何が何でも完璧じゃないと気が済まない「完璧主義者」な人っていますよね。どうしてこの人はそんなに完璧であることにこだわるのだろう...。と疑問に思っている人、または、自分自身が「完璧主義者」で苦しい思いをしているなんて人も多いのではないでしょうか。今回は、「完璧主義者」について徹底解析します!「完璧主義者」の特徴や、対処法をまとめて紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
完璧主義者とは、「一つも欠点がなく、完璧であることに目標基準を設定している人」のことをいいます。 完璧に物事をこなせないと納得がいかず、過度に高い目標設定をしていることが特徴です。 また、他人からの評価を異様に気にするような精神状態の人に多く、自分の求めている結果を出せないとひどく落ち込んでしまうことも少なくありません。 完璧主義者は、程度によっては精神疾患として扱われることもあります。 「完璧主義者」の英語は「perfectionist」となります。
完璧主義者には、大きくわけて3つのタイプがあります。 完璧主義者について知っていくために、まず完璧主義者のタイプについて簡単にまとめます。
まず1つ目のタイプは、「自己指向型」です。 「自己指向型」は、自己に対する水準が極めて高いという特徴がある完璧主義者です。 どんな場面においても「完璧な自分」じゃないと納得がいかず、完璧であるためにとにかく努力を惜しみません。 そのため、かなりストイックで精神的に自分を追いこみすぎてしまったり、完璧にできないと自分を責めたり激しく落ち込んでしまうといった傾向があります。
2つ目のタイプは「社会規定型」です。 「社会規定型」とは、「完璧である自分が他者にも必要とされている」と思い込んでいるタイプです。 「自己指向型」にとてもよく似ているのですが、自己指向型と違う点は「周りからも完璧であることを求められている」と思っているということ。 例えば、教師や役所勤めであるなどある程度責任の思い仕事を任されているような人に「社会規定型」の完璧主義者が多いです。 とにかく他人からどう見られているかを気にしており、出来ないことでも「できる」と言って見栄を張ってしまうところがあります。
3つ目のタイプは、「他者指向型」です。 「他者指向型」は、他者に対して完璧を求めてしまうタイプです。 他人に対してとても厳く、他人のちょっとのミスでもイライラしてしまうタイプの完璧主義者です。 完璧でない他人を見下すような傾向もあり、マウンティングとったりきつい物の言い方をしてしまって外部に敵を作りやすいです。
完璧主義者は、規則を必ず守ります。 もし規則を破るようなことになってしまった場合は、心臓がバクバクしてしまいます。 そのため、周りから見ると堅物(かたぶつ)だと思われてしまうことも。 いくら規則とはいえ、それが仕事をするうえで効率を悪くさせていたり働きづらい環境になっていることもあります。そういった規則は変えていく必要もありますよね。 規則を守ることは大切ですが、柔軟性も大切です。
完璧主義な人は、めちゃめちゃストイックに完璧を目指して仕事をします。 「結果を出したい」という強い執念を持ち、自分で定めた課題や目標を達成するまで最後までやりきる姿はまさにストイックそのもの。 他の人が「こんなもんでいいか」と妥協してしまうことも、ストイックにやり遂げます。 例えば、仕事の質を良くするためには資格が必要だと思えばどんなに辛くてもきちんと勉強をします。 自分のスキルアップのために努力を怠らないのです。
完璧主義な人は、基本的に事細かく計画をしっかりとたてます。 仕事でもプライベートでもマイルストーンを設定し、それに向かって計画をします。 特に仕事においては1年間の年間スケジュールから、1ヶ月の年間スケジュールまできちんと立てます。 そしてそのために何をすべきかという毎日やるべきこともちゃんと計画しています。 さらに、人生においても先を見据えて自分のやるべきことをちゃんと計画的に実行していきます。 一ミリの狂いも許せない性格をしています。
完璧主義な人は神経質な人が多いです。 ミスをしないように、期限に間に合うように、周りから変だと思われないように、と常に考えているのでとても神経質になってしまうのです。 今までの経験と違うことが起きたり、自分で立てた計画とズレが生じるとどうしても不安になったり苛立ってしまいます。 「それくらい大丈夫だよ!」と周りが思うようなことでも今まで通りに対処しないと気が済みません。 周りの人も、完璧主義な人の行動には「神経質だなぁ」と感じています。
