「従順」という言葉をご存知でしょうか。「あの人は部長に従順だ」といったような表現を 耳にすることもあるのではないでしょうか。今回は、「従順」という言葉の意味や使い方についてまとめます。また、「従順な人」のし特徴や心理、また従順な人になる方法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「従順」は、「じゅうじゅん」と読みます。 「従順」の意味は「素直で人に逆らわないこと」です。 誰に何を指示されても逆らうことなく従う素直な性格な人を「従順な人」と表現することができます。 「〜に従順」といった形でもよく使用され、例えば「上司に従順な人」だと「上司の言うことに素直に従う人」という意味になります。
「従順」の類語には「素直」「盲従」「追従」「無抵抗」などがあります。
意味:おとなしく素直なこと 人に逆らわないこと 例文
意味:性格や態度がひねくれておらず、他人の言動などを逆らわずに受け入れるさま 例文
意味:是非の判断をすることなく、ひたすら相手の言うことを従うこと 例文
意味:人の言動にそのまま従うこと 例文
意味:抵抗をしたり、犯行をしないこと 暴力などに手向かわないこと 例文
「従順」の対義語には「強情」「頑迷」「頑強」「不従順」などがあります。
意味:人の言葉を聞き入れず、どこまでも自分の考えや行動を押し通そうとすること 例文
意味:考え方に柔軟性がなく、物の道理がわからないこと 例文
意味:意思が強く、容易には屈しないさま 例文
意味:何かに従うことに不本意なこと 例文
「従順」という言葉は、人間に対してだけではなく動物に対して使用することも可能です。 例えば、従順な動物と言えば「犬」ですよね。 元々、犬の先祖は「オオカミ」であり、群れで生活をする動物でリーダーに服従する習性があります。 だから、飼い主をリーダーだと思って、飼い主の言うことをなんでも聞くのです。 リーダーだと思っていない相手に対しては従順にはなりません。 犬が飼い主に従順なのは、飼い主と犬との絆の証であると言えるでしょう。 犬以外には、「馬」も従順な動物であると言われています。
従順な人の性格は、やっぱりとっても素直です。 性格や態度がひねくれておらず、まっすぐに相手の言動を受け止めることができます。 また、喜怒哀楽などの感情表現もストレートです。 感情の起伏が激しいとか情緒不安定というわけではありません。 自分の気持ちをありのまま表現出来るということなのです。 そんな素直なところが愛おしく思われる場合が多いです。
従順な人は、非常に人懐っこいです。 基本的に誰に対してもすぐ心をひらくから、相手に従順になれるのでしょう。 人を「疑いの目で見る」ということがありません。 気さくなので誰とでもフレンドリーに接することができる人は、従順な人が多いです。 異性であっても、年齢が高くても低くても関係ありません。
偏見とは、相手の見た目や人種、学歴や経験などで人を判断することです。 社会に出ると多くの人が、無自覚で偏見で人を見るようになってしまいます。 しかし従順な人は、誰に対しても偏見を持つことなく相手がどんな人なのか、きちんろ見ることができるからです。 どこの国の出身だろうと性別や年齢は何であろうと、東大卒だろうと中卒だろうと、フラットに相手と接することができます。 だからこそ、素直に意見を聞き入れることができるのでしょう。
従順な人は、大人しい性格であることが多いです。 あまり自己主張をすることなく、周りの人の話しを「うん、うん」とただ聞いているだけのタイプです。 自分話しをするのが好きな人は自己主張激しく、自分の意見を聞いてもらいたい!という気持ちが強いのです。 だから何か指示されても反抗的な態度をとってしまうのです、 従順な人は、大人しい性格で自分の意見を主張することなく、相手の言うことを素直に聞き入れます。
従順な人は、素直である一方で、「何を考えているのかわからない」と思われがちです。 話していても自己主張は少ないし、「うんうん」と話しを聞いていることがほとんどなので「本当はどう思っているんだろう」と思われがちなんです。 あまりに従順すぎると「自分の意見もたまには言ってほしいな…」なんて思われてしまいます。
