって空気を悪くしてしまうことなんてしょっちゅう。 みんなが疲れている時に自分だけが大変かのような態度を取ったり、他の人が仕事が忙しくて休みを取れていないのに「旅行するのでこの期間休みます」と休暇申請をしたりします。 短絡的だから、自分が仕事しないことで周りの人に迷惑をかけてしまうということが考えられないんですよね。 「さすがにこの日は休めないでしょ、仕事してよ」と言われると「この会社は有給休暇も自由に取れないんですか」などと、こういう時だけ規則を出してきて全く空気の読めない事を言ってきます。
短絡的な人は、自制心がない人が多いです。 物事をなんでも軽く考えているから、自分の感情や欲望を抑えようとせずに思いのままに行動してしまいます。 例えば、ダイエット中なのにも関わらず「食べたい!」という欲望が抑えられずに食べてしまって「明日からダイエット頑張ればいいや」なんてお気楽に考えてしまいます。 「なんとかなるだろう」なんている短絡的な考えがあるから、抑えなければいけない欲望を抑えることができないのでしょう。むしろ抑える気なんてサラサラありません。
短絡的な人は、「騙されやすい性格をしている」とも言えるでしょう。 例えば、「100万円プレゼントしてあげますよ」と突然言われたときに普通は「絶対あやしい、詐欺なのでは?」と疑いますよね。 短絡的な人は、はじめこそ「怪しい」と思って疑っても「信用してください、だって〜・・・なんですから。絶対詐欺なんかじゃありませんよ」とちょっと言われると単純に信じてしまいます。 物事を短絡的に考えているから、ちょっとそれらしいことを説明されると疑うことなくコロっと信じてしまうのです。
責任感がある人ってやっぱり間違ったことがあってはいけないという意識が強いので、どんなことでも熟考するし責任とれないようなことを発言や行動をしてしまうことってないんですよね。 反対に短絡的な人は責任感がありません。 だから「ちゃんと考えるのはめんどくさい」とかそういった気持がどうしても勝ってしまって深く考えずに結論と結びつけて判断してしまったり、軽率な行動をとってしまうのです。 基本的に短絡的な人は「言われたことを指示通りにただやるだけ」というスタイルが向いています。自分から考えて行動に移すといったことに関しては、責任がもてないので避けたいのでしょう。
短絡的な人は、一貫性のない行動や発言が目立ちます。 深く考えずに、その時の自分の気分や周りに合わせて適当に発言をしたり行動をとるので、次の日にはもう気持ちが変わっていて、「やっぱりやりたくない」と全く逆のことを言い出したりします 。 安易に友人の悪口を言って、次の日には「親友だよおお〜」とかいいながら仲良くしているということも少なくありません。 きちんと物事を深く考える思慮の深い人あれば、きちん熟考して決断を出しますし、軽はずみな発言はしないので一貫性がないという印象はうけません。
短絡的な人は、物事をきちんと考える前に発言をしたり行動をとることが多いので、なんの脈絡もなく急に話し始めたりなんかして「えっ...何の話?どうしたの急に...」と周りの人を驚かせてしまうようなところがあります。 突拍子もなさすぎて、突っ込まれても自分自身がよくわかっていないということも多いです。 「今これを言ったら良くないな」とか、そういったことが全く考えられないのでしょう。
短絡的な人は、口先だけ調子のいいことをペラペラ〜っと言って行動が伴わないなんてことも多いです。 楽観的なので、調子のいいことを口にするのですが実際はめんどくさがりなのでなかなか重たい腰があがらず行動に移せないのです。 「できないなら言うな!」と思うかもしれませんが、口に出して行動に移せなかったときに信用を失ったり周りの人の期待裏切るといったことまでは考えられないんですよね。 だから、安易にペラペラと調子の良いことを言ってしまうのでしょう。
短絡的な人って、単純に物事を考えるので「相手によって態度や言うことが変わる」ということがっしょっちゅうあります。 例えば、社内では「上司の言うことは絶対に正しい」「上司の言うことは絶対!」という安直な考えがあって、自分より上の立場の人間と目下の人間に対しての豹変っぷりがすごかったりします。 短絡的だからこそ、どんなに上司が間違ったことをしても疑うことなく「はい!ついていきます!」と思ってしまいます。 また、自分より下の人間はどんなに優秀で単純に「ダメなやつ」として見下してしまうようなところがあります。