完璧主義な人は、いつでも「完璧」を目指しています。 なので、いちど取り掛かったことを途中で投げ出してしまうことはありません。 ルールや約束を必ず守り、自分の仕事は最後まで全うします。 少しでも疎かになっていたりすることが許せないので、指示通りに責任持って職務を遂行するのです。 仕事においても途中で放棄することなく仲間と一緒に最後までやりきり、結果を残す事が多いです。
完璧主義者は、仕事面に関してあまり人に頼ることがありません。 「報(ほう)連(れん)相(そう)」の、「報(ほう)連(れん」はしっかりとしますが、相談はあまりしてこないんです...。 これは、完璧主義者あるあるで、「すべて自分でなんとかしなければ!」と強く思っているからなんです。 自分の仕事は自分で片付けないと!という考えがあるため、周りを頼ったりすることが出来ないのです。 周りの人からすれば、もう少し頼ってくれてもいいのに...という感じなのですが、完璧主義者は真面目なので自分でなんとかしてしまうことが多いと言えるでしょう。
完璧主義者はちょっとしたミスであっても、絶対に許せません。 とにかくミスのない完璧な状態じゃないとダメなんです。 なので、細かい修正がとにかく多い! 絶対そんなの気にすることじゃないでしょ...と思ってしまうようなことでも、本人にとっては大事。 治さないと気がすまないのです。 「ちょっと間違っているから治しておこう」と思って修正したその行為が「嫌味だ!」と捉えられてしまうこともあります。
完璧主義者はとっても真面目で、ルールや規則には厳しいです。 ちょっとしたズルをしようものなら、即座に上の人に密告されてしまうことでしょう。 自分が真面目に努力をしているからこそ、不正やズルをしている人を許すことができないのかもしれませんね。 とにかく全うな方法できちんと努力をして成果を手にいれたいのです。 ズルをしてまで栄光を手にいれようなんて汚い考えはもっていないと言えます。
完璧主義者は自分が完璧に仕事をこなすので、他人のミスやダメな部分に目がいきがちです。 とくに、新入社員などにはついつい色々と物申したくなってしまいます。 「どうしてこんなこともできないのかな?」なんてカリカリしてしまうことも少なくありません。 新入社員や部下にとっては、ちょっと口うるさい上司という存在になってしまうことが多いでしょう。 うざがられてしまうことも多いですがすべては相手の為を思ってこそのアドバイスなのです。
完璧主義者は基本的に、いつでも忙しそうにワタワタと仕事をしています。 あれもこれも完璧にしようとしているから、色々とやならなければいけないことがどんどん増えていってしまうのでしょう。 なんだかいつでも忙しそうにしているイメージです。 人に頼ることが苦手なので仕事を抱え込みやすいご言えます。 どんなに大変でも完璧主義者は、すべてを完璧にやりこなせるように最大限の努力をします。
完璧主義者は、超絶奥手です。 なぜなら、振られたくないからです! 自分に自信があるわけでもないので、思い切って告白することがなかなかできないのです。 そのため、好意を抱いている相手を積極的に食事に誘ったりできません。 お互いのことをちゃんと理解してから恋人になれるのかならないのか判断しています。 そのため実際は好意を抱いていても、それを伝えることができないことが多いでしょう。
完璧主義者は、酔っ払った勢いで一線を越えてしまったり、浮気や不倫をしてしまうことがありません。 恋愛における順番も完璧に守って、お付き合いをしていく上で段階を踏んでいきたいと思っているのです。 相手のことを好きになればなるほど、順番を守らなければいけないと思ってしまいがちなんです。 ガードが堅いと思われがちですが、遊びで人と付き合うったりしない誠実な人だと言えます。
完璧主義者はデートも完璧! どこに行って、何をするか、そのために何分の電車に乗るのか...など、完璧にプランニングします。 計画もしないで行動をして、「どうする?」なんてうだうだする時間を作るのは絶対に嫌なんです。 デートだって完璧にしたい! デートのために下調べをして色々考えてくれるのは非常に嬉しいことなのですが、人によってはギチギチに決められている感じが無理...という人もいるでしょう。
完璧主義者は、いわずもがな、一途です。 とっても真面目なので、お付き合いをしたら相手のことを一途に思い続けるし、やっぱり「結婚」を意識します。 フラフラと他の異性にうつつを抜かすなんてことはしません。 ただ、その代わり、相手にも一途さをとても求めるのでちょっと他の人と楽しそうに話していたり食事に行ったりすることに対してとても厳しいです。 なので束縛まではいかなくとも、ちょっと窮屈になってしまうかもしれません。お互いが同じ価値観であればうまくいきますが、ここの価値観にズレがあると恋愛関係はうまくいかなくなってしまいますよね。 それでも浮気をしてしまう人より、一途な人のほうが絶対にいいですよ!!