従順な人は、相手の話を親身になって聞いてくれる「聞き上手」という特徴があります。 基本的にとっても素直で人の気持ちを理解する力に長けているので、相手の言っていることをすぐに理解します。 なので、「◯◯さんに話しを聞いてもらいたいな」と思われることが多いと言えるでしょう。 従順じゃない人は、相手の話しにもいちいちつっかかったり、聞いてもいない自論を語りだすので話す側の気分が悪くなってしまうことが多いです。
従順な人は自分と関わる人みんな大切にします。 時には、自分のことを犠牲にしてでも他人を守ろうをすることもあります。 人が良く、「仲間意識」をもたれるので、逆に何か困っていることがあれば助けてもらえることが多いでしょう。 だからこそ、従順な人は特に上司など目上の人に気に入られます。 どんどん人望を厚くしていき、出世などのチャンスを掴んでいくのです。
従順な人、ミスをしてしまったときにしっかりと自分のミスを認めることができます。 自分の意見を主張しないと気が済まないような人は、「でも」「だって」と言い訳をしてしまいがちです。 従順な人は、素直なので言われたことを真摯に受け止めることができます。 自分の間違いをちゃんと認め、なぜ失敗してしまったのかをきちんと考察して同じ過ちを繰り返さないよう努めます。 だからこそ、従順な人はグングン成長していきます。
従順な人は、相手の非を許してあげることができます。 許しがたいと思うようなことも「人間は間違いを犯す生き物だから仕方ない」と冷静に対応します。 人はつい他人に厳しくなってしまうことが多いです。 許せない人に対して反抗的な態度をとってしまった事がある人もいるのでは? 従順な人は、人を許すことができるので「この人のココが許せないから、もう言うことを聞かない」なんて子供みたいなことを言いだしたりすることがありません。
従順な人は、基本的に自己主張はしません。 いつどんなときも、相手の話しや周りの人の意見に耳を傾けることができます。 例えば、「何食べる〜?」という話題になったときに、「絶対にハンバーグがいい!」なんてわがままを言うことがありません。 みんなが「パスタがいいよね」と言えば、心の中で「ハンバーグが食べたかった」と思っても決して口にすることはないでしょう。
従順な人は、自己主張ぜずに他人を優先します。 周りの空気をしっかりと読んでいるタイプの人多く、とっても気遣い上手です。 「相手を優先させよう」と意識しているわけではありません。 自然と思いやる気持ちがわいてきてしまう優しい性格なのです。 限定品でなかなか手に入らないような物でも「欲しい〜」と言われると「じゃあ〜...」といって譲ってしまったり、優しすぎるが故になんだか損をしてしまうこともあります。
従順な人は、協調性があります。 だから、自己主張を激しくしたりすることがないのです。 もし、意見が割れてしまうようなことがあれば平等に意見を聞きます。 自分だけ自己主張をして、グループの輪を乱してしまうようなことは絶対にしません。 きちんと協調性をもってグループでも上手くやっていけるタイプであると言えるでしょう。
従順な人は、上司に「期待しているよ」と声をかけれられれば、自分は何を期待されているのか瞬時に察します。 また、どうすれば期待に答えられるのかしっかりと考えて期待に答えられるように最大限の努力をするでしょう。 素直なので、期待をされて「どうせ無理だ」「勝手に期待されても困る」なんて思いません。 期待された以上、全力で頑張ります。 だからこそ従順な人は、結果的に色々な人に信頼されるのです。
従順な人は、ひねくれた性格をしていないので自分のやるべきことを一生懸命にやり遂げます。 仕事であれ、趣味であれ、人間関係であれ、ひたむきに向き合います。 特に仕事において、「上司に認められたい」という強い気持ちをもって上司に従順になる人って多いです。 「とにかく認めてもらいたい!」だから色々と思うことがあっても、従順な人はひたすら仕事に打ち込むのです。 一生懸命だからこそ、周りの人の意見や指示を素直に受け入れることができるのでしょうね。 指摘されればきちんと受け入れるし、「こうしてみたら?」と意見をされれば、素直に「試してみよう」と思えます。