上述しているように、短絡的な人は物事をきちんと深く考えないので「その場しのぎ」の言動が多いです。 「その場しのぎ」の勢いある発言や行動が目立ち、その先のことは一切考えていない行動が目立ちます。 思慮が浅く、計画性がないため「それは、〜…という場合はどうすんですか?」とか質問されても、全くちぐはぐな返答を繰り返しツッコミどころ満載なんです。
短絡的な人は、上述しているようにい楽観的で、あまり失敗をしてしまうということに対して抵抗がありません。 なので、たとえ短絡的なことが原因で失敗してしまうようなことがあっても、失敗してしまったことを気にしたり引きずってしまうようなことがありません。 「失敗したらやり直せばいい♪」くらいに思っているので、失敗してもすぐに気持ちを切り替えることができるのです。
短絡的な人は、「良い!」と思ったものや、「あれって評判いいんだな」と感じたものをすぐに真似してしまう人が多いです。 小中高生の女子なんかでも多いと思いますが、「○○ちゃんがもってたからあれが欲しい」という感覚に似ています。 つまり、とっても単純なんですよね。 人が「良い!」と言っているものに関しては、それだけで「良いものなんだ」と思い込んで疑いません。 セールストークに引っ掛かって高級なツボとかを簡単に買わされてしまうタイプであると言えるでしょう。
短絡的な人は、全体的に表面的な発言が目立ちます。 例えば、とても深刻で危機的な状況なのにも関わらず「大丈夫だと思います」とか言います。 なんの根拠もないので、「何が大丈夫なの?」と思ってしまいますし無責任なことを言う人なんだなという印象をうけてしまいます。 短絡的な人って、根拠のない自信があってそれを平気で口に出したりします。 楽観的な人からすると、「そういうなら大丈夫かな」なんて思って安心してしまうかもしれませんが、きちんと考える人にとっては「もうちょっと考えてから発言してほしい」と思ってしまいます。
なんといっても、短絡的な人は失言が多いです。 きちんと考えてから発言をしていないから、人を傷つけるようなことを平気で言ってしまったり、言っては行けない秘密の情報をついついペラ〜っと言ってしまうようなこともあります。 さらに達が悪いのが、本当に何も考えていないため「自分の言った事を忘れている」ということが多いということ。 後で責めてたとしても「そんなことは言っていない」とか言われてまうことが多いんです。
これは短絡的な人の欠点になりますが、短絡的な人は頭で深く考えるよりも先に行動をしてしまうため、ミスが多いです。 きちんと内容を理解していないのに、作業に入ってしまったり、パパパっと終わらせようとしすぎてミスしてしまうのです。また、見直すということも基本的にしないので指摘されてからミスに気がつきます。 メールなんかでもきちんと考えずに急いで文章を打とうとすると文章がおかしくなってしまったり、誤字脱字が多くなってしまいますよね。 それと同じで、ちょっとしたミスが多いのが短絡的な人の特徴です。
育った家庭環境はとても大切なもので、両親の考え方は、子供に大きな影響を与えます。 特に社会に出ていない子供にとって親の考え方は絶対なので、物心つく頃から両親の短絡的な行動を見ていると、「そうすることが当たり前」になってしまいます。 両親でも、短絡的で突拍子もないことを言い出して家族を驚かせるような人って多いですよね。 だいたいは短絡的な親でもなんとか元気に子供は育っていますから、子供も「そんな感じでいいんだ〜」と自然に思ってしまうようになります。 また、両親がせっかちで「早くしてよ!」「早く決めてよ!」などとせかされることが多かったという人も、解答や結論を急いで短絡的思考になることがります。
子供の頃って何も考えずに行動してしまったり、失礼な発言をしてしまうことってありますよね。 そういった場面で親がきちんと指摘せずにただ黙ってフォローしているだけだと、「きちんと考えて発言や行動をする」ということが身につきません。 きちんと親が注意しないと、子供って物事を考えながら行動するようにはならないのです。 子供がかわいいからといって注意もせずに甘やかしてしまうと、いつまでも思慮が浅いまま行動をしたり発言をして回りに迷惑をかけてしまうようになってしまいます。