完璧主義者は、好きな人に自分以外の異性の影がちらつくと「どうせ自分なんて...」と急激に自信を無くしててメンヘラってしまうことが多いです。 他の異性に好きな人を取られてしまうなんて状況は、完璧主義者のプライドが許しません。 しかし、仕事など努力でなんとかできることは頑張れても、人の気持ちを動かすことには自信をもつことができないのでしょう。 全然ダメージを受けていないふりをする人もいますが、恋愛になるとわかりやすく落ちこんだりする完璧主義者がいるのも事実です。
上述しているように、完璧主義者はド真面目なので、お付き合い=結婚と考えている人も多いです。 そのため、結婚を意識するのが早かったりします。 「えっ!もう!??」なんて驚いてしまうかもしれませんが、完璧主義者にとっては「お付き合いをしているんだから結婚を考えるのは当然のことでしょう」といった感じです。 それだけ、お付き合いをするということに対して真面目なんです。
自覚がない完璧主義な人は、ダメな自分を他人に見せることが許せないことが多いです。 自分で勝手に「他人から見られている自分像」を作り上げていて、そのイメージを壊してはいけないと思ってしまっているのです。 なので、無意識のうちにお金を沢山もっているように見栄を張って散財してしまったり、心が疲れていってしまいます。 周りからは見栄を張っているのがバレバレなのですが...。 完璧な自分でいるために見栄を張ってしまう完璧主義者は多いと言えるでしょう。
完璧主義な人は、自分の考え求めることが全てだと思っているので自己中心的になりがちです。 無意識のうちに自分の考えを押し付けたりしてしまうことが多いので、周りの人からは「自己中心的な人だな」と思われていることも少なくありません。 自分と違った考え方を受け入れることがなかなかできないので、極端に批判的な意見をボロクソに言ってしまったりして人間関係で問題をおこすなど、自然と周りに敵を作ってしまうことが多いです。
自覚のない完璧主義者は、影で努力をするタイプが多いです。 これは腹黒いとかではなく、ただ自分の納得がいくように努力をコツコツ積み重ねることができる人であるということです。 誰かに認められるために頑張るのではなく、自分の納得いかないという気持ちが努力につながっているのでしょう。 内なる闘志で自分を奮い立たせて、例え誰からも褒めてもらえなくも努力をしている人が多いです。
完璧主義な人は、仕事を最後まできっちり終わらせようとしてしまうため無賃残業など自分が損してしまうこともあります。 責任をもって仕事をするのは素晴らしいことです。 しかし、本来ならば就業時間内に仕事を終わらせることができるのがベストですよね。 完璧主義な人はとにかく完璧に仕事を終わらせられればいいので、人より余計に時間を多く費やしていても気にしていないことが多いです。 そういうことを繰り返すうちに、自分の時間がなくなりストレスが溜まってしまうのです。
完璧主義な人は、何をしても満足度が低いです。 めちゃくちゃストイックなので、どんな結果がでたとしても「もっと上を目指せたんじゃないか」「もっと頑張ればよかった」なんてことを思ってしまうのです。 そういった人は大抵、自分が完璧主義だという自覚がなく「なんかモヤっとする」という状態であることが多いです。 せっかく頑張ったのに、どんなに頑張っても満足することができず、無意識のうちに自分の幸福度を下げてしまっていると言えるでしょう。
無意識な完璧主義は、自己評価が低いことが多いです。 「自分は他人に比べて仕事ができない」とか、自分を欠点ばかりの人間だと思い込んでしまっています。 完璧主義だからこそ、他人と自分を比べて自分を劣っていると感じてしまっているのでしょう。 ストイックなのは良いことですが、自分に自信を持たないと精神的に追い詰められるだけになってしまうのです。
例えば、幼少期にテストで100点と取ると母親に褒めてもらえた...など、完璧であることを褒められて育ってきた場合、「完璧であれば他者に認めてもらえる」と思い込んでしまいます。 とにかく「認められたい」という思いの強さから、「完璧」であることを常に求めてしまうのです。 その完璧を求める姿勢が周りからは「生真面目すぎる」と思われていることも。 もしかしたら、元々成功体験が少くて何とか認めてもらおうと、必死になりすぎてしまっているのかもしません。 自己評価が低い分、完璧なところを見せて他者に評価されたいという欲が強くなっているということが考えられます。
「他人から見られている自分」を意識しているような人は、いつでも気を抜けず完璧を求めてしまう傾向があります。 少しでもダメな部分や、だらしない部分を他人に見せて馬鹿にされたり、ダメな人間なんだと思われたくない強く思っているのです。 だから、例え誰も見ていない部分であってもピシっと手を抜くことなく完璧を求めてしまうのでしょう。 誰もそんなこと気にしていないのに、自分で描いている理想の自分をキープするために無理をしてしまいがちです。
元々の「〜はこうであるべきだ」というこだわり人一倍強い頑固なところが、完璧主義者にしているという事も考えられます。 だから、例え「〜のやり方のほうが楽だし簡単だよ」と言われても聞き入れることができず、マニュアル通りに馬鹿丁寧に物事に取り組むのです。 どんなことも正しいと思えば貫くことができる信念の強さがありますが、もうちょっと臨機応変に適度に手をぬいてやってくれないと、周りの人もやりにくさを感じてしまうなんてこともあります。 逆にその完璧主義すぎる部分が、時に周りの人の足を引っ張ってしまうこともあるのです。