従順な人は、とっても純粋で一途な気持ちを持っています。 一度、相手を愛し続けると決めたら他の人に目移りしたりしません。 好きな人にも従順なのです。 基本的に恋人になってからは、ずっと大事にしてくれるのでとてもいいでしょう。 ただ素直な愛情表現が、疲れている時に少し重く感じてしまうことがあるかもしれません。 しかし、それが従順な性格だからと思えば鬱陶しく思わないはずです。
従順な人は、相手を信頼し大切に思っているので相手を困らせたりすることが出来きません。 なので、相手の気持を試すようなことができません。 例えば、既読無視や異性と仲良くしているところを見せるといった駆け引きです。 常に自分の気持ちよりも、相手の気持ちを優先に行動をしていると言っていいでしょう。
従順な人はマメだったりもします。 自分が暇だから誰かのことを気遣うというわけではありません。 しばらく会っていない人のことでも「元気にしてるかな?」「困っていることないかな?」と気にかけています。 気になったからにはそこですぐに連絡を入れるでしょう。 一度自分が信頼した人のことは、みんな大切にするのです。
従順な人は、とっても面倒見がよく「世話好き」です。 特に信頼している大切な人のためなら何でもやってあげたくなってしまいます! 元々「奉仕の心」があるので「自分ができることなら何でも!」と何でもやってあげたくなってしまいます。 もちろん見返りなんて求めないので、「〜やってあげたんだから、○○してよね!」みたいなことは一切ありません。
従順な人は、どんなに小さな約束でも覚えていてくれて必ず守ってくれます。 どんなことであっても、1度約束を破るだけで「不誠実」と思われてしまって、信用をなくしてしまいますよね。 従順な人は、相手の言葉にしっかりと耳を傾けていて約束の重大さに関わらず、きちんと守ります。 「今度パンケーキ食べに行こうね」とか、「記念日には○○をプレゼントしてほしい」とか、半分冗談で言ったようなこともきちんと覚えていてくれているのです。
従順な人は、贈り物をするのが好きです。 いつもお世話になっているような人には、お礼がしたいと素直に思います。 特に、誕生日や記念日ではなくても「これ、○○さんが欲しいっていってたやつかも・・・」と思ったりすると、「プレゼントしたら喜んでくれるかな♪」なんてことをすぐに思ってしまいます。 さらに、別に「お返しがほしい」というような見返りも求めていません。 とにかく相手の心に寄り添って相手に喜んでもらいたいと純粋に思って行動しています。
’’電車の中の携帯電話の利用は、通話を控え、マナーモードにする’’ という世間一般的な「マナー」がありますよね。 法律ではないので守らなくても裁かれることはないけれど、マナーは守るものというのが世間一般的な考えです。 「なんで電車の中ではマナーモードにしなくちゃいけないの?別に電話してもよくない?」 なんて思ったことがある人は、従順な人ではないのでしょう。 電車で通話をしているときに
といったことを考えられないということですよね? 「〜はご遠慮ください」といった文章を見たときに「ご遠慮」ってことは別に禁止ってわけじゃないんだな…と捉える人は従順な性格とは言えないかも...。
従順な人は、相手の考えや決断を絶対に否定しません。 どんなときでも、相手を受け入れる事ができる包容力があります。 もちろん間違っていると思ったことや不安になるようなことは伝えます。 その場合は、やんわりと「こういう部分は大丈夫なの?」「こういう視点もあるよ」と教えてくれます。 人には人の考え方があるということをきちんとわかっているので、相手の意見を受け入れようという姿勢を忘れないのでしょう。
従順な人は、嘘をつきません。 というか、相手に嘘をつくような人は、本当の意味で相手に従順だとは言えないですよね。。 従順な人は、信用している相手を騙したりしようと思いません。 元々素直な性格なので、ありのままの自分で素直な気持ちで相手と接することができます。 だから、嘘をつく必要がないのです。