短絡的な人は、「とにかく認められたい」という心理があることが多いです。 誰かに認められたいからこそ、「早く結果を出したい」「早く行動にうつさなければ」と思ってしまっているのです。 その強い思いが結果的に短絡的な考えにしてしまい、失敗をしたときに「浅はかな人だ」「短絡的な人だね」と言われてしまうのでしょう。 「ダメなやつだ」と思われたくない!という気持ちが先走りすぎているのかもしれませんね。 意欲はあるだけに非常に勿体ないです。
とにかくいつも「どうしようどうしよう」と不安な気持ちに駆られていたり、焦ってしまっているという心理があることも多いです。 自分に自信がなかったり、何か大きな失敗をして怒られたことがトラウマになっているなど原因は様々です。 とにかく時間に追われているような気がしてしまって「早くしないと!」と焦っているという状態であるため、深く考えずに行動をしてしまうのです。 忙しい職業に就いていた経験があったり、家業で家のことと仕事を同時にこなさなければいけないなど過酷な環境にいた人が陥りやすい心理であると言えるでしょう。
想像力が乏しいというのも、短絡的になる要因になり得るでしょう。 例えば、「走っていると曲がり角で人とぶつかる可能性がある」というように、想像して起こりうることに対して注意を払ったりすることってありますよね。 つまり、想像力がないとそういった「〜になるかもしれない」「〜の可能性がある」という発想にならず非常に単純な考え方しかできなくなってしまうのです。 だからありとあらゆることを想定することができず、「短絡的な人だ」と言われてしまうのです。
「知識がない」というのも、短絡的になってしまう原因でしょう。 自分の知っていることが全てだと思っていて視野を広げようとしなかったり、何事においても興味を持てない、知ろうという意欲がないといったことが原因で、十分な知識が得られていないのです。 想像力がないのと同じように、知識がないと単純な考え方しかできなくなってしまいます。 また、知識だけ膨大にあっても実際に体験したことがないという状態だと短絡的な考えになってしまって物事をとりかかる場合に失敗しやすくなってしまいます。
何事においてもやる気がない人っていますよね。 やる気がない人は、考える気力もないので短絡的になっていきます。 やる気があると、その分集中力も高まるし熟考しますよね。 やる気があるからこそ、失敗したくないという心理が働き、一生懸命考えるのです。 やる気がないと、「めんどくさい」という気持ちが勝ってしまうので「なんでもいいや」「どうでもいいや」となってしまって、短絡的な考えをするようになってしまいます。
短絡的な人は嫌い、苦手、という方もいるのではないでしょうか? 楽天的で、適当に物事を軽く考えすぎていてイライラしてしまったり、短絡的な人に振り回されたなんて経験がある方も多いのでは!? ここからは短絡的な人が身近にいた場合、どのように接すればいいのか対処法を紹介していきます。
短絡的な人が苦手だという人は、ある程度放っておきましょう。 短絡的な人って、結局「あなたって短絡的だよね」と嫌味のつもり言ったところで、自分が短絡的だという自覚がないので通じません。 短絡的な人は思い込が激しく自分の欠点を認めたくないようなタイプが多いんです。。 なので、ある程度「そういう人なんだ」と思って放っておきましょう。 信頼をなくして、最終的に困るのは短絡的な人本人なので、「ほらね〜」と思って面白がっちゃいましょう。
短絡的な人だとわかっているなら、短絡的な人の話しは話半分に聞いてあまり信用しないようにすることです。 短絡的な人の言っていることを鵜呑みにして行動してしまうと共倒れしてしまう可能性が高い。 しかし、「もしかしたら〜...っていう可能性もあるんじゃない?」なんて指摘したところで短絡的な人は聞き入れてくれる確率が低いですから、こそっと「もしも」の時に備えておいたりなど、短絡的な人の話しは信じすぎないほうが無難です。 そうすることで被害を最小限に抑えることができるでしょう。