そもそもプライドが高く、「誰と比べても劣っている自分でいたくない」「完璧でいたい」という心理から完璧主義者になってしまうことも多いでしょう。 プライドが高いから失敗をしたくないという気持ちが強く、完璧であることを目指してしまうのです。 プライドが高いからこそ、そもそも人より目指す理想が高すぎるということも考えられます。 高い目標があるからこそ、目標に向かって常に真面目に努力を積み重ねようという意思が強いのでしょう。
自己評価が低いと、自分に自信がもてないからこそ必要以上に結果にこだわってしまう傾向があります。 上述しているように、承認欲求が強いのでなんとか周りからの評価を上げたいと完璧な結果を求めすぎてしまうんですよね。 むしろ「完璧でなければいけない」という急迫概念にとらわれてしまっているような所があります。 自分に自信がないからこそ、「とにかく完璧を目指して努力をするより他ない」と感じてしまいゴリゴリの完璧主義者になってしまっている可能性があります。
自己評価が低いと、猜疑心が強くなってしまいがちです。 自分を過小評価しているからこそ、「まだまだ頑張らなければいけない」と常に思っているし、「自分は周りにくらべてダメなやつだ」と思い込んでいます。 なので、「完璧だね、すごいね」と褒められても「何か裏があって褒めてるいるのではないか」と、相手を疑ってしまうなんてことも多いです。 だからこそ、とにかく指摘されることがないように完璧を目指そう!という意識が強くなって、無意識のうちに完璧主義者になってしまうのです。
完璧主義者は、どんなときでも妥協することなく完璧を求めて物事に取りくむので期待されている以上の結果をだすことが多いです。 そもそも普通の人よりも完璧主義者のほうが求めている物が上だし、向上心があるのでどんどん成果を残していくことができます。 また、時間がかかったとしても妥協することなく成功するまで頑張れるので、成功する確率が他の人よりも高いと言えるでしょう。
完璧主義者は、そもそも求めているレベルが高いので仕事ができるタイプの人が非常に多いです。 最善を尽くすために、どうすればいいのかきちんと考えているし、しっかりと目標をしている成果を出すために何をするべきで何が大切なのかを判断することができます。 的確な判断ができることって、仕事をしている上でとっても大切なことですよね。 また、ミスや失敗は必ず取り返し期限までに完璧にしようとするため、後輩などのフォローも的確で無駄がありません。 完璧主義者の仕事ができるという点は、メリットであると言えるでしょう。
完璧主義者は、例えば所属している部署内全体の成績を上げるために全力を尽くすことができます。 というか、所属している部署内の成績が悪いというような状態は許せないのです。 なので、どうしたらいいのかを常に考えて部署全体をひっぱっていく力があります。 つまり、チームで高みを目指す場合はリーダーシップを発揮することができるのです。 本人がリーダーになろうとしていなくても、積極的に物事に取り組む様子に周りが引っ張り上げられていて、自然とリーダーシップを取ってしまっていることも多いです。 やっぱり積極的に色々考えて動いてくれる人って、頼りになりますよね。
完璧主義者は、上述しているように仕事を完璧にこなすことができるので信頼されます。 やっぱり適当でミスが多いような人よりも、いつでも完璧な人のほうが信頼できますよね。 手抜きをしたり、「こんなもんでいいか」なんてすぐ妥協してしまう人に大きな仕事を任せたところでいい結果が出ることはないというのは目に見えています。 完璧主義者は努力家なので「この人なら任せてもいいかな」と思ってもらいやすく、大きな仕事を任せてもらえたりすることが多いです。 なので、会社などにおいては努力が認められれば出世しやすいタイプであると言えるでしょう。
完璧主義者は、最後までやり遂げないと気がすまないので何があっても最後まで投げ出さずにやり遂げることができます。 つまり、忍耐力があるということです。 忍耐力があるから、納得がいくまでこつこつと努力をすることができるのです。 最後まで責任をもって投げ出さずにやり遂げることができるのは、完璧主義者メリットであると言えるでしょう。
完璧主義者は、完璧でない状態がとにかく納得がいかないのでストレスを感じてしまいがちです。 「ま、いいか」と思える楽天的な人の倍はストレスを感じて生活していると思っていいでしょう。 他人の人が気にしないようなちょっとしたことでも「モヤ」っと感じてしまったり、いつでも気が張っていて心が落ち着きません。 これは、完璧主義者のデメリットですよね。 完璧であるにこしたことはないのですが、生きていく上で「ま、いいか」と思える気楽さも必要であると言えるでしょう。
完璧主義者は、他人と自分を比べて「自分はダメなやつだ」と劣等感を感じやすいです。 勝ち負けではないのに、勝ち負けをつけようとしてしまいがちなんです。 他人にできて自分にできないところがあるのは許せないし、悔しいと思ってしまいます。 「なんでできないんだ!」と自分を責めて追い込んでしまうことも少なくありません。 完璧主義者は、他人と自分を比べたときに、自分のほうが勝ってないと嫌なんです。 自分は自分なのに、いちいち他人と比べて劣等感を感じてしまうのはデメリットすぎます。
完璧主義者は頭が堅いところがあります。 自分の中にある「完璧」を求めてしまっているので、他人の考えやルールを受け入れることができないのです。 また仕事中は仕事しかしないといった考えの人も多いので、他の人が仕事以外の話で盛り上がっていても一緒に盛り上がることができません。そういった部分も頭が固いと思われてしまいます。 もちろん仕事中の私語を良いこと、と肯定するわけではありません。 ただ、コミュニケーションを取ることは職場の雰囲気作りの為にも必要なことです。 状況に応じで無難に対応することができないのはデメリットであると言えるでしょう。