従順な人は、何か決めるとき周りの人に「大丈夫」と言ってもらえないとちょっと不安になってしまいます。 自分の意見に自信がないので、何か決定するときや行動するときは、お墨付きじゃないとちょっと不安なのです。
など、「いや、、、知らないよ、、」と言いたくなってしまうことでも聞いてきます。
従順な人は、自分で決断することができないので「なんでもいいよ」ってすぐに言います。 多数決になって、例え自分の意見とは別の決断がくだされても文句絶対に言いません。 本当に「なんでもいい」と思っています。 というか、考える気すらなかったりします…。 周りの人に決めてもらって、従うほうが楽だと思っているのでしょう。
従順な人は、相手に対して労りの言葉をかけることが出来ます。 誰でも「仕事、お疲れ様」と労りの言葉をかけてもらえたら、その言葉で次も頑張ろう!って思いますよね。 自分のことしか考えていないと、自分のことでいっぱいいっぱいで労りの言葉がかけられません。 従順な人は、相手の気持ちをきとんと尊重していると言えるでしょう。
従順な人は、周りに対して感謝の気持ちを忘れません。 従順な人はとっても謙虚なので、当たり前とせずいつまでも感謝をし続けることが出来ます。 それが部下や後輩、年下の相手に対してもです。 誰に対しても謙虚で従順でいられるのって凄いことですよね。
従順な人は、「待っててほしい」と言われればずっと待っていられます。 どんな状況であっても急かしたりすることはありません。 例えば、飼っているペットが自分が仕事に行っている間、玄関で帰りを待っていてくれている姿…。 なんて従順ないい犬なんだ〜!と感動してしまいますよね。 従順な人は、相手のことを信じているから、素直に「待つ」ということができるのです。
自分に自信がないから、自己主張ができず人に対して従順であるということがあります。 だいたいは、周りの人と比較されることを恐れていたり、コンプレックスを抱えていて自信がなくなってしまっているといったことが多いです。 また、自分の意見を押し通したときに、失敗してしまったなど、自尊心を傷つけてしまうような挫折を味わった…ということも考えられるでしょう。 自分に自信がないからこそ、他人に従っておけば間違いないと思っているのかもしれません。
従順な人は、他人からの評価を気にしているからこそ相手の言うことを素直に聞くのかもしれません。 少しでも歯向かったらたら、自分の評価が落ちてしまうと思っているのです。 だから、とくに上司など目上の人の意見に歯向かうようなマネは絶対にしません。 実際に、上司に従うことで評価を得ている人がいるのも事実でしょう。
従順な人は、とにかく周りから注目されたくないという心理が強い場合があります。 自己主張をして目立ってしまうくらいなら、大人しく従っていようと思っているのです。 だから、できるだけ存在感を消し、目立たないように、従順な態度で接しているのです。 つまり、とっても内向的であると言えるでしょう。
純粋に優しすぎて、なんでもかんでも相手の言うことを受け入れているという場合も多いです。 相手の言うことを素直に受け入れる事ができる人って、素直にとっても優しいんです。 神のような心を持っているので、なんでもかんでも相手の言うことを受け入れることができるのです。 そこに「本当は嫌なんだけど」とか、「勝手なことを言いやがって」みたいな黒い感情はありません。 とにかく純粋に、優しい心を持って素直に受け入れているのです。
従順な人は、とっても謙虚であるとも言えるます。 「謙虚」とは、「控えめであり慎ましいこと」「自分自身の能力・地位などにおごることなくへりくだり、相手に対して素直に意見を受け入れ接すること、またその様子」を言います。 謙虚だから相手の意見をきちんと尊重することができるし、傲慢に自分の意見を押し通そうとせず色々な意見を受け入れることができるのでしょう。