短絡的な人は「自分が正しい」と思い込んでいることが多く、さもリーダーかのように振る舞ってくる場合があります。 しかし、上述したように短絡的な人の言うことを鵜呑みにして従ってしまうのはとっても危険! だからと言って指摘して反抗されてしまってもめんどくさいので、上手におだてながらもリーダーには決してしないというのがミソです。 短絡的な人をリーダーにしてしまうと、浅はかな考えで指示を出されて失敗してしまうのが目に見えていますからね。 機嫌を損ねないよう、うまく対応つつしっかりと物事を考えて判断して指示できる人をリーダーにするべきでしょう。
短絡的な人は、しっかりと物事を考えずに浅はかな考えで行動に移してしまうようなところがあります。 なので、何か仕事上でミスや指示を出す場合には「まあ適当にやっておいてよ」みたいなざっくりとした言い方をしてしまうと、こちらが望んでいた通りの仕事をしてくれない可能性のほうが高いです。 なので、やってほしいことがあるなら「◯◯◯といったやり方で、◯日までに提出をお願いします」というように、具体的に指示を出すべきです。 短絡的な人は言わたことをやるのは得意ですから、考えなくてもいいようにしっかりと細かく指示を出すのがポイントです。
短絡的な人はミスをしないように気をつけようという気がないので、何の気なしにミスをします。 ミスをされると、時間のロスにもなりますし、他の作業に大きな影響が出てしまいますよね。 短絡的な人に任せないのが一番ですが、人手が足りない場面など、そうもいかない時もあるでしょう。 そういうときは、ミスをされてはまずい部分は、はっきりと先に「〜は◯◯にならないように注意をしてください」と先に伝えておきましょう! 指示されたことは割と真面目に取り組むタイプなので、先に言っておけばミスはしないはずです。
苦手な人とは、適度な距離感をもって接するのが一番です! 嫌な気持ちになっているのに、無理に付き合っていく必要もないのです。 親しくしたところで、無責任で言っていることもやることもコロコロ変わるし疲れてしまいます。 だったら最初から関わらないのが一番! 例え何かがあっても無視をして、冷静を装いましょう。 「もうあなたの一貫性のない行動には呆れていますよ」とうっすら態度に出してみても良いかもしれません。
短絡的な人って浅はかだしミスも多いので一緒にいてイライラしてしまうことも多いですよね。 しかし、慎重な人もいれば短絡的な人もいるというように世の中には色々な人がいます。 自分とは違うタイプの人だと理解しがたいことも沢山あると思いますが、否定的な気持ちで見ていては、自分の視野も狭めてしまうことになりかねません。 おおらかな気持ちで「そういう性格なんだな」「そういう考え方もあるんだな」と認めてあげることが大切です。 深く考えすぎずに短絡的な人のように物事をシンプルに考えたほうが良いこともありますしね。 そうすることで、イライラしてしまったり、否定的な気持ちが薄れるでしょう。
短絡的な人って、大抵心に余裕がありません。 心に余裕がないからこそ、気持ちが焦ったりして結論を急いでしまったりするのでしょう。 早めの行動をすることは悪いことではありません。 せっかく早めに行動することができているのだから「時間には余裕があるし大丈夫」と思って、しっかり熟考したほうが、失敗することも減らせるし結果を残せるはず! 心に余裕をもちましょう(^^)
短絡的な人は、自分の意見や自分のやり方が一番正しいと思いこんでいることが多く周りの人の話を聞きません。 「他人の意見を聞いている時間が勿体ない」「他人の意見を聞いても意味がない」と思っているのでしょう。 なので、まずは人の話を最後まで聞く習慣を付けましょう。 「自分の意見だけがすべてではない」ということを頭に入れて、例え違った意見の人がいても最後までまずは相手の意見を聞き、素直に受け入れることが大切です。 とくに会社など組織に属してい場合では、自分本位にならず協調性を持つことで周りの人との関係性も良くなっていくはずですよ。
「やりたい!」と思ったことに対して瞬時に行動することができるのは、素晴らしいことです。 しかし、勢いだけで行動をしてしまっては失敗をしてしまう可能性も高いですよね。 「結果」にだけ目を向けて突っ走ってしまうと、短絡的だと思われてしまっても仕方ありません。 行動をする前には必ず、色々なことを想定した上で計画をたてて、行動に移しましょう。 はじめから終わりまで、必ず計画はたてるべきです。