これまで完璧主義者としてやってくると、他の人なら笑って許されることもなぜかとてつもなく評価が下がってしまうことがあります。 こればっかりは完璧主義者が可哀想な話なのですが、例えば遅刻一つにしても大きなこととして取り上げられてしまいます。 仕事の提出期限が過ぎてしまっても「なんでよりによって君が?」なんて思われてしまうことも。「期待してたのにな」などと、完璧主義な部分への期待値が高い分評価が下がってしまいがちです。 完璧主義者が周りから「この人なら完璧に仕事をするだろう」「まさかミスしないだとろう」なんてイメージを持たれやすいのは仕方のないことですが、完璧主義者だってミスをしてしまうことだってあるので、ちょっと損ですよね。。
完璧主義者は、妥協を許しません。 なので、周りにいる人から「そこまで気にしなくていいじゃんね〜...めんどくさ...」と、うざがられてしまうことも多いです。 「ま、いいか」と思いがちな人にとって、完璧主義者は敵でしかなでしょう。 「どうしてこんな細かい事で色々いわれないといけないんだ!」と反感を買ってしまうことも多いです。 正直、対して気にすることでもないことを「ここをさ〜...」とい言われても、効率を重視するような作業の場合「そんなこと気にしてる時間が勿体ないから!」となってしまいますよね。 自分にとっては譲れないことでも、他人にとってはどうでもいいことである場合もあるので気をつけなければいけませんね。
なんでも完璧にやりこなそうとするあまり、自分自身を追い込みすぎてしまう人は多いです。 真面目で完璧主義だからこそ、他の人が気にならないような事を気にして思い悩んでしまうのです。 完璧主義な人って、普通の人が手をぬくようなところで手を抜くことができないし、とにかくストレスを人一倍感じやすいです。 ストレスで10円ハゲができてしまう人って、真面目で完璧主義な人に多くないですか? 上述しているように、完璧を求めて生真面目に生きてしまうのって、良い面もあるけど楽に生きるということができないのでやっぱり精神的ダメージが多いのです。
完璧主義者は、細部までとにかく完璧でないと気がすみません。 完璧を求めるぶん人より時間がかかるし、多く神経を使うので精神的な疲労も大きくなってしまいます。 提出期限を破るようなことはしませんが、期限のないものに関しては完璧になるまでやり続けてしまいます。周りからしたら「もうその辺でいいから早く終わりにしてくれないかな」と思ってしまいます。 そのため、期限のないことをやる時は自分で時間制限を作りましょう。 「○時までやる」「○分間で終わらせる」と決め、もし終わらなくてもいったん切り上げることです。 そして、それを繰り返していくうちに、どこで手を抜けばいいのか全体を80%ぐらいまではいかせるにはどうしたらいいのかを考えられるようになってくることでしょう。
完璧主義者は100%の準備が整うまで行動に移さないという用意周到すぎるところがあります。 しかし、例えば競合他社とどちらが先に良いものを作れるか、みたいな場面だと準備をしている間に仕事を取られてしまうことがあります。 実際に、100%の準備をしたところで相手の要望や内容の変更などがあり、準備したとおりにならないことのほうが多いです。 そのため、なんとなくは組み立ててみて、でも細かいところは行動してみてから肉付けしていこうという考え方を持つようにしましょう。 実際に準備80%くらいで行動してみたところで、案がい問題なく上手くいくんだという実体験を増やしていけば完璧でなければいけないという呪縛から解放されることでしょう。
完璧主義な人って自分の考え方や、やり方が一番正しくて他人の意見を聞き入れることができない人が非常に多いです。 そのため本を読んだり人と会ったり、価値観の違う人の話を聞くなどをして視野を広げていくことをオススメします。 そうすると「こんな考えもあるんだなあ」「こういうのいいな」と思うことがたくさんあります。 色々な価値観に触れることで「完璧であることが全てじゃない」ということに気がつけるはずです。 「完璧を目指す」ということよりも、自分自身が成長することを重視する力がついてくることでしょう。
周りの目を気にして「完璧な自分でいなければいけない」と思い込むのはやめましょう! 自己評価を大事にするべきです。 完璧な結果を出すということも、もちろん大切なのですが、完璧ばかりを血眼になって求める必要はありません。 「自分は頑張った」という過程を褒めてあげてください。 できない部分は、後で挽回すればいいですし、周りの人にフォローしてもらったって構わないのです。 もちろん、最初から人を当てにしたり、周りに迷惑をかけるほど手を抜いてはいけません。 ただ、ダメな部分があっても周りの目を気にしすぎないようにしましょうということです。
完璧主義者には、「とにかく完璧でなければいけない」という固定概念があります。 しかし、実際ロボットだってコンピューターだってバグるときはバグるし、人間なんてミスして当然の生き物です。 「誰にだってミスをすることはある」という事を念頭において、「ミスをしてはいけない」「完璧でなければいけない」という考え方を捨てましょう! 意外とこういった考え方ができない人って多いんです。 ちょとミスをして落ち込んでしまった時は、気のおける友人に話しを聞いてもらって励ましてもらうなど、早く立ちなおって前向きに考えるメンタルの強さを身につけたいですね。
完璧主義者って、「できたこと」よりも、「できなかったこと」に意識を持ってかれやすいです。 だから、自己肯定感がどんどん低くなっていって自分に自信がもてなくなってしまのです。 自分にとって「完璧」じゃなくても、できたことだってあるはずです。 できなかったことに目を向ける癖を治すためにも、寝る前に「できたこと」を思い出すトレーニングをしてみてください。 「できたこと」に目を向けていると、だんだんとポジティブな気持ちになってくるはずです! 「ま、いいか!」とまではいかなくても、何かできなかった時に「でも〜...はできたしね」とポジティブに捉えることができるのは非常に大切なことです。
完璧主義すぎると、どうしても一つのことに打ち込みすぎてしまいます。 そしてその一つを完璧にしようとしすぎて「今日は切り上げて飲みにでも行こうよ」と言われても「これ終わるまで帰れません」などと言ってしまい「ほんとに真面目でお硬い人だな...」なんて思われてしまいます。 一つのことに打ち込めるのもすごいことですが、余裕がなくならないよう程々にしておきましょう。 他のことをしたり他人との会話って、実は勉強になることも多く視野が広がるチャンスでもあります。 集中することは悪いことではないのですが、周りが見えなくなってしまうのはちょっと問題ありです^^; 少しずつ、視野を広げていくことで完璧主義すぎて自分の首を締めるということが少なくなっていくことでしょう。
完璧主義すぎる人は、自分の本当にやりたいことや好きなことをする時間を割いてまで仕事に時間を費やしたりしてしまいます。 仕事が一番!と思う気持ちは、悪いことではないのですが、やっぱりどこかで息抜きをしないとパンクしてしまいます。 ぴーんと張り詰めている気持ちを緩める時間は絶対に必要です。 自分が楽しいと感じられることを大切にしてみてください!気持ちに余裕がうまれて、「なんでこんなに完璧を目指していたんだろう?」と思えてくるかもしれません。
完璧主義の人の中には、他人にアドバイスをもらったり手助けをしてもらうことに対して「負けだ」といった感覚になってしまう人がいます。 とにかく自分の力で勝ちたいと思ってしまい周りからの意見やアドバイス、またはフォローするために差し伸べてくれた手まで拒否してしまうことがあるのです。 しかしそれでは、ストレスが溜まっていく一方です。 例え自分の意見や意思とは違うものであっても、まずは他人の意見やアドバイスにはしっかりと耳を傾けて聞き入れましょう。 そして相手からの優しさに対しては感謝をして受け入れること! 他人の意見やアドバイスを時に素直に聞き入れることができれば、「完璧にこなさなければ」と一人で抱え込むよりも、うんと気持ちが楽になります。
完璧主義の人には、なんでもかんでも自分で何とかできないとダメだと強く思っている人が多いです。 でも、それでは自分で自分の首を締めてしまいます。 筆者も昔はとにかく家事も仕事も育児もすべて一人でやらなければダメ!と思っていました。 主人が、家事を手伝ってくれようとしようとして「私の家事のやり方では不満だっていうの!?」と大激怒したことも。 でも、自分でなんでも完璧にやろうとしていることが、自分の首を締めているだけでなく、家族の空気を悪くしているんだということに気がついて以降、主人にも色々と家事を手伝ってもらっています。 完璧主義な人って、頑固で人の手を借りたがらない人も多いのですが、一度思い切って他人に任せられることは任せ、自分自身の負担を減らしてあげてほしいです。
完璧を求めることは、一概に悪いことであるとは言えません。 できることなら完璧なほうがいいでしょうし、完璧を求めて努力をすることができるのは素晴らしいことです。 しかし、完璧を他人にも求めてしまうと、それはお互いのストレスになってしまいます。 相手に「もっと完璧にやってよ」と言ったところで価値観が合わなければ絶対にやりません。 めんどくさいな、と思われてしまうだけです。 一人で勝手に完璧を求めるのであればいいですが、人にはそれぞれのやり方があるので、自分の価値観で他人に完璧を求めないほうが良いです。
完璧主義すぎると、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと予定をパンパンに詰め込んだりしてしまって時間と心に余裕がなくなってしまうことが多いです。 なので、完璧を求めるのも悪くないのですが、ストレスを溜め込みすぎてしまわないように息抜きをする時間を作るようにしましょう。 仕事から帰ってきたら仕事のことは考えずに趣味に没頭するとか、頭の中が仕事と切り替わるようなことがするのは大事です。 しっかり心も体も休めてパワーチャージすることで生産性が上がります。
完璧主義な人って、いつも何かに不満を抱いている事が多いです。 「もっとこうして欲しいのに、誰もそうしてくれない」とか、「こうしたいのにできない」とか、そういった不満が蓄積されてストレスを抱えてしまうのです。 今の自分や周りに満足できる人って、そもそも完璧であることを求めません。 だからノーストレス!! 不満を抱いてしまうのは仕方ないとしても、ストレスを溜めたままにしてしまうのはよくないので適度なストレス発散を心がけてほしいですね。 ストレス発散をする時間を定期的に作って、自分の心を楽にしてあげましょう。
完璧主義な人が、「これはこうしなければいけない」と思い込んで突っ走っているときって何を言っても他者の意見は耳に入らないことが多いです。 そもそも、何を言ったところで結局完璧主義な人が満足しなければ何もはじまりませんし、終わりが見えません。 なので、完璧主義な人が何かを熱心に取り掛かっているときは、口出しせずにある程度放っておく時間が必要でしょう。 完璧を求めすぎるあまりペースが遅くなってしまっていたり、期限内に作業が終わらなそうだという場合は、こまめに「◯日までに〜...までは終わらせておいてもらえるとありがたいです」など、声をかけておくと良いでしょう。
完璧主義な上司には、部下が適当なことをしていることが許せません。 なので、あれやこれや厳しく口出ししてくるでしょう。 とにかく、仕事をしっかりこなしましょう! 自分の思っている以上に丁寧に、求められている以上の成果を出せるように努力しましょう。 しっかりと仕事していれば、完璧主義な上司をイライラさせてめんどくさいことになるのを防げます。 結果的にその意識の高さが自分のスキルアップにも繋がるので、その努力は決して無駄にはなりません。 とにかくしっかり仕事をする姿勢を見せることが大切であると言えるでしょう。
完璧主義な上司って、とにかく高みを目指しているので求めているレベルが高いことが多いです。 「ほんとうはもっとこうしたい!」という気持ちが強いし、とにかく熱い。。。 「それは無理だと思います」など、弱音をはこうものならブチ切れられてしまうことでしょう。 完璧主義な上司が野望を語っているときは、否定をしてはいけません。 「自分も頑張ります」という前向きな姿勢を見せましょう!!!! 「〜をすればいいと思います」など前向きな意見を言うのも良いのですが、大抵は自分の考えや、やり方を持っているのでアドバイスや意見を言うよりは「はいはい」と話しを聞いてあげるのが◎
完璧主義な人は、とにかくストイックなので常に「これではダメだ・・・」と思っている状態が続いていることが多いです。 なので、こまめに「とってもいいですね」「すでに充分すぎるくらいですね」というように声をかけておくと良いでしょう。 そうすることで、「これでも充分なんだ」と思えるので、完璧主義な人の心に余裕ができるはず。 特に職場で1人でぐるぐるとあれはダメだ、これではダメだと思い悩ませていると作業ペースが遅くなって全体に支障をきたしてしまうことがあるので気にかけておくべきです。
完璧主義な人は、例えば大きなプロジェクトを任されていたりすると仕事に没頭するあまり食事や睡眠を疎かにしてしまうようなことがあります。 仕事に熱心になるのは良いことですが不健康な食生活を送っていたり、睡眠不足が続いてしまうと身体の調子も悪く気持ちの落ち込みも激しくなってしまいます。 できるだけ、健康的な食事をとるように一緒にいるときはきちんと食事をとってもらえるように、「昼食はとりましたか?」など声をかけるようにしましょう。 完璧主義な人は、家にいるときも仕事のことなどで頭が一杯で気が休まらないというタイプが多いです。 できれば退勤するときも「進捗状況に問題はないと思いますので、今日は仕事しないでゆっくり寝てくださいね」など声をかけることが望ましいです。
完璧主義の子供は、テストを受けたときに「100点満点をとらなければいけない」「100点でなければ意味がない」と思い込んでいます。 なので、100点が取れない自分を許すとができなくなってしまったりします。 大切なことは、「良い点を取ること」ではなく、「一生懸命勉強をすること」であるということを教えてあげましょう。 結果よりも努力をした過程が大切であるということを教えてあげるのです。 筆者も、学生時代母親に「70点でも50点でも、一生懸命勉強して全力を出した結果なら、それが自分にとっての100点だよ」と言われて救われたことがあります。 もちろん、その結果に満足するのではなく「できなかったところをできるようにする」という努力も大切です。 とにかく「結果」にこだわらず、努力をした過程とさらにその結果をどうこの先に繋げていくかが需要であるということを教えてあげる必要があるでしょう。
結果よりも過程が大事であることを教えることが大切だと上述しましたが、努力している過程で良いところをうんと褒めてあげることはとても重要です! 子供って、両親に褒められるとやっぱりすごく嬉しいんですよね。 結果だけじゃなく、頑張っている過程を褒めてあげることで自己肯定感にも繋がります。 例えば、テストで小さなケアレスミスで点数を落としてしまって悔しがっていた場合、「こんなミスするなんてさ〜」と頭から言ってしまうのではなく、「良い点とれたね、すごいね」とまずは褒めてあげましょう。 「でも惜しかったね、次は解答し終わった後にきちんと見直ししてみるといいかね」とアドバイスをしてあげます。 何か改善点があれば否定からするのではなく「こうしてみたら、もっと良いかも」とアドバイスしてあげましょう。
完璧主義な子供は、とにかく失敗をしてしまうことを「悪だ」と思っています。 例えば、おもらしをしてしまったことを酷く怒られたり、「どうしてできないの!?」と怒られてばかりいると、子供は「失敗すると怒られる」=「失敗はしてはいけないこと」と、認識してしまいます。 失敗をしてしまうことは、決して悪いことではありません。 「誰だって最初からなんでも完璧にできる人はいないんだ」ということを教えてあげましょう。 何か失敗をしまったら、「同じ失敗をしてしまわないように気をつければいい」また、「どうすれば良かったのか」を少しでも考えることができるように、サポートしてあげることが大切です。
大人でもそうですが、常に完璧であることを目指してしまっているぶん、完璧主義な子供はできなかったりした時は苛立ちやすいですし、ストレスも溜めてしまいやすいです。 大人ほど自分の感情を抑えるのも上手くないでしょうし、イライラを顕にしている時もあるでしょう。 そんな時は、できるだけ側にいてあげるといいですね。 気分転換に美味しいものを食べに出てもいいですし、公園など伸び伸びと遊べる場所に連れってあげるのも◎ 子供にとって親の存在はやっぱり安心できるものです。 イライラした気持ちを一緒に解消してあげれるといいですよね。 気持ちがリフレッシュできれば、また「頑張ろう!」と前向きになれるのは子供も同じことです。
自分で本を読める年齢であれば、伝記を読ませてあげるのもいいですね。 天才だといわれている「アインシュタイン」や、発明家の「エジソン」だって最初から完璧で、最初から天才だ!ともてはやされていたわけではありません。 偉人だって最初は不完全だったけれど、努力をしたことで結果を出しているということが、伝記を読めばわかるはずです。 失敗続きでも諦めないことや、そこから学ぶ姿勢が大切なのだという事が身に沁みてわかることでしょう。
秘書という仕事は、庶務を全て管理をしなくてはなりません。 スケジュールの調整や管理、また社内だけではなく社外の人と多く連絡を取り合わなくてはなりません。 それによって上司の仕事がスムーズに進むか、いい商談が出来るかどうかが関わってきます。 そのため真面目でいつでも完璧な人ではなければ出来る仕事ではありません。 時間や規則にルーズであったり、連絡をこまめに取れない人に続けられる仕事ではないのです。 上司のこと、そして社外など連絡を取る相手のことも考えられる真面目な人が秘書には最適です。身だしなみもしっかりと整えていなければならないし、細かい作業などもたくさんあります。 特に社長秘書ともなれば、海外出張の手続きや経費精算などもすることになります。 仕事に真剣に向き合い、誠実に対応をする完璧主義者に向いているのは言わずもがなですよね。
建築士の仕事は、法律に基づき建築物の設計をしたり施工の監理(設計図通りに施工が進んでいるかの管理等)をします。 建築現場で指揮を取ったり監督したりと、設計から完成まで常に上に立つ仕事です。 国家資格が必要な職種であり、まず真面目に資格の勉強をして合格しなければなりません。 建物を造ってほしいと言ってきた依頼主の建築物のイメージをまず設計しなくてはなりませんし、相手の願望と予算とのギャップを穴埋めしつつ、プロ目線でアイデアを出したりアドバイスをしたりしなくてはならず、「こんな感じ〜」といった適当な態度では信頼を失ってしまいますよね。 建築物の一つ一つを緻密に設計し、1ミリでもズレていたら造ることが出来ないので、まさに完璧主義者に向いている職業であると言えるでしょう。
医療関係の仕事は、人の命を預かる仕事です。 特に医師は診断においても手術においても、1つミスするだけで相手の命をも落としかねません。 なんとなくといった感覚で仕事をすることは許されないですよね。そのため、常に患者さんのことを考えられる責任感の強い完璧主義者に向いている職業となります。 真面目な人は医師になることを目標にすれば、大学と国家試験に合格するための勉強も時間を惜しまずにできます。適正さ、的確さがとても重要となるため完璧主義すぎるくらいの方が向いている職業であるといえるでしょう。 ドラマ、「ドクターX外科医・大門未知子」も「私、失敗しないので」が口癖のまさに完璧主義者ですよね。
薬剤師は、医師の診断によって発行される処方箋を基に患者さんが服薬する薬を選んだり飲み方の指導をする仕事です。 調剤する際にちょっとでも間違えれば患者さんの人体に影響をも及ぼしかねません。 とにかく正確性が求められる作業が多いため、適当な判断をしてしまう人にできる仕事ではありません。 完璧主義の人にぴったりの職業であると言えるでしょう。
公認会計士も、一切のミスを許されない仕事です。 お金が関わる仕事ですし、ましてや企業の会計内容を監査してコンサルティング業務を行うこともあります。もちろん法律により義務付けられている業務もあり企業にとってはとても重要なポジションになります。 お金なのでもちろん数字をたくさん扱います。 完璧主義で細かい作業が得意な方が向いている仕事でしょう。 また、企業の会計内容は企業秘密であり口外することは許されません。法律を破ることももちろん許されませんので、そういったルールを守れる真面目な人が適職となります。
ここ数十年間、わたしは何千もの人々に、貧困、人口、教育、エネルギーなど世界にまつわる数多くの質問をしてきた医学生、大学教授、科学者、企業の役員、ジャーナリスト、政治家―ほとんどみんなが間違えた。みんなが同じ勘違いをしている。本書は、事実に基づく世界の見方を教え、とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。
こんにちは、イケダハヤトです。
「完璧主義者」は誉め言葉、それとも嫌なレッテル?ハーバード大学医学大学院の臨床心理学者が、つい“がんばりすぎてしまう”完璧主義には「健全なもの」と「不健全なもの」があることを明らかにし、自分自身に対する理解を深めて不健全な習慣を変える方法を教授。
いかがでしたか? 「完璧主義者」について理解していただけがでしょうか。 完璧を求めることは、決して悪いことではありません。 物事を取り組むときは、できることなら完璧を目指したいものですよね。 しかし、極度に完璧主義だという場合は、精神疾患の場合の可能性もあるので、お医者さんに相談してみる必要があるかもしれません。 努力をすることは大切ですが、結果を求めすぎるあまり、自分の首を締めないようにしてくださいね。