従順な人は、人の悪口をいいません。 例えば、調子よく合わせておいて裏で「あいつまじないわ〜」なんて愚痴を言ってしまうようでは、本当の意味で従順でないですよね。 従順な人は、相手のことを素直に慕っています。 「相手のここが悪い」と腹をたてるよりも、「自分はどうすればいいのか」という考え方をします。
従順な人は、とにかく人間関係を保ちたいという心理が強い人が多いです。 人の意見にいちいち突っかかってしまうと、トラブルになってしまいます。 さらに、相手に不愉快な思いをさせてしまうかもしでませんよね。 従順な人は、トラブルになってしまうぐらいなら「自分が我慢すればいい」と思っています。 「別にそこまでして自分の意見を通さなくてもいい」と思っているのでしょう。
従順な人は、自分の意見と違う部分があっても柔軟に相手の意見を聞き入れることができます。 しかし、「素直」というよりは「自分の意見をもっていない」という状態であることも。 だから、ただ言われた通りに従っているというだけなのかもしれませんね。 悪い意味で何も考えて無くて、「無」の状態なのです。 これといって自分の芯がなく、「譲れない」と思っているものがないのでしょう。
上述しているように、従順な人は人をひっぱっていくタイプではありません。 なので、「たまにはひっぱっていってほしいな」なんて言っても無駄です。 従順な人と付き合うなら自分がいつも主導権を握っていると思ってどんどんリードしていきましょう! 引っ張っていって欲しいなんていう期待は、最初から抱かないほうが自分のためです。 自分のやりたいように、どんどんひいっぱっていってあげればOK。
従順な人と接するときは、後輩に接するような感覚でいきましょう。 たとえ歳上であったとしても「歳上だから・・・」と期待してしまうと上手くいきません。 目下に接するような感覚で「こうしよう」「ああしよう」とひっぱっていってあげるくらいが丁度いいのです。 さらに、従順な人もどちらかというと「これして!」と命令口調で指示されるくらいが心地良い!と 強引なくらいのほうが上手くいく可能性があります。
従順な人は、束縛されることを嫌いません。 逆に「束縛をされているということは、愛されているんだ!」という自信になるのです。 放任主義だと「好かれていないのかも」と思ってしまうかも!? 例えば相手が従順な男性だったら、「他の女の子と仲良くしているを見ると少し悲しい気持ちになるんだよね」くらい伝えてみるといいでしょう。 嫌がるどころか「ヤキモチを焼いてくれている」という状況にドキドキしてしまうと思いますよ。
従順な人は、人目を気にして自己主張を控えているタイプが多いです。 なんでも言うことを聞くからといって、強い口調で言うことを聞かせて自尊心を傷つけないようにしてあげましょう。 本当は「嫌だな」と思っていても「嫌」と言えない可能性が高いのです。 微妙な表情の変化を感じ取ってあげることも大切であると言えるでしょう。
従順な人は、いつでも他人の言うことに従い、自分の気持ちを押し殺しているような場合があります。 これが、心に闇を抱えてしまう原因になってしまう可能性があります。 また、従順な性格になった背景に、劣悪な家庭環境で育ったといった闇がある可能性も高いのでさりげなく分析しておくと◎ 従順な人の本当の気持ちもきちんと上手く聞き出してあげることができると、とっても良い関係性を築くことができるはず。
従順になれない人は、「自分の意見が一番正しい」と思いこんでいることが多いです。 なので、周りの人の声に耳を傾ける癖をまずつけましょう! 例え違った意見の人がいても「否定されているわけではない」という気持ちがあれば、「反論しやがって!」というイラだちを抑えることができるはずです。 とくに会社など組織に属している場合では、人の話しに耳を傾けられるということは、協調性に繋がるので、周りの人との関係性も良くなっていくことでしょう。
ひとまず、どんなこともいったん受け入れることが大切です。 例えば仕事で、相手の提案や意見が自分の意見や考えと違ったとします。 咄嗟に反対するのではなくいったん自分の中で受け止めてみましょう。 そこからゆっくりと時間をかけて自分の意見と照らし合わせ、相手に伝えましょう。
