「随意」と「任意」という言葉をご存知でしょうか。「どうぞご随意に」「任意同行を求める」などと使います。では、「随意」と「任意」はどのような意味なのでしょうか。「随意」「任意」は日常会話で使うこともあるので、見聞きした覚えがあるという方も多いかもしれません。「随意」「任意」は同じように使うため、あまり区別して使っていないことが多いと思います。「随意」と「任意」はどのように使い分ければ良いのでしょうか。そこで今回は「随意」と「任意」の使い分けについて解説していきます。違いを正しく知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「随意」・・・制限や抑制を無くして、その人の思いのままにすること 「任意」・・・ルールや定めを設けずに、その人の思いのままにすること
「随意」と「任意」はほぼ同じ意味です。 同じように使うことができますが、「随意」よりも「任意」の方が一般的に使われています。
「随意」は<ずいい>と読みます。 「随」は音読みで「ズイ」、訓読みで「したがう・まま・まにまに」と読みます。 「随」は「物事がだんだんと変化していくことに任せること」を意味します。 「意」は音読みで「イ」、訓読みで「こころ・おもい・おもう」と読みます。 「意」は「心の中で考えていること、おもい」を意味します。 「随意」の意味は「制限や支配を受けずに、自分の思いのままであるさま」です。 「随意」はその人に任せる、自由にして良いということを表す場合に使います。 例えば、「どうぞご随意に」「ご随意にどうぞ」と言います。これは、行いを相手に任せることを表します。「どうぞご随意にお休みください」だったら「好きな時間にお休みください」という意味になります。 使い方としては、
などとなります。
例文
「任意」は<にんい>と読みます。 「任」は音読みで「ニン・ジン」、訓読みで「まかせる・まかす」と読みます。 「任」は「自由であること、委ねること」を意味します。 「意」は音読みで「イ」、訓読みで「こころ・おもい・おもう」と読みます。 「意」は「心の中で考えていること、おもい」を意味します。 「任意」の意味は「その人の心のままに任せること、自由にさせること」です。 「任意」はルールや決まりなどによるのではなく、その人の自由にして良いということを表す場合に使います。 例えば、「参加は任意となります」だったら「参加しても、参加しなくても、どちらでも良い」という意味になります。 使い方としては、
などとなります。 また、「任意」は数学用語としても用いられていて、数学・論理学においては「無作為に選ばせること」を意味します。
例文
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