発言や、何か行動をするときは、後先のこともきちんと考えてからにしましょう。 その場しのぎで短絡的で計画性のない発言を繰り返していると、信用を失ってしまいます。 計画的に、後先のことも考えることができれば無責任なその場しのぎの発言なんてできなくなるはずです。 きちんと先のことまで考えることができると話すことに矛盾点がなくなってきて信頼度が増しますよね。 「口から出す言葉にはきちんと責任をもつ」ということを頭に入れて発言をしましょう。 責任をもつことを意識すると、しっかり考えて発言や行動をするようになるのではないでしょうか。
短絡的な性格を改善したいのであれば、色々な価値観に触れることも大切です。 様々な価値観に触れることで視野を広げることができ、物事の様々な考え方を受け入れられるようになります。 視野の広げ方は、本を読む、ドラマや映画を観る、講演会や勉強会に参加するなどが良いでしょう。 あなた以外の人がどういう考えを持っているのかを知ることで、これまでの短絡的な思考、態度を改めることができるはずです。 ただ、あなた自身が持っている価値観も正直に伝えることも大切です。 流されずぎて自分を見失ってしまわないように、自分の芯をしっかりと作りましょう。
短絡的な性格の人は、ばーっと突っ走って失敗をしてしまった場合、「なにが良くなかったのか」ということを考えずに終わらせてしまうことが多いです もし、何か失敗してしまったら「なぜ失敗したのか」という原因を必ず探りましょう。 そうするとことで、同じような状況になったときに「この前と同じ失敗をしてしまう可能性がある」ということを頭に入れた上で計画を建て、行動をすることができます。 つまり、失敗した原因を探る癖がついていると何か行動をする前に「リスク」について意識することができ、しっかり考えた上で行動することができるのです。
短絡的な人は楽天的であると上述しましたが、「考えが甘い」と言えばネガティブになってしまいますが「前向き」「ポジティブ」という言い方をすると長所になります。 慎重に物事を考えて行動をすることができるのも、プラスと言えばプラスですが、色々考えすぎるという面で言えば、「マイナス思考」「ネガティブ」ということになってしまいます。 短絡的な人は、ポジティブであるからこそ失敗を恐れない精神の強さがあるといえるでしょう。
短絡的な人は、「思いたったら吉日」というように、行動力がとにかくあります。 あまり物事を深く考えずに行動してしまうのは、失敗も多くマイナスなことのように感じてしまいますが、行動が早いというのは悪いことではありません。 失敗を恐れずに色々なことに挑戦することができるので、その分チャンスを掴みやすいですよね。 深く考えずぎるよりも、もっとシンプルに物事を考たほうがいいこともあります。
短絡的な人は、羞恥心がありません。 誰もが「失敗をしたら恥かしい」と思ってしまう場面があるかと思います。 短絡的な人は、何かに挑戦するときに「失敗したら恥ずかしい」なんてことは思いません。 「失敗したら恥ずかしいから」という気持ちで挑戦することを諦めてしまう場面って、特に大人なら多いと思うのですが、それって挑戦するチャンスを逃しているということですから、とっても勿体ないですよね。 短絡的な人は、羞恥心がないので「挑戦したら成功するかもしれない」というチャンスを逃してしまうことがありません。
短絡的な人は、みんなに「どう思う?」などと相談をしたり、「〜と〜で迷ってる」というよう に優柔不断な姿を見せたりすることはありません。 短絡的な人は誰かに相談して円満な解決方法を・・・というよりは、自分で考えスパーンッ〜!!と決断を出します。 他人のことを損じることは、なかなかできなくても、自分のことを割と本気で信じているので、「自分は正しい選択をした」と思っているはずです。
例えば旅行にでかけるときに、しおりを作って時間びちびちに予定を組んで楽しむ人、いきあたりばったりで、予定を組まずにフラフラと遊んで楽しむタイプの人がいると思います。 計画を立てて思う存分楽しむのも、もちろん楽しいですが計画を立てていても天候不良で計画通りにいかないこともあります。 予定にはなかった場所に行くことになったけどおもしろかった!なんてこともありますよね。 そもそも元々計画を立てずにふらっと出かけても、その気あたりばったり感が楽しくて好きという人もいて、短絡的な人のがーーーと行動を移す行き当たりばったりな感じが面白い!という人も多いです。
短絡的な人は、工場などのルート作業に向いています。 なぜなら、工場のルート作業はやらなければいけない作業が決まっています。 その決められた作業をスピーディーに正確に行うことが求められているので、色々とごちゃごちゃ考えてしまう人よりはシンプルに物事を考える人のほうが向いているでしょう。 短絡的な人だったら、余計なことを考えたりしないで作業にかかれるのでスピーディーに作業を行うことができるでしょう。
運送業にも色々ありますが、大抵の運送業は決めたれた場所に商品などを運ぶことがお仕事です。 短絡的な人は、臨機応変な対応が苦手なので「運ぶだけ」というようにシンプルなお仕事のほうが向いているでしょう。 だいたいは配送ルートなんかも決められていますから、運転をして、決められた場所に運べればOk!とってもシンプルですよね。 交通事故にさえ気をつければ、とっても向いている職業でしょう。
スーパーなどのレジ打ちも向いているでしょう! レジ打ちは、とにかく素早く商品をレジに通してお客さんのお会計をお手伝いをする仕事です。 接客業なので、イレギュラーな対応もあるかもしれませんが、無心でピッピッとレジをすればいいのです。 さらに、レジ打ちってスピードが求められるので短絡的な人にピッタリです。 工場作業と同じように、最初のマニュアルさえ覚えてしまえば後は完璧にこなすことができるはずです。 筆者もコンビニで働いたことがありますが、レジ打ちってとっても楽しいですよ(^o^)
短絡的な人は、瞬時に判断して行動することができるので飲食業に向いています。 キッチンなどマニュアルに沿って料理をつくって提供をしたり、ホールに出て接客をすることも、スピードが求められますよね。 色々考えてまごまごしてしまうと、お客様を待たせてしまいます。 その場しのぎであっても、きちんとその場で判断して行動ができることが大切です。 なので、スピードが求められる飲食業は短絡的な人にとても向いています。
短絡的な人って物事をあまり深く考えないので、クレームを言われがちなコールセンターなども向いています。 神経質でお客様に言われたことを引きずってしまうような人がコールセンターで働いてしまうと病んでしまいます。 さっと気持ちを切り替えられる短絡的な人はコールセンターの仕事が向いていると言えるでしょう。
世界最高峰のコンサルティング会社で学んだ問題解決の考え方を中高生にもわかるように解説。学校では教えてくれない考える力のトレーニング。
A4の紙に1件1ページで書く。ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、最も基本的な「考える力」を鍛えられる。深く考えることができるだけでなく、「ゼロ秒思考」と言える究極のレベルに近づける。
“勉強は、少しでも「○○できる」方法で”“読書は、「一冊ごとに○○○○」を変える”“記憶は、「○○○を見つける」と強くなる”“時間は、自分が「○○になれる」ものに使う”“アウトプットは、「○○○○」を意識する”思考の生産性がみるみる上がる「知的生活」実践法!多方面で活躍する東大クイズ王、初の著書!!
いかがでしたか? 「短絡的」という言葉について理解していただけましたでしょうか。 おさらいをすると、 ✓「短絡的」とは、「物事の筋道を深く考えずに、性急に原因と結果なを結びつけてしまうこと」 ✓「短絡的」の語源は電気工学用語である ✓「短絡的な人」「短絡的思考」「〜は短絡的だ」などと使う となります。 「短絡的な人」っていると思いますが、やっぱりきちんと物事を考えてから行動をするということが大切ですし、考えが浅い人って信用がなくなってしまいます。 しかし、シンプルに物事を考えることができるというのは悪いことではありません。 行動力はそのままに、行動をする前はきちんと道筋を考えて計画を足られるといいですよね。普段から、周りの意見をきちんと聞き入れ、理解し、きちんと考える癖をつけておくことが大切であるといえるでしょう。