どんな人にも短所と長所があります。 自分にできないことができたり、単純にすごいなって思うことってありますよね。 他人を尊敬する気持ちがあると、相手の意見を尊重して素直に受け入れることができるようになるはずです。 他人を尊敬せずに見下してばかりだと、人に従順になることなんてできません。 「それぞれに尊重すべきだ」と思う気持ちが、従順になることに繋がるのではないでしょうか。
まず大事なのが、感謝を忘れないことです。 小さなことであっても、相手の善意やフォローにはちゃんと感謝をしましょう。 心の中で思っているだけでは駄目ですよ、ちゃんと相手に感謝を伝えましょう。 また、伝えられないような場面であっても日頃から感謝を持つことが大切です。 無理にでも感謝の気持ちを持つようにすると、自分の中で感謝をすることが癖になってきます。 相手にきちんと感謝の気持ちを持つことで、謙虚な姿勢を身につけることができます。 謙虚な姿勢が身につけることで、相手の言うことを素直に受け入れることができるでしょう。
人に従順になれない人は、自分のことでいっぱいいっぱいな状態なのかもしれません。 なので、月に1回でも仕事や人間関係など全てを忘れて自分のためだけの時間をしっかりと作ってください。 趣味に没頭するでも、散歩するでも、ひたすら寝るでも、友達と美味しいものを食べに行くんでも何でもいいです。 他人の目を全て取っ払って自分の欲望のまま自由な時間を過ごしましょう。 もちろん、人に迷惑をかけてはいけません。 ただ自分が楽しいと思うことをして、心をリラックスさせてあげることが大切です。
従順な人は、自分で決断するよりも人にくっついて従っていくほうが楽だと思っています。 自分が主導権を握って、引っ張っていきたいんだ!という人にっとっては、頼ってもらえて必要とされている感じが嬉しいのでしょう。 「〜しよう」「〜行こう」と言ったときに、文句を言われるよりも喜んでくれたほうが嬉しいですよね。
従順な人とお付き合いをするメリットは、何といってもどんなわがままを言っても受け止めてもらえるということ。 突然「会いに来て!」と言っても「しょうがないな〜」といいながら来てくれることでしょう。 特に、デートはここにいきたい!これが食べたい!と自分の中で割とはっきりと気持ちが決められる人には、いつでも主導権が握れる人が合っています。 「我慢をする」というストレスを感じずに済みますからね。
従順な人は、どんなときも人の気持ちを考えて行動することができます。 さらに、従順な人は、決して見返りを求めません。 素直に他人の喜びを自分の喜びとして捉えることができるのです。 誰だって思いやりをもっている人の側にいると居心地が良いものです。 従順な人は、誰が接しても「良い人んだな〜…この人」と思うこと間違いなしです。
従順な人は、争い事が嫌いなのであまり喧嘩になることがありません。 喧嘩になりそうな不穏な空気がふわっと会話の中で流れても、瞬時に察して謝ります。 さらに、こちらの気持ちが切り替わるようにうまくシフトチェンジしてくれます。 「喧嘩」は悪いことではありませんが、喧嘩が長引いたぶんだけストレスになってしまいますよね。 従順な人は割と折れてくれるので、そう言った面では喧嘩も少なく楽なのです。
従順な人は、周りの人への気遣いや配慮が人一倍できます。 どんなときでも、きちんと回りを見ることができていて相手のことを思った言動を取れるため「気遣い上手」「周りの人のことを大切にしている」などと良い印象を与えることが多いです。 いつでも広い視野をもって、常に回りの人の言動に注目しているから、相手を思いやる行動に繋がっていくのでしょう。
従順な人は、自分の意見も言えず、ナヨナヨとしていて頼りないように感じるかもしれません。 しかし、実はメンタルが強く忍耐力があるので、社会にでると出世してく人が多いです。 周りのことを良く見ていて気が使えるので、そのぶん評価が高いです。 実際、有名企業の社長には従順な人が多いなんてことが言われているのをご存知でしょうか。 今は「そんなことない」と思っていても長い目でみると、将来は社会地位も高くなって大きな収入を得るような人になるかも!?
