「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」という言葉をご存知でしょうか。「悲しみに打ちひしがれる」「感動に打ちのめされる」などと使います。では、「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」とはどのような意味なのでしょうか。日常会話で使うことが少ないので、見聞きした覚えがある方は少ないかもしれません。普段そこまで多く使うことがない言葉でも意味を知っておけば、いざというときに使うことができます。そこで今回は「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」の使い分けについて解説していきます。違いを正しく知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「打ちひしがれる」・・・攻撃や衝撃によって、気持ちが傷ついて意欲が完全に無くなってしまう状態 「打ちのめされる」・・・攻撃や衝撃、または感動によってすっかり参る状態
「打ちひしがれる」はマイナスな言葉を伴って使いますが、「打ちのめされる」はマイナスな言葉もプラスな言葉も伴って使うことができます。
「打ちひしがれる」の意味は「精神的な攻撃や衝撃によって、気合いを完全に無くすこと」です。 苦痛やショックを受けたことが原因で、気持ちが傷ついて意欲がなくなってしまうことを表します。 「打ちひしがれる」は「打ちひしぐ」の受け身形になります。「打ちひしぐ」ではなく「打ちひしがれる」という形で用いることが多いです。 主に、「◯◯に打ちひしがれる」という形で用います。「打ちひしがれる」は「やる気をなくす」ということなので、「◯◯」には悲しみや苦痛などマイナスな言葉が当てはまります。 使い方としては、
などとなります。 「打ちひしがれる」の類語には、「絶望を味わう」「自信喪失する」「挫ける」「心が折れる」「へこたれる」「肩を落とす」「気落ちする」「嫌気が差す」などがあります。
例文
「打ちのめされる」の意味は、
です。 「打ちのめされる」は「打ちのめす」の受け身形です。「◯◯を打ちのめす」という形で用いることもあります。 主に、「◯◯に打ちのめされる」という形で用います。 「打ちのめされる」は「すっかり参る」ということなので、「悲しみに打ちのめされる」とマイナスな言葉を伴って使うこともあれば、「美味しさに打ちのめされる」とプラスな言葉を伴って使うこともできます。 言い回しとしては、
などとなります。 「打ちのめされる」の類語には、「ノックアウトされる」「打ち負かされる」「袋叩きに合う」「無気力に陥る」「しょげる」「挫折感を味わう」「塞ぎ込む」などがあります。
例文
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