従順な人は相手の言ったことをそのまま信じるので、騙されてしまうことがあります。 これは相手の悪意なので素直な人が悪いわけじゃありませんが、「もしかしたら嘘かも?」「怪しいな…」という感覚は時に必要です。 従順だからこそ、詐欺や悪徳業者に狙われたり性格の悪い人に漬けこまれやすいのです。 ちょっとでも虫のいい話や、相手を信じきれないことがあれば周りの人に相談してみましょう。 自分の感覚だけですぐに判断しないように心がけることが大切です。
従順な人は、何でも相手の為に・・・と思ってあれやこれやしてあげてしまうので、
なんて変に利用されてしまいがちです。 利用されていようがなんだろうが、何でも手を貸します。 結局自分が大変な思いをしたり、心労を負うことになってしまうことも...。
従順な人は、人の意見をよく聞き、理解する能力は長けています。 しかし、組織やグループのトップに立ってリーダーシップをとるのは苦手な場合が多いです。 何せ自分に自信があるほうではないので、「じゃあこうしよう!」とリーダーらしく周りに指示をするのは得意ではないのです。 あくまでも、従順に指示に従うタイプでしかないということがほとんど…。 どちらかと言うと、優柔不断なほうなので、みんなをひっぱっていく力はないと言えるでしょう。
従順な人は、素直すぎてちょっとふざけたときに冗談が通じないといったデメリットがあります。 素直だからこそ、相手の言うことをなんでも本気で捉えてしまうのです。 そのため、周りからは「冗談が通じない」「ノリが悪い」と思われてしまいます。 しかも、なぜか冗談だって分からなかった側の人の方が立場が悪くなったりしてしまいます。 特に大勢の前では「空気が読めない」という印象を与えてしまうことも少なくありません。
従順な人は、本心で「こうしたい」と思っていても「まあ、いいか」と諦めてしまいます。 素直すぎて「このほうが良い」と言われれば周りに流されてしまうんですよね。 上司や先輩に指示されたのだから、それをこなすのが私の仕事だ!と思って一生懸命にやるのは良いことです。 しかし、少しは自分の意見や新しいアイディアが欲しいなと思う人もいるのです。 さらに、周りに流されやすいと自分自身の意志や気持ちを見失ってしまうこともあります。
例えば、あまりにも自分の部下が自分に従順で何でも言うことを聞く人だったらどう思いますか? はじめこそ、「素直で良い子だな」と思うかもしれません。 しかし、あまりに純粋すぎて「本当は腹黒いんじゃないか」と不安になってくるのではないでしょうか。 素直な人だからこそ、どうしても裏の顔があるように見えてしまうことってよくあります。 「あなたは裏の顔がありそう」なんて思われてしまっている可能性が高いです。
一代で世界の松下電器を築き上げた松下幸之助。その人間観・経営観の礎には、つねに「素直な心」があった。素直な心とは、物事の実相を見誤ることなく、強く正しく聡明な人生の歩みを可能にする心―。では、素直な心を養い、高めるにはどうすればよいのか?著者の長年の体験と鋭い洞察から生み出され、発刊以来約30年、いまだ読者の支持を集め続ける“松下哲学の原点”、待望の文庫化。
一人さんが成功した、本当の理由―。その核心に迫る39の問答集堂々完成!誰でも楽しく成功できる!新しい時代のバイブル。
人気作家が語る「ひねくれた世界」の正しい生き方。思い通りでなくても、進み続ける価値がある。
いかがでしたか? 「従順」という言葉について理解していただけたでしょうか。 簡単にまとめると... ✓「従順」の読み方は「じゅうじゅん」 ✓「従順」の意味は「素直で人に逆らわないこと」 ✓「従順」の類語は「柔順」「素直」「盲従」「追従」「無抵抗」 ✓「従順」の対義語は「強情」「頑迷」「頑強」「不従順」 など となります。 「従順な人」って、裏がありそうで怖いなと思ってしまうこともあるかもしれませんが、素直で良いなとも思いますよね。 ただ、自分の意見を押し殺しすぎてしまうのはよくありません。 従順でありつつ、ここぞというときに自分の思っていることも伝えることができると、もっと良